Merhaba~~、TSです。HOTpartyは屋久島に2泊3日で行ってきました。
天候のため撤退という結果になりましたが、これも屋久島ということで楽しい山行/旅行だったと思います。
メンバー:TS(CL)、S井(SL)、WN(食当)、Nか(装備)、S原、O橋
行程
Day1(3/18)
08:55 入山
09:45 5分レスト
10:25 辻峠
11:45 楠川別れ
12:50 大株歩道入口
14:40 縄文杉
15:00 高塚小屋
Day2 (3/19)
08:00 高塚小屋
09:15 新高塚小屋
10:25 第一展望台
11:00 新高塚小屋
12:50 高塚小屋
Day3 (3/20)
04:50 高塚小屋
06:15 ウィルソン株
06:50 大株歩道入口
07:50 楠川別れ
08:40 辻峠
09:00 太鼓岩
09:20 辻峠
10:45 白谷雲水峡
Day0
毎年のように谷山港に集合。全員同じバスで鹿児島中央駅から谷山港へ。今回ペミはH田さんにやっていただき、中央駅で受け渡し。とっても有難い。無事集合したものの、はいびすかすは「条件付き運航」ですと。何ですかそれは。。どうやら、海の状況によっては引き返したり途中までの運航となり屋久島まで行くかは不透明ですよとのこと。幸い何事もなく我々を屋久島まで運んでくれましたが、危ない危ない。また、乗船券購入時に約2名ほど学割証がないと。レジュメには学生証でいいと書いてあったそう。本当に申し訳ない。学割には学割証明証が必要です。ハプニングはそれぐらいで、人が多い中でも場所をしっかり確保し、睡眠。
Day1
7時に屋久島上陸。天気はパッと見悪くなさそうだった。コインロッカーに荷物を預け、バス乗車。乗っている人が少なく、一抹の不安を覚える。白谷雲水峡で入山届を提出し、9時に入山。
良い?
08:55 入山
もどってきたな~とか思いながら、苔むす森を歩く。辻峠付近から、雨でも雪でもない、雹か霰かが降ってきた。今後の天候を踏まえて最後の展望になるかもしれないと、太鼓岩に登る。
いつもの
太鼓岩
11:45 楠川別れ
線路道が出現し、天気がわずかに好転したので休憩を長めにとった。
12:50 大株歩道入口
休憩。ここで、すでに怪しそうな雰囲気が漂っていた。進んでいくと木道には雪がうっすら積もりはじめ、大王杉や縄文杉は一目見ただけで次に進み、高塚小屋に駆け込む。
高塚小屋
15:00 高塚小屋
既に淀川小屋までいく選択肢はほぼないと考えていたため、体力・時間的には余裕があったが、新高塚小屋までは進まず高塚小屋で1泊する判断を下した。縄文杉付近で電波が入る場所があり、再度翌日の天候を確認するもしっかり悪かったので屋久島縦走を諦め、ピストンで宮之浦岳を目指すことに。
高塚小屋は3階建てで、2階には先客がいたので、1階を陣取り晩御飯・天気図とした。ビーフシチューは非常にうまかった。小さい方の鍋での6合は無謀だったのか縁部分の米は固く、可食部を一旦食べ再度炊くことで対応した。団欒中、ちゅー。突然ヤツらは姿を現した。人を恐れる様子もなかったので、怖いということで3階へ移動し、食べ物はしっかり吊るし、就寝。
ビーフシチュー
Day2
06:30 高塚小屋
淀川小屋までの縦走は既に諦めていたため、余裕をもって起床。寒すぎて寝れなかった人が多数いた。朝食は食パン・ジャムとスープ。CLはコンタクト等が見つからず、もにょもにょしていると、メンバーは素早く支度を終えていた。後にO橋のパンがヤツに食い破られていることが判明する。
08:00 出発
歩き始めはまだ雪は降っておらず、稜線での轟音におびえながら、歩いた。まだ木道も多くペースも順調だった。
09:15 新高塚小屋
先客おらず、ここで荷物をデポし、ピストン装備とした。またアイゼンの装着もここで行った。新高塚小屋からは難しい道もあったが、トレースもありアイゼン講習を乗り越えたメンバーには余裕が伺えた。途中から雪が降り始め、慎重に進んだ。
10:25 第一展望台
とりあえず、休めそうな場所に到着したので、軽く休憩。展望なし。雪も次第に深い箇所が出てきてトレースも途中でなくなっていたので、引き返す判断をした。展望も期待できず、いつ天候が悪化するか分からないため、これ以上進むモチベーションよりも不安の方が勝った。
11:00 新高塚小屋
歩いてきた道を引き返した。特に問題はなかった。新高塚小屋到着後、暇で一番長い氷柱を持ってきた人の勝ち大会がO橋によって開催された。時間も余ったので帰りのバスの時間を考え、更に高塚小屋に引き返し泊地とすることにした。
12:50 高塚小屋
到着が早かったこともあり、小屋には誰もいなかった。我々は3階を陣取り前日の反省を生かし、小屋内に4テンを張った。誰からともなく、荷物をテント外に全て出して6人で寝ればさらに温かいだろうということで、以下写真のように寝ることが決定した。実際暖かかった。
