こんにちは。後期になって新しくparty編成して、いざ山に参らんとするも谷wがSLをするには経験値不足。ということで経験値稼ぎも兼ねて、大峰の行ってみたかったところに行ってきました。
日程:10/19(土)-20(日)
メンバー:S藤(CL・食当)、Tザワ(SL)、谷w(装備)
5:45 京都駅集合
8:22-33 吉野駅
9:45-10:00花矢倉展望台
10:17 高城山
10:48-11:00 青根ヶ峰
12:30 四寸岩山
12:40-13:00 足摺宿
13:35-45二蔵宿小屋
14:45-55 大天井ヶ岳
15:30 五番関
15:45 五番関駐車場
4:30 五番関駐車場
5:15-30 清浄大橋
5:50-6:00 林道終点
7:30-40 レンゲ辻
8:25-40 稲村ヶ岳山荘
9:10-30 稲村ヶ岳
9:55-10:00 大日山
10:25-40 稲村ヶ岳山荘
11:45-55 法力峠
12:35-40 母公堂
13:20 洞川温泉
5:45 京都駅集合
今回のPWは行きも帰りも公共交通機関というとても優しい計画。そのぶん朝の集合時間は早いのごめんね。
近鉄京都駅の改札前集合として、6:04発の橿原神宮前行の電車に無事に乗ることができた。終点までお寝んねして、今度は吉野行に乗車。同じ近鉄なのにホームが地味に遠く、乗り換えに以外と時間がかかった。吉野駅も終点なので乗り過ごす心配なく到着。
この日土曜日は寒冷前線が通過するようで、夕方から天気が崩れそうだなと話していた。そのタイミングで氷ノ山に行っていた人達からの撤退連絡を見て警戒心はマシマシ。
8:22-33 吉野駅
天気が良い。雨予報など知ったことか、とでもいうかのような天気のよさ。吉野駅はなかなか風情のあるところで、ホームを出てすぐにお店がズラリ。よもぎソフト、さくらソフト、柿の葉寿司、湯豆腐…。下山地点がここだったら間違いなく買っているであろう物がたくさん。Tザワ「誘惑が多すぎる…」
さあ入山連絡していきましょ。登山の格好じゃない方々とサブザックの方々と一緒の方向に歩いていく。デカザックの人は自分たち以外にはいなかった。最初の方は舗装された道路歩き。グネグネ道で標高を上げていくと、再びお家やお店がズラリ。観光地ですね。登山客っぽい方とは最初以外でほとんどすれ違わなかった。代わりに車とはいっぱいすれ違った。寺社は数件あったがスルーしてズンズン進んでいく。アスファルトの道は意外にも負荷がかかってツラい。途中、何ヶ所かお手洗い、水場がある親切な道だった。が、ツラいので水分神社までと目標を決めて頑張るます。
ハイキングですらない
9:45-10:00花矢倉展望台
水分神社のほんの少し手前の展望台で休憩。歩いてきた街並みと金剛山、大和葛城山が見えていい感じ。図らずも紅葉もいい感じ。新歓の時期に来たら桜も咲いていて一層きれいなのでは。吉野山の桜。ここまでで満足して帰りたくなってしまう。まあSL錬成なのでね、続行しますとも。水分(みくまり)神社を見事にスルーして高城山の展望台へ。
良い感じ
10:17 高城山
きれいな高城山休憩所という建物があり、ここからも金剛山、大和葛城山が見えた。また台高の北端、高見山も小さいながらも確認できた。とがっているのね。空を見ると確実に雲が多くなっていた。この高城山の下り道はなかなかにツルツルでメンバー3人とも滑っていた。
今度は金峯神社まで歩いていく。例のごとく神社自体は通り過ぎて10:30頃、やっっっと車道が終わり登山道に入った。出発から2時間ほとんどがアスファルトに舗装された道で疲れ切っていた足が登山道によって癒されていく。もう道路はいやなの…
展望台からの高見山
見かけによらずツルツル
10:48-11:00 青根ヶ峰
展望はないがベンチはある。ちょいとレストを取って出発。すぐに道路にでてしまった。ウヘェ…。雨も降り出したためザックカバーを付ける。Tザワ「曇りとか雨とかの方が大峰って幻想的ですよね!」心を無にして歩くこと30分、登山道との分岐に到着。舗装路に削られたメンタルが登山道によって再び癒されていく。ってなんかメッチャ急な坂だなぁ。30分ほど登って、急登が終わった場所でレスト+読図クイズをしてみた。谷wは即答してみせたのに対しTザワは??だった。ガンバレガンバレ。
