N川です。今期は自分のpartyを持つことができました。part1は台高山脈。去年F間さんのPW明神平が流れてしまったこともありここにしましたが,結果Escape下山となってしまいました。1回生とは初めての泊まり山行であり,CLとしても学びの多い山行でした。
メンバー:N川(CL/医療/記録),Y田(SL/気象),SKK(食当),M口,K村
ドライバー:H田
行程
[Day1] 行動時間5:29
6:03 薊岳登山口 入山
6:59-7:05 レスト@標高721m地点
8:19-8:30 レスト@大鏡池
9:54-10:00 レスト@薊岳の少し後
11:32 明神平
[Day2] 行動時間1:39
4:54 明神平発
6:33 大股林道終点 下山
21:00 box集合
直前にK蔵とS木が来れなくなってしまい5人での入山となってしまった。レンタカーを借りてboxへ行くと他party+麻雀で人が溢れていたが,装備セットをK蔵が持って帰っていたことがわかり,N川とSKKで高槻まで行くことにした。車2台で良かった。
22:00頃 box出発
H田,Y田,M口,K村には先に出発してもらい,CLとSKKはSKKがルネから帰ってきたタイミングで出発した。高槻まで1hくらい運転してK蔵から装備セットを受け取った。調子悪いのに家からそこそこある高槻駅まで出て来てくれたらしい。
その後ラ・ムー寝屋川店で行動食,飲用水と車の中で食べるポテチなどを購入し,いざ入山地点へ。
先に行っていたY田から1:30頃到着したという連絡があった。CLとSKKも2:30頃入山地点付近に到着したが,うまく合流できず。入山地点を過ぎてどんどん上まで上っていき,大股林道終点まで行って引き返したところでY田たちと遭遇。先にどこで合流するかしっかり決めておけばよかった。合流した後は薊岳登山口まで戻り,道路沿いのスペースに駐車して車中泊した。合流した頃から強くはないものの雨が降り出しており,先行きが不安であった。
明神平の駐車場問題だが,北から大股林道終点,七滝八壺付近にあり,薊岳登山口付近に駐車場はなかった。大股林道終点は10台程度が置ける場所であり,そこまでの道もきちんと整備されていてワンボックスでも進入可能。七滝八壺付近は私有地であり現金またはPayPayで1000円支払うよう書かれていた。スペースは十分であった。
5:00 起床,車の移動開始
起床すると雨は止んでいた。CLはここ数日寝不足であったので車中泊でありながらかなり爆睡した。荷物を降ろしてCLとH田さんで大股林道終点へ車を置きに行った。
6:04 入山
戻ってきて支度を終え,入山。オーダーはY田→K村→SKK→M口→CLとした。
入山後は特別しんどい登りでもなかった上にY田のペースもいい感じだったので,順調に進んでいた。だがある時CLが指にヒルを発見し,そこからヒルとの戦いが始まった。SKKは地図を取り出したらヒルが付いていたようだ。持ち物に虫よけスプレーを入れていたものの入念に付けていたものはおらず,虫除けの重要性を実感。
6:59-7:05 レスト@標高721m地点
1時間くらい経ってきたのでレストを取った。相変わらずヒルが出ていたので手短に済まし,進むこととした。
8:19-8:30 レスト@大鏡池
大鏡池は地図上では確かに存在するはずなのに霧で全然見えなかった。大鏡池は途中の看板に依れば「だいきょういけ」と読むらしい。先ほどまで戦っていたヒルは稜線に出る前くらいから見かけなくなっていた。
ところで,大鏡池までの間にCLの前を歩くM口がやたらと猫背で歩いていたので,一旦止まってザックを確認してみた。肩の紐などをしっかりと締めたところ多少改善したものの,まだ違和感があるようだった。結局大鏡池でザックを開けてみたら,ザックの背骨が上に飛び出していたようだった。弱いとはいえ雨が降っているし一旦はそのまま進み,テントの中で直すこととした。
8:19-8:30 レスト@薊岳の少し後
薊岳周辺の岩場を通過したあたりでレストを取った。薊岳で取ろうかと考えていたが,十分な広い場所がなかった上に風が強かったためである。
風雨については,大鏡池の時点では風雨はまだ大丈夫そうだったが,少し歩き出すと風が強まってきたため全員セパ上を着用した。樹林帯の中を歩いていたものの,風がところにより強い状況だった。
また薊岳手前は思った以上に痩せていて,ところどころに岩もあった。雨で濡れていたので嫌な感じだった。ヘルメットは今回持っていかなかったが,実際に行ってみた上で,あっても良いが絶対必要というわけではないと感じた。落石による危険は少ない上に,岩場も小規模で難易度が高くないためである。ここで少しCTが押してしまったが,安全に通過できたので問題なし。1点,登山道にあるロープは基本的に信用しない,ということは覚えておいてほしい。
11:32 明神平
CS地点の明神平に到着。時間的にはCT+0:10くらいで良いペースだったと思われる。メンバーも疲れた様子ではなかった。
