こんにちわぁFRUITS ZIPPER伝説の8人目ことF澤です。嘘です。我々は合宿として4泊5日の丹沢縦走に挑戦しました。悔いの残る終わりとなってしまいましたが、よい経験になった山行でした。
日程:2025年3月23日(日)~24日(月)
メンバー:FSW(CL/医療/記録/食当)、NGW(SL/気象)、SKK(装補)、OZK(食当)、YMD(装備)
今回の合宿は神奈川県の大山~山梨県の山中湖まで、4泊5日で丹沢を大縦走するという計画でした。実際は1日目にメンバーが負傷し、2日目朝にEscape1にてヤビツ峠に下山、撤退しました。概念図は以下↓
春休みなのでみんな実家や京都や他サークルの合宿からそれぞれ合流。CLはYMDと一緒に新宿行きの高速バスで京都を発った。府大の同級生に遭遇し、何をしているのかと聞くと社会人の彼氏を見送りに来たと言っており、CLは発狂しそうであった。
人生初東京上陸のYMDと新宿駅前の横断歩道ダッシュをし、飛び乗った小田急線でOZK、SKKと合流した。小田急伊勢原駅に到着後、実家から来たNGWとも無事に合流し、みんなで大山ケーブル行きのバスに乗車。NGWは人生初の神奈中バスに興奮を抑えきれない様子だった。
行動時間4h58m(うちレスト1h16m) ↑953m ↓625m →6.6㎞
8:28 大山ケーブルバス停 入山
9:36 阿夫利神社駅
11:04 大山
12:44 ヤビツ峠バス停
13:26 青山荘 CS1
8:28 大山ケーブルバス停 入山
バスを降りた後は適当に準備をして入山。最初は売店のなかを歩いて登っていく。なんかワクワク。道に描かれている駒の数を数えろとか書いてあったけどふつうにきつくてそんなのむり。
トレーニングを怠っていたCLは早々にメンズから遅れ始めた。神社特有の石階段が急で、しかも延々と続くので、きつかった。しかもなんかめっちゃ暑い。途中で荷物を1回生に持ってもらった。かたじけない。かたじけないどす。。。
9:25~9:35 R
大山はさすが人気の山で、人がごった返していた。北アルプスなんかよりぜんぜん人が多い。道行く登山者に、
「すごい荷物!どこまで行くの?」とか「どこの学校?」とかもう3分に一度くらいのペースで聞かれ、そのたびに「4泊5日で、山中湖まで行きます」「京都大学です」と答え、そのたびに「すご~~~い!!!」と言われまくり、メンバー一同とても気持ちよくなっていた。この日の大山では我々が最もムキムキだったであろう。
階段でのろのろになったCLは先頭のSLにオーダーを代わってもらった。その後は階段も終わりCT巻きのペースで安定して歩けた。
10:17~10:27 R
人がわらわらいる登山道で何とか場所を見つけてレスト。CLの行動食が多すぎるという話になった。え~ん食べるの好きなんだもん。。。レスト中も周りからの「なんだその荷物の量」という視線が我々に集まっており、なんか気があまり休まらなかった。途中、富士山が見えてhappyであった。
あそこまで歩く!次は…
11:08~11:30 大山
大山山頂に着。だいせんじゃなくて、おおやま。ものすごい人、人、人。お天気もよくてぽかぽか。ちょっと暑いけど。CLは漫画「山を渡る」で大山を知ってからずっと来てみたかったので、来れて嬉しかった。長めにレストを取り、山頂の売店に寄った。いろいろ売っていていいね。たいして標高高くないのに売店がアルプス価格
たこちんぽい
Z藤さんの形見だから。。。🐼
11:46~12:00 事件発生