歩き始めると地図の通り緩やかな道でとても歩きやすかった。次の目的地は四寸岩山。ちなみに読み方はshisun-iwayama。そこで区切るのね。
登山道うれしい
12:30 四寸岩山
なかなかたどり着かないと思ったら既に通り過ぎていた。全然岩山じゃない。
12:40-13:00 足摺宿
四寸岩山通り過ぎたと気づいたときにはもう足摺宿のすぐ手前。小屋は霧の中から突然現れたように見えた。中に入るとすごく雨の音が響いていたが、実際はそれほど降っていない。雨をしのげるこの場所で昼食をとるため長めのレスト。
ダラダラと下っていると右手に道路がこんにちは。そしてすぐにサヨウナラ。もう道路はないはず…今日は。
トタンだから響くのね
一瞬道路を突っ切る
13:35-45二蔵宿小屋
小屋は閉まっていた。でもトイレはあった。親切設計。大天井ヶ岳まで急登だからね、少し休んでかんばりマス。
最初の急登を登り切ったところでTザワが読図していた。急登だから歩いた感あるかもだけどそんなに進んでいないのよ。そんなこんなでしばらく緩やかな道を登って、山頂手前の急登に到着。本日最後の登り、登りやすくはある。道に沿ってモノレール?がありよい目印だった。
閉
大天丼?大天上?大天井!
モノレール?何なんでしょう
14:45-55 大天井ヶ岳
眺望はなし。急登だったので大天井ヶ岳を遠くから見たらどのような形なのかとても気になる。ここまでの道からは残念ながら大天井らしき山は見えなかった。どの山からなら見られるのでしょう。
ここでおよそ15時。行きの電車で見た天気予報は16時から大雨だったので、早くテン場に着きたい。まだかまだかと歩いているととても遠く感じる。30分の下りがとても長く感じた。
はい
15:30 五番関
女人結界門。しっかりと弾かれた。初めて見る女人結界門、2人とも説明分をよく読んでいた。ここにテント泊でも良いのだが駐車場まで行った方がQOLが高そう。ってことで下ることにした。
バチン!
15:45 五番関駐車場
やはりテントを張るにはこちらの方が良さげ。都合よく屋根と机と椅子があった。これで雨が降っても耐えるゾ。テントを張ったら早速Tザワと谷wは天気図を書き始めた。16時を過ぎても雨は全然強くならなかった。ラッキーっちゃラッキー。結局雨が強まりだしたのは、食事が終わって寝ようとした18:30頃だった。テントは例のごとく浸水しそうだったのだが、原因に気が付いた谷wのおかげで被害はほとんどなかった。ベンチレーターに水が溜まって、その水が内部に滴り落ちていたのだとか。
良い場所
3:30 起床
雨は止んで朝から気持ちよく歩けると思っていたのだが、小雨というか霧雨というか… テントを撤収して、ハムチーズサンドを食べる。意外と好評だった。セパを着てザックカバーを付けて出発進行!!
4:30 五番関駐車場
真っ暗な道路歩き。ここの舗装路歩きはそんなに苦痛ではなかった。ただ真っ暗。
暗
5:15-30 清浄大橋
清浄大橋を過ぎて大橋茶屋という場所にトイレがあった。そこから少しして清浄大橋。ここを渡るとすぐに女人結界門がある。再び弾かれてきた。
バチンバチン!
5:50-6:00 林道終点
霧雨?は止んでいたので林道終点でセパを脱いだ。そうしているうちに明るくなり始めたので登山道に突入。沢に沿って道があるのだが、ところどころ水が流れている箇所もあった。水の音が心地良い。もっと不明瞭でガレガレの道を想像していたが意外と歩きやすく分かりやすい道であった。セパは脱いでいたが、木から水が滴り落ちてくるので雨が降っているかのようだった。着たままのほうが良かったかも。
進行方向が南から東に変わる場所をみんなで確認し登り続ける。整備されていたのはとてもありがたいのだが、たまに出現する、水平でない+湿ってツルツルの階段はさすがにコワい。そこから10分もしないうちに突然ガサガサっという音が上方からした。チラッと目をやると見たことのない動物がこちらを見ていた。、、、カモシカ?