前山手前で電波が繋がったため,とりあえず天気予報をチェックするとともに,ドライバーのH田さんに連絡した。入山前より風速が強くなっており,心配された。この場所は風がかなり強く,明神平でもこの状況でああったらテントを張って寝るのすら危険かと思われたが,とりあえず明神平まで行くのは確定なので,その上で①即撤退,②帰ることのできる時間まで粘る,③テント泊する,の3択にすることを決めた。
結果,明神平まで行くと風は大丈夫そうだった。ここも電波が繋がった(docomo1~2本,au1~2,SoftBank0~1)ので天気予報を確認すると,やはり風は強いものの15:00頃がピークで明日の朝はそれ以下であったため,テントを張ったうえで15:00頃に再判断することにした。
明神平は広々としたテン場でだった。晴れていたら随分気持ちが良さそう。1組テントを張っている人々がいたが,いつの間にかいなくなっていた。
今回のテントは新品のV6。CLがじゃんけんで勝ち取った。立てやすいし浸水の気配すらなく最高だった。広々とはしているものの,ザックを入れたらやはり5人が限界と思われる。
撤退判断についてだが,結局15:00頃になっても大丈夫そうで,最大でこのくらいなのであれば明日の朝も行動できそうだと判断し,泊まっていくこととした。そこで米の水を確保するために東側の水場に行った。テント場から徒歩3分くらいのところで,パイプがあるものの水自体は沢の水だった。今回は飲用水は皆足りているようだったので米を炊くための水だけ汲んだ。
天気図はラジオの周波数の設定に手間取り最初の方を聞き逃したようだった。日本付近に低気圧があることは確かで,まあ天気は良くないよねという感じ。
夕食は下界のタレを使った生姜焼き。ちょっと高級な国産豚を買ってきたそうで,とても美味しかった。米もSKKとCLの共同作業によりかなり美味しく炊けた。人数が減った都合で生姜焼きは700g,米も6合ほどあったが,問題なく食べられた。次回からも米は人数+1合で良さそう。また高校で山をやっていたM口によると,炊事の際に個人の食器にラップを巻いて,トイレットペーパーで拭く手間を省いていたらしい。ゴミが減らせて良さそうなので,今後採用したい。
夕食後はSKKが持ってきてくれたマシュマロを焼いて食べた。就寝時間は20:00としたが,早い者では19:15くらいから寝ていたと思われる。翌朝の起床は4:00とした。出発は,ルーファイが難しそうなのでヘッドライトを着けての行動はあまりしたくなく,明るくなってから行動しようということにした。
4:00 起床
みんなすんなり起きられた。シュラフを片付けた後各自テント内でパンを食べた。食べ終わってザックに荷物を詰め終わった者から近くの東屋に荷物を置き,テントを片付けた。みんなテキパキ動いてくれて,なんと4:50には出発準備が整っていた。めっちゃ早い。
肝心の撤退判断だが,風が昨日よりも強くてガスもひどく,このまま進んでいくことがためらわれた為Escape1から撤退することにした。CLは夜1:00頃目覚めたとき風があまりに強くてこれは撤退かな~と思っていた。
ドライバーのH田さんに連絡すると,朝5:00というのに瞬間で返信を返してくれ,すぐに向かってくれるとのこと。H田さんの方が到着が遅い可能性もあったが,車が1台置いてあって全員待機することができるため,大股林道終点で合流することとした。
4:54 明神平発
進みたかった気持ちを抑えて下山開始。オーダーはDay1と同じにした。大股林道終点へのEscapeは沢沿いで,少し進むと風はあまり強くなくなった。また,明神平から10分弱のところに水場があった。雨だったこともあってか水量は十分であり,こちらは地下からの水で直接飲めた。冷たくて美味しかった。
6:33 大股林道終点 下山
1時間半ほどで大股林道終点に到着。ドライバーのH田さんと丁度同じタイミングで到着した。
Escape1には渡渉地点が何ヶ所かあった。沢の水量はそれほど多くなく,どれも難易度はそこまで高くなかった。1ヶ所,M口が誤って足を滑らせ,水にドボンした箇所があった。セパ下の中まで水が入っていたとのことで,あと30分くらいで到着しそうだったものの念のため着替えさせた。
下山後
朝8:00から営業していた橿原ぽかぽか温泉で風呂を済ませ,はま寿司で昼食をとった。帰りは高速を使う予定だったが時間に余裕ができたので下道で帰った。
お疲れ様でした!天気が悪く十分には楽しめなかったかもしれませんが,学びの多い山行にはなったと思います。Part2はしっかり晴れたときに行けると良いなと思います。
Y田:ペースは歩きやすかったし,特に後半は読図も頑張ってたと思います。CL錬成のことも考えると撤退判断とかのときにY田の意見をもっと聞くべきだったなと反省しました。
SKK:安定感があり,心強いです。来期こそSLをやるべき。天気図を描け。
M口:経験者ということもあり全体的にいい感じですね。車校の勉強も頑張ってください。
K村:最初からこんな山行になってしまって申し訳ない。Part2以降はしっかり山の楽しさを味わいましょう。体力とか行動面は問題なさそうですね。
H田さん:ドライバーありがとうございました。Escapeなどにも迅速に対応していただき助かりました。