大山山頂を出発。大山ケーブルとヤビツ峠の分岐を過ぎてからそれなりに急な下りで、雪が融けて道がぬかるんでいるところも多かった。下り始めてすぐ、OZKが突然足をがっつりひねってしまった。瞬間、頭に撤退の二文字が浮かんだが、まずは医療箱を取り出す。しかし、また問題発生。足首を固めるのには非伸縮性のテーピングがよいのだが、医療箱には伸縮性のテーピングしか入っていない。しかも、レジュメと医療ハンドブックには捻挫したときのテーピング方法がきちんと記載されておらず、CLは何もできずだった。OZKが個人で簡易的な医療箱を持ってきていてその中になんと非伸縮性のテーピングを持っていたこと、自分のスマホに入れていたテーピング方法を見ながら自分でテーピングができたことでなんとかなった。一同、医療箱の重要性を再確認するとともに、捻挫は山の怪我の中でも起こりやすいものなので、テーピングのしかたはレジュメ等に記載したほうがよいと話し合った。この出来事に関してはOZKが自分自身で応急処置ができたのでよかったが、CLをはじめとした他メンバーがなにもできなかったのは問題があった。申し訳ない。テーピング後、痛みはなく歩くことはできるとOZKが言ったので、CS1までCTがあと1時間ちょっとだったこともあり、CLがツェルトを張る用に持ってきていたストックを貸してなんとか歩いてもらうことにした。少しペースを落として慎重に下る。
12:44~12:54 ヤビツ峠 R
なんとかヤビツ峠着。売店があった。チャリに乗っている人も多い。いいね~。このままバスに乗って駅に帰ることもできたが、とりあえずこの日は様子見のためあと30分ほど歩いてCS1を目指す。ヤビツ峠からは雰囲気が一変し、静かな枯れ沢沿いを歩く。少々荒れていて、人の気配もなくなんかちょっと物騒。沢の右岸と左岸を行ったり来たりして面倒な道だった。
ゴミ多し倒木多し
13:26 青山荘 CS1
無事にCS1に到着。ヤビツ峠からはペースがだいぶ落ちていたが、なんとかOZKも歩き切った。青山荘に着くと男の人が宿泊予定の建物に案内してくれた。泊まらせていただくのは林間学校とかで使うような感じの宿舎。広いし、お布団もトイレも水道もあってQOL高し。携帯はauのみ入る。案内してくれた男性は管理人さんかと思っていたのに、管理人さんに留守番を頼まれた常連客らしい。まじか。管理人さんは所用で外出していて16~18時に帰ってきて挨拶をしにくると言われた。16時から天気図&炊事を始める予定だったが、天気図を書いている途中に管理人さんが帰ってきたら挨拶ができない&宿舎のなかでガスが使えなさそうだったため、管理人さんが帰ってくるまでごろごろすることにした。実はこの日はSKKの誕生日だったため、CLが持ってきたカップケーキにろうそくを刺して誕生日ケーキとした。なんかしょぼくてごめん。勝手にろうそく吹き消さないでーーー!!!
ほんとにこんなんでええんか
17:30ごろ 炊事開始~おふろ♬
昼寝したり夕飯の野菜を切ったりして管理人さんを待っていたが、結局管理人さんが到着したのは17時半ころだった。丹沢らしからぬちょっとギャルめのおねえさんが、手作りらしきあんぱんを持って挨拶に来てくださった。案の定、建物の中での火気使用はだめだということで、じゃあ外でガス使ってもいいですか~と聞いてみたところ、管理人さんが焚火をしたいので一緒にやろうと声をかけてくださった。まじ~!!!
みんなで焚火の準備&鍋の準備をし、いい感じにキムチ鍋も米も完成。ご飯はチーズも入れてキムチリゾットにした。おいしかた~~~。
夕飯の片付けをしている間に管理人さんがお風呂を沸かしてくださった(そう、今回の宿は風呂付き!!!)。言葉でうまく表現できないが、あきらかに水の質がよいとわかるお風呂で、短時間でとてもあたたまった。まじ名水。また入りに来たい。YMDは今回も当然のごとく風呂に入らず、みんなより一足先にシュラフにくるまっていた。山行中に風呂に入ることは彼のポリスィ~に反するらしい。まじで?ほんとによかったんか?
