T澤 party part1
鈴鹿
鈴鹿
今期CLを務めることになりましたTざわです。TわきのSL要件が満たされ、無事part 1へ行くことができました。山域は初秋の鈴鹿。幸い天候が崩れることなく、山行自体も終始和やかなムードでした。
日程:10/26-27
メンバー:Tざわ(CL), Tわき(SL), Yぐち(装備), Tはし(食当), Toka, A本, 正D
概念図
【Day 1】 CT:8:11
8:30 入山
9:32-9:40 御在所岳山頂
11:28-11:35 根の平峠
12:40-12:53 金山
14:27 猫岳
15:13-15:25 釈迦ヶ岳
16:41 八風峠(CS1)
4:30 Box集合
CLが着く頃にはすでに荷物の配分が終わっていた。正DとA本はBox泊をした模様。
5:15 出発
T部、Ngwにドライバーをお願いした。Ngwは初心者と思えない華麗なハンドル捌きを見せていた。眠らない街、河原町を横目に、阪急でやってきたYぐちをピックアップ。途中大津のLamuにより、朝食などの買い出しをした。この物価高の時代に「値下げ」という驚異の企業戦略。陳列された破格の品物を1回生sは物珍しそうに見ていた。
8:30 入山
8:00頃武平峠駐車場に到着。愛知県の山岳団体の方たちが遭難防止の啓発活動を行っていて、アミノバイタルやカフェオレをもらった。2人のドライバーに見守られながら入山。送迎ありがとうございます!
初めは急登が続いたが、入山早々見え始めた展望にメンバーの気分も上々。岩場を楽しそうに登っていた。
9:10-9:17 レスト
急登が終わったところでレストとした。登山客だけでなく、観光客も多くみられた。
9:32-9:40 御在所岳山頂
こんなにもガスまみれの幕開けになるとは思わず、何ともうーんという感じではあったが、今後に乞うご期待ということで、集合写真を撮ってもらいすぐに出発した。
10:14-10:19 石門
山頂を出ると朝露でツルツルに滑るゲレンデを通り、緩やかな下りが始まった。ここまで岩がちの道が多かったが、各々問題なく歩けていた。途中ティラノサウルスの頭が鎮座していた。国見峠を過ぎてからしばらくして、登山道わきに大きな石造の門が現れた。気が付くと1回生たちはザックもおろさずに登り始めていた。門はくぐるものだが。せっかくなので全員登って、居合わせた登山客の人に写真を撮ってもらった。
11:28-11:35 レスト@根の平峠
広々として快適そうなテン場だ。
12:27-12:33 読図チェック
中峠の後の小ピークを過ぎ、右手に尾根、左手に谷が伸びる地点で読図チェックをした。Toka, A本ははじめ間違えていたが、納得していた様子。他のメンバーは正解できていた。また正Dは自発的に現在地の場所を確認するなど、読図のモチベーションの高さを感じた。途中通過した中峠はふわふわに苔むしており、テン泊向きだった。サルの群れに遭遇した。
12:40-12:53 レスト(金山)
読図ポイントから10分ほどで金山に到着。前方に釈迦ヶ岳の見える展望の良いピークだった。金山を出る際、ルートとは正反対の尾根に進んでしまったが、Tわきがすぐさま間違いに気が付き正規ルートに復帰した。今回の山行でのルーファイミスは全てTわき自身が修正している。Tわきの読図能力がかなり高いと感じた。一方のCLの至らなさには猛省を促したい。ちなみにこれ以降、いい感じのピークに達するとTokaはじめ1回生sが「ヤッホー」と叫び声をあげるようになった。どこかのパーティーと違って奇声とは言えないものの、大声を出す文化が連綿と受け継がれているようである。
金山から30分ほどのところでハト峰に出た。期待通り地上絵があり、そこそこセンスの良い絵を見物しながら先を急いだ。Yぐちは登りでやや遅れ気味だったため、正Dと交代してサードにつけた。
14:44-14:57 レスト