O橋がトランプとコーヒーを持ってきていたので、以降ティータイム。メンバーが持ち寄った各地のお土産とH田さんに頂いた軽羹でかなり華やかな茶会となった。
夕飯は青椒肉絲。作っていると、他大学のワンゲル?の10人程度のパーティがやってきた。既に小屋には自分たち含めて複数人おり、全員が小屋に入れる状況ではなかった。到着を早めにするなど余裕のある山行計画が求められると感じた。我々が占有していた3階も定員は5人程度であったが、体育座りであれば2人分の場所は確保できると伝えた。
夕飯のご飯は相変わらず炊けていなかった。しかし、ペミのおかげか青椒肉絲は非常に美味しかった。ペミが少し多めにされたようだった。食料・ゴミを吊るし、就寝。
ここからが問題だった。ガサガサという音で目が覚めた。明らかに何者かに食料が漁られている音だった。非常に不快でO橋を呼び起こし、対応してもらう。しかし、Nか・O橋がテントを飛び出した段階で物音がしなくなり静けさが戻った。メンバーには物音の正体が分かっていた。が、他の登山客の睡眠の邪魔をするのは気が引けるのと、眠いのとでまた寝袋に入った。しばらくすると、また音がするようになった。心地よい寝袋の中であっても眠れなくなっていた。ついに、気持ち悪さと怒りがこみ上げてきたと後日語ったWNさんが立ち上がる。今度は静かにテントから出て物音のするビニール袋を叩いた。すると、アイツが素早く紐をつたって逃げていくのが見えた。いくつかの袋には糞がポツポツと確認できた。流石にということで、暗闇の中ビニール袋をより安全であろう場所に吊るし、空いていた袋の口を締めた。その結果、ようやく安眠に辿り着いた。(ビニール袋を避難させた後も音がすることもあったが、中のものを漁られている音はしなかった。)
Day3
04:50 高塚小屋
バスに間に合うために4時起き、5時出発を目指す。朝ご飯はフォー。うまかった。無心ですする。アイゼンを付け、予定より10分早く出発。
06:15 ウィルソン株
暗い中を慎重に進んだ。木道に降った前日の雪が凍っていた。ウィルソン株手前で明るくなってきた。ウィルソン株で長めに休憩し、アイゼンも外した。
06:50 大株歩道入口
ひたすら下っていき、ここでWNさんの荷物を他のメンバーに分配した。
07:50 楠川別れ
木道を滑りながら爆速で進む。縄文杉を目指して登ってくる人ともすれ違い始める。
08:40 辻峠
物凄いスピードで下りたので、少し余裕ができて展望を求めて再び太鼓岩に登る。前回より良くなってたかな。
10:45 白谷雲水峡
すごく多くの人とすれ違う。色んな人が登っていて富士山を思い出した。流石世界遺産。バスにはギリギリ間に合った。
その後
バスに間に合ったので、平中海中温泉に行けることが決定した。各々、観光協会で昼食に飛魚ラーメンなんかを食べ、海中温泉などに行き、ワンゲルではお馴染みとなっている「樹」で夕飯を食べ、それぞれ宿に戻った。海中温泉は下山後の疲れを流す温泉とではなかったが、中々経験することのない体験ができ非常に面白かった。
翌朝フェリー乗り場では、Tザワpartyと遭遇した。山の情報交換をするなど和やかな時間を過ごし、1人飛行機で帰ったO橋にも別れを告げる形ではいびすかすに乗船。行きほどは混んでおらず十分な場所を確保することができた。
谷山港に着くと、H田さん達が運転するT田カーがやってきた。荷物を中央駅、はたまた京都まで運んでくれるという。なんと有難い。partyメンバー5人と4回生3人、ザック5つを積んだ車は、まさにワンゲルタクシー鹿児島出張版だった。積載オーバーだったような気もするが。
以下に屋久島後に敢行した鹿児島観光の全容を示す。4回生の送迎でレンタカーを拾い、温泉→焼肉→コインランドリー→車中泊でその日は終わった。他のメンバーは桜島などを堪能した模様。
翌日は開聞岳を登り、砂風呂に入り、ホテルに泊まった。その次の日は長崎鼻に寄り、枕崎でカツオを食べ鹿児島市内に戻ってきた。ここで、CLは重課金し京都に帰った。他二人は仙厳園に行くとのことだった。
後ろに開聞岳
ざっぱ~ん
山の比重は小さくなってしまいましたが、楽しい思い出に残る屋久島でした。晴れの宮之浦岳にいつかは行ってみたいですね。
S井:後ろのメンバー確認もし、歩行技術も上がったように感じます。来期CL?頑張ってください。
WN:確実に体力がついているのを感じました。食当はどれも非常に美味しかったです。ネズミ有難うございました。
Nか:山行中地図をしっかり確認していて、とてもよかったです。
S原:1番重かったけど、しっかり歩けていました。滑らないように気を付けましょう。
O橋:忙しい中参加してくれてありがとう。色々助かりました。