快適すぎう
たのしいね
げ き う ま
21:00ごろ 就寝
お風呂に入ってさっぱりしたところで、OZKの足の様子と2日目以降の行程について話し合った。本人は足の痛みはないと言っていたものの、触ってみるとがっつり腫れていたので、あと4日歩けるとは到底思えなかった。話し合いの結果、
・明日の朝、OZKの足が今晩より腫れている、もしくは痛みがあれば撤退する
・腫れがこれ以上ひどくなっておらず痛みもなければ、二ノ塔までR込みで2時間半のタイムリミット(CTは2時間)を設定して歩く。タイムオーバーしたり途中で痛みが出た場合は、ヤビツ峠に引き返す。蛭ヶ岳山荘まで行けた場合はまた判断
と決め、少し遅くなってしまったが4時起床5時発に決め就寝した。
4:00 起床 撤退決定即二度寝
7:30 二度寝から起床
8:20 青山荘 CS1 発
9:10 ヤビツ峠バス停 下山
4:00 起床
とりあえず4時に起床。 起きてすぐにOZKの足の様子を確認すると、前日の夜より明らかに腫れているため、悔しいながら撤退を決めた。 痛みはないが熱いらしい。いやそれ痛いやんけ。くるぶしの骨がわからないくらいに腫れていて、あと4日はとても歩けなそうだった。 ヤビツ峠からのバスの始発が9時半でまだまだ時間があったので、OZKの足を水で冷やして全員潔く二度寝した。
7:30 起床②
ぐだぐだ支度をしようとCLが起きだしたところみんな起きたので、小屋の外で朝食のおうどんをあっためるなりした。 OZKの荷物が軽くなるように荷物を分配。 前日に管理人さんがゴミは置いていっていいよ~とおっしゃっていた(神)ので、ありがたくゴミはまとめて置いていかせてもらった。
8:20 青山荘 CS1 発
楽しかった青山荘に別れを告げ、道路をてくてく歩く。 歩くことはできるとのことだったので、OZKには再びCLのストックを貸してなんとか歩いてもらった。 不法投棄されていた大量の雑誌がエロ本なのかどうかなど話していたらヤビツ峠に到着。
9:10 ヤビツ峠 下山
ヤビツ峠にはこの日も人がたくさん。 みんないまから入山するのかな。 21分発のバスに乗って秦野駅に向かう。 バス所有界隈の方はこのときもバスの写真撮影を怠っていなかった。 さすが。 ここまで何度かCS2予定であった蛭ヶ岳山荘に宿泊キャンセルの電話をかけていたが繋がらなかったので、バスに乗車後メールでキャンセルの旨を連絡した。
秦野駅に到着後は温泉に行き、ココスで打ち上げをした。ファミレスで打ち上げってちょっと地味かもだけど、人生初ココス勢が3人もいたのでまあいいか。人生初ココス勢のひとりであるOZKの包み焼きハンバーグの包みをCLが間違ってOPENしてしまって申し訳なかった。その後は秦野駅で解散し、みんなそれぞれ帰途についた。F澤partyもこれにて終了。
かわいい
うみだね~~~
part1からアイゼン講習まで順調だった我がparty、最後は悔いの残る終わりになってしまいましたが、これはこれで学びのある山行になったかと思います。CLは今回、あまりCLらしい行動ができていなかったことを後悔していますが、それは1回生が成長したからでもあるのかな~。これでpartyが終わってしまうのはさみしいですが、1回生ズには4月からぜひ先輩として頑張ってもらいたいものです。がんばれ🥰
以下、メンバーの感想とCLのおことば↓
NGW…最後まで行かなかったのは残念でしたが、安全を考えて撤退できたのは良かったと思います。SLとしての半年間をF澤partyで過ごせて良かったです!
→ついにFSWから解放ですね、おめでとう。行動がてきぱきしていてとても頼りになる後輩でした、ありがとう。来期はCL存分に楽しんでください。
SKK…今回の撤退で医療に対する知識や怪我への対処法についての甘さを感じました。丹沢はまたいつかリベンジしたいです。
→NGWと同様、とりぱに引き続き1年間ありがとうございました。後期はCLと意見が食い違うこともありましたが、自己主張がしっかりできるのは君のいいところです。最後に言いたいことがあるとすれば、山でも下界でも米を炊け。です。
OZK…僕が捻挫したことで撤退となってしまい、非常に残念かつパーティーメンバーに申し訳なく思います。いつかリベンジしたいです…!
→足を痛めてから下山まで少々無理を強いてしまったかと思いますが、弱音も吐かず最後までよく頑張りました。partyが始まってからのOZKの成長速度には目を見張るものがありました。この悔しさをバネに来年度も成長してくれることを期待しています!
YMD…途中で撤退するというのは、自分がワンゲルに入ってから初めてのことだったのでいい経験になったと思います。あと、最後までこのpartyは賑やかで楽しかったです。
→なんだかんだ体力があり時間を意識した行動もできていて、よく適応してるなあと思いました。来年度からは読図と天気図にも力を入れて、後輩を指導できる先輩になってください☆彡
NOI…実はpartyメンバー。来年は山に行け