熊ではなかったことに一安心。それでもなんだかコワくなってきた。レンゲ辻まで早く着かないかな。地図上では大した距離じゃあないんだけどなぁ。
渡渉
斜め&ツルツル
カモシカさん
7:30-35レンゲ辻
女人結界門!無事に合計3つの女人結界門に弾かれることに成功した。ミッションコンプリート。
レンゲ辻に着いたとたんに風が強くなった。風冷たっ。早く動きましょうか。レンゲ辻到着の直前から笹が生え出したので雰囲気がガラリと変わった。まき道だったため標高差はあまりないが、快適!という道ではなく時間はコースタイム通りだった。
バチンバチンバチン!
8:25-40 稲村ヶ岳山荘
サブ行動の準備をしてメインザックはデポした。ヘルメットは持っていくのが面倒なので被っていく。晴れると思ったのだか、まだガスガスの状態。山頂での眺望は諦めるしかないか…と思っていたらみるみるうちに青空が広がっていく。それに伴って紅葉もきれいに見えて、気分も上がる上がる。ツキが回っているゾ。大日山と稲村ヶ岳の分岐、キレット。まずは稲村ヶ岳にお邪魔します。
ガスガス
信号機
急にいい天気に
9:10-30 稲村ヶ岳
うひょー。山上ヶ岳と竜ヶ岳が見えるの!山上ヶ岳が赤みを帯びているの!雲海が広がっているの!うふふ。うふふふふ。
柵にヘルメットをくくり付けて、財布でスマホを固定して集合写真をパシっ!!山頂で晴れるのはやはり気持ちが良いの。大日山は木の陰に隠れて見えずらかったが、下りの途中できれいに見える場所を発見できたのでヨシ。気分が良いまま大日山にも行っちゃうぞ。
キレットに戻りまして、早々にハシゴや階段の連続する道を行く。渡り廊下のような道もあって楽しい。あっという間に大日山。実際は往復20分ぐらいだろうか。
雲からひょっこり山上ヶ岳
紅葉キレイ
とんがり大日山
9:55-10:00 大日山
展望はないが、こちらも下りの途中で稲村ヶ岳がきれいに見える場所を発見できたのでヨシ。稲村ヶ岳山荘に着くまでは誰にもすれ違わなかったのに、ここのピストンだけで何人すれ違ったことか。
ボロボロ階段
渡り廊下
どっしり稲村ヶ岳
10:25-40 稲村ヶ岳山荘
戻るとちょうど稲村ヶ岳山荘の方が背負子を背負って小屋に入っていった。お疲れ様です。サブザックを片付けたら後は降りるだけ。晴れるだけで気分が良くなる。1時間の道のりも昨日の五番関までの道より短く感じる。振り返ると時々大日山がチラ見えするのが乙な感じ。
こんなキレイな場所だったんだ
チラッ
11:45-55 法力峠
最後まで読図する気がある2人に関心し、読図する気がなく早く帰りたいと思う自分を反省した。午前中があっという間だったと。良かった。
12:35-40 母公堂
道路。いやだ。ゴロゴロ水とか鍾乳洞とかで観光の方が次第に増え始め、下山したんだなという実感が湧く。ゴロゴロ水は名水百選らしく車いっぱいに4Lのボトルを詰めて、水をくむ人が複数いた。そんなに水入れてどうするんじゃ?
下山連絡。Tザワがみたらし団子を買おうとしたり、谷wがミカンを買ったりと、のんびりしながら洞川温泉に向かった。吉野のほうも誘惑が多かったがこちらも負けていない。鮎美味しそうだったなぁ。
13:20 洞川温泉
つい最近リニューアルオープンようでとてもきれいだった。まるでアクアイグニス。車道歩きが多かったので足への負担が大きかった。温泉いいな癒される。Tザワは柿の葉寿司を見つけて即買いしていた。
アクアイグニス感
14:58 洞川温泉バス停
下市口駅まで1時間ほどゆらゆら。電車の時間までは15分ほど余裕があり、焦らず待ち過ぎずという絶妙な時間に到着した。接続が良いのはポイント高い。帰りも近鉄を乗り継いで帰りましたとさ。やはり公共交通機関アプローチは焦らなくて非常に良い。
今回大雨のタイミングは寝ている間、そして山頂付近で晴れ始めるというミラクルが重なり、非常に良い思いができました。本当に何も考えていなかったのですが、紅葉の時期に行くことができたのもラッキーでした。2日間で33 kmという少し長めの計画でしたが、2人ともバテることなく最後まで元気で安心しました。後期のスタートダッシュは好調ということでTザワpartyでも頑張ってください。