釈迦ヶ岳までもうまもなくというところで正Dがレストが必要とのことだったので、しばらく休むことにした。聞いてみると頭が少しクラクラするという。先ほどから水分はこまめに摂っていたので、脱水症状ではないだろう。昨晩はBox泊で睡眠が2時間ほどだったらしく、おそらくは寝不足とそれによる貧血が原因。実家勢はどうしてもBox泊が必要になるので、体力的にディスアドバンテージを抱えてしまうのが現状である。いくらか回復したところで水1Lを他のメンバーに配分して出発することにした。オーダーはセカンドのA本をサードに、正Dをセカンドにした。
15:17-15:23 釈迦ヶ岳山頂
今日最後の大ピーク釈迦ヶ岳に到着した。遠く伊勢湾が望める展望の良いピークだった。比良における琵琶湖同様、Day 1は伊勢湾と並行しての縦走となった。CTが押し気味だったこと、正Dの体調も回復していたことから、釈迦ヶ岳からの稜線上はTわきにややとばしてもらった。メンバーは速い速いと言いながらもついていけていた。
この日、シカの鳴き声が山々にこだましているのが時折聞こえ、まるで百人一首のよう、というのがメンバーの共通理解だった。風流なパーティーのようだ。
15:55-16:10 水汲み
八風峠手前に水場があるので、夕飯用の水を汲むことにした。水場は水量こそ十分ではあるが、汲みやすく不純物の少ない箇所を探すのに手間取った。煮沸なしでもお腹を下すことはなかった。16時を過ぎると徐々に日が傾いてきた。稜線上であったのでそこまで暗くならずに済んだが、やはり足の踏み外しなどの危険性は高まるので、出発、入山共に早めておくべきだったと思った。
問題なく飲めます。多分。
16:41 八風峠(CS1)到着
先客はおらず貸切。早速テントを設営し、夕飯の準備を始めた。テン場は6テン1つ、4テン1つを張るには十分な広さだった。地面は落ち葉に覆われていたので柔らかかったうえ、このおかげで床が結露のため濡れることもなかった。気温が下がってきたので各自防寒具を着たが、Yぐちだけは別格で計6枚を重ね着していた。腹巻が温かそうだった。夕飯のカレーを食べた後は、入山地点でもらったカフェオレを飲み就寝。ご馳走の香りに誘われたのか鹿がすぐそばまでやってきて鳴いていた。
【Day 2】 CT 7:56
5:03 出発
7:25-7:50 石榑峠
8:34 重ね岩
9:29-9:40 竜ヶ岳山頂
10:24 展望台
12:59 宇賀渓キャンプ場駐車場(下山)
4:00 起床
風がほとんどなく、かなり快適な夜だった。A本、Yぐちは撤収に時間がかかっていたので、part 2ではもっとテキパキとやれると良い。
5:03 出発
何とか1時間で撤収、朝食を済ませ出発。ここで再び尾根を間違えたが、Tわきが数分で気が付き自主的に修正。Escape 4を進んでしまっていた。一度峠に戻り、正規ルートに復帰した。こちらのルートは木立の奥にありややわかりずらかったものの、それでも方角を確かめれば一目瞭然だった。今思えば、なぜ指摘できなかったか不思議なくらいではあるが、ここでもSLに助けられることになった。
しばらくは緩やかな下りが続き、所々痩せ尾根もあったので慎重に進んだ。
5:53-6:00 レスト
今日最初の小ピークに達し、そこから尾根が2筋に分かれていた。踏み跡が2つあったので、左側の尾根を進んだが、ピンクテープがなく踏み跡も頼りなくなってきたので、一度小ピークまで引き返した。よく見ると右側のルートにピンクテープがあり、それを見落としていたことが分かった。ここでレストを取った。A本がお腹の調子が悪いとこことだったので、胃腸薬を飲んだ。
7:25-7:50 石榑峠レスト
しばらく急な下りが続いた。6時過ぎには雲の合間から朝日が顔をのぞかせ、テンションが上がった。朝もやに包まれた麓の町はまだ眠っているようだった。登山道沿いのススキが風に揺られて秋を感じさせた。Tはしは頻繁に現在地の確認をしていて読図モチベの高さを感じた。長い下りが終わり、石榑峠に到着。今回一まともな水場があった。電波が入るので今後の天気予報を入手。雨が翌日にずれ込んだことが分かり一安心。また峠にはバイオトイレなるものが設置されていて、新築の良い香りがした。A本は長い下りのためか両足を痛めており、テーピングを貼った。
石榑峠
8:41-8:50 レスト
石榑峠を出発してから徐々に青空が広がりはじめ、ちらほら葉も色づいており途端に秋山らしくなってきた。後ろを振り返ると青空のもと鈴鹿の山々が見渡せた。普段感情表現が控えめなTはしも「いいですねぇ!」と興奮している様子。「重ね岩」から少し進んだところでレストを取った。出発すると天気はますますよくなり、ここが今回の山行のハイライトとなった。皆晴れやかな表情をしていた。急登だったためA本だけは辛そうにしていたが、後ろから声をかけつつ頑張ってもらった。
9:29-9:40 竜ヶ岳山頂
急登が終わると稜線歩きが始まった。ここら辺から不穏な空気が漂い始めた。東側からガスが容赦なく湧いてくる。気が付けば展望はなくなっていた。まもなく竜ヶ岳山頂に到着した。山頂に設置されていた地図で想像上の景色を楽しんだ。ガスが晴れるまで待ちたいとも思ったがガスは厚くなる一方であり、風が強く冷えたので早々に出発した。山頂を出てしばらくは木道が整備されるなどして比較的歩きやすかった。あいにくの天候だが登山客は多かった。そして人とすれ違うたびに「高校生?」と聞かれたので、誰が高校生に見えるのかという話になった。結局、Tはしが新任の若い顧問、Tokaを筆頭にその他6人が生徒という結論になった。
10:52-11:00 レスト
急な下りが落ち着き緩やかな尾根となる箇所でレストとした。似たようなところが複数あったがSLは現在地を把握できていた。
1回生たちは進化論やセイヨウタンポポが在来のタンポポよりもなぜ優位なのか等の小難しい話をしていて、なるほどなぁと思った。
11:35-12:00 レスト(A本の足)
急な下りも終盤に差し掛かったというところで、A本から足の痛みがかなり激しいので一旦レストが欲しいと言われた。先ほどからペースがかなり下がっており、痛みも相当なもののようなので足裏、ふくらはぎにサロンパスを貼り、テーピングで固定した。これだけ痛む原因としては、もちろん久々の山ということもあるが、登山靴のサイズが合っておらず小指や足先が当たっていること、そして爪が長いため余計に靴が当たっていることが考えられた。夏休み中の山行でも靴が合わず足を痛めていたので、やはり買い替えた方が良いかもしれない。荷物はさほど重くないため、配分は行わなかった。SLには今まで通りペースを落としていくように伝え、しばらくして林道まで出ることができた。
12:55 宇賀渓キャンプ場(下山)
平坦な林道をしばらく進むとキャンプ場が見えてきた。駐車場まで行くとT部、Ngwがソフトクリームを頬張って待っていた。
帰りは恒例のアクアイグニスに寄り疲れを癒し、八日市のやよい軒で打ち上げ。たらふく食べた。髙澤パーティーpart1、これにて終了。
お疲れさまでした。
CLとしては、時間の見立ての甘さ、ルーファイ、読図能力が課題として残りました。part 2以降はより気を引き締めて臨みたいと思います。山行自体は楽しかったですね!鈴鹿の良さが再認識できました。part 2は大台ケ原に行きます。各自体力維持・向上に努めてください~
Tわき:読図能力が高く素晴らしいです。ルーファイミスも自分で修正できていてよかった。セカンドと差が空きすぎないことを意識するとより良いです。
Yぐち:読図良くできてました。引き出しが多くて面白いです。登りで遅れ気味だったのは改善の余地あり!
Tはし:山を楽しんでいるというのがひしひしと伝わってきました。体力も申し分なし。バランス崩しやすいのだけ気を付けよう。
Toka:登り下りとも安定感がありました。part2もこの調子。次の山行でも思う存分叫んでください。
A本:当パーティーのムードメーカー的存在ですね。下りに慣れてくるといいです。足の痛みは次回までに解決しておきましょう。
正D:読図モチベが高くて大変良いです。自らレストが必要だと判断できていたのも素晴らしい。part2は体調整えて臨めるといいね。
T部、Ngw:ドライバー&安全運転ありがとうございました~!