あけおめです。今年最初のパーティー山行はアイゼン講習で藤原岳に行ってきました。四方八方雲1つなく展望は抜群、風も穏やかで大満足の山行になりました。
日程:1/18(土)
メンバー:Tざわ(CL)、T脇(SL)、A本(装備)、Toka、Tはし、正D、Yぐち、F間(客人)
5:00 Box 集合
5時前にBoxに行くと、正D, Ozk, Nchikaがこたつを囲んでいた(正D絶対寝てないじゃんよ)。視線を下へやると、こたつではさらに2つの影がうごめいていて、A本、F間であった。3人のBox泊民を抱えての山行は心配ではあったが、各人数時間は寝られたようだ。全員集まってからアイゼンの付け方の確認を行った。アイゼンの種類はCLとA本がモンベルのクイックフィット、他のメンバーが6本爪のノーマルタイプだった。Boxに戻り装点をすると、A本の装備が防寒具、アイゼン、地図等しかないことが判明。事前の周知を徹底しておくべきだった。今日の山行に必要なものは最低限持っていると判断し、決行を決めた。
5:45 出発
アイゼンのチェックや装点で意外と時間を食ってしまい、出発は5:45頃になった。
車は2台で、下道を使った。四条河原町で山口と合流し、もはや鈴鹿とは切っても切れない関係になっているラムー草津店に寄って行動食を調達。
滋賀県内8号線は早い時間帯から予想外の混雑で、藤原岳登山口に着いたのが9:15頃。高速を使うべきだったかもしれない。運転は免許取り立てのYぐちが頑張ってくれた。駐車場にはすでに多くの車が停まっていた。
9:47 入山
準備を済ませて登山口へ向かった。駐車場からは徒歩5分ほど。はじめのうちはひたすら葛折りを登っていくという感じ。
10:23 四合目通過
急登が終わると4合目で、ここからなだらかな尾根が始まった。雪も積もり始めた。この日のオーダーはSL, A本, 病み上がりのTはし, 安定の4回生兼ムードメーカーF間, Y口, Toka, あまり寝ていないが何故か調子が良さそうな正D, CL。なお、Tはしの病み上がりは成人式後のオールカラオケの影響。祝成人。 尾根から短いトラバースが始まる箇所で読図チェックをした。
11:05-11:25 アイゼン装着&レスト
しばらく稜線上を登っていると、雪が踏み固められて滑りやすくなってきた。フラットフッティングの説明をして10分ほど歩き、登山客の人たちがアイゼンを付けている場所に出た。そこまで広くはないものの道沿いにスペースがあったのでここでアイゼンを装着。歩き方の説明をして、出発した。T脇は「アイゼンめちゃくちゃ楽しいですね!」と満面の笑みだった。全員アイゼンは初めてらしいが問題なく歩けていた。8合目から9合目の冬道(夏期は夏道を通る)は今回のルートの中で最も雪深く、足を取られた。8合目直後のルートは傾斜がある上に、左側が急斜面であったため、なるべく稜線上に乗ることを意識して慎重に歩いた。慣れない道なので、メンバーも息が上がっていた。積雪量からしてアイゼン講習の趣旨とはずれる道だったかもしれないが、それもそこまで長くは続かず、再びある程度踏み固められた道になった。
9合目が終わって再び稜線上に出ると典型的な雪庇があったので大きく巻いて通過した。中にはギリギリを攻めたトレースも存在し、血の気が引いた。F間以外、CLを含めて生の雪庇を見るのは初めてだったので勉強になった。この日は何より天気が良く、サングラスが大活躍。A本はスキー用のゴーグルで、スキーウェア、スキー用のパンツと相まって1人だけ、ゲレンデにいた。
12:35-12:45 レスト(藤原山荘)
9合目から山荘までもやや急登で、体力を使った。F間は前日のスキーによる筋肉痛に襲われていた。山荘の前には多くの人がいた。中は混んでいたので外でレストとした。
山頂手前には最後の急登があり、スキー場のゲレンデのような雰囲気で、ソリを楽しんでいる人が賑やかだった。中にはスノボーをやっている人も。A本が少し遅れたが、先を行くメンバーが道を作り、後ろからはF間の「道民だろ、頑張れ」のエールで登り切った。
13:14 山頂到着
山頂の展望は西は琵琶湖、比良、伊吹、北には広い裾野すべてが白一色になった白山、さらには北、中央、南アルプスまで見渡せた。乗鞍が圧倒的な存在感を放っていた。
そして南側には御在所や竜ヶ岳など鈴鹿の山々が連なっていた。こうしてかつて行った山々が見えるのがまた良い。おそらくこれが藤原山頂から見える最大限の展望。最高だった。居合わせた人に集合写真を撮ってもらい、各々鈴鹿南部を背景にスナップを撮り始めた。色々と個性的な写真が撮れたが、中でも異彩を放っているショットを挙げておく↓
撮影会の後はカップ麺の時間。各自思い思いの麺を食した。
ところで、この日はTokaの誕生日。しかも新成人だ。なんとめでたいこと。山に来ている場合なのかという疑問は残りつつも、ケーキに割り箸製のロウソクを立て、祝った。ちなみにこのケーキは行動食とともにラム―で購入したもの。カップ麺や数十個入りのパンに加え誕生日ケーキまで提供してくれるラム―のありがたみを感じる。
14:26 山頂出発
頂上は風が穏やか、気温も5℃くらいで冬山とは思えない陽気のためかなり長居してしまったが、1時間ほどたったところで下山を始めた。山頂直下の「ゲレンデ」はソリにはお誂え向きで、子供に帰った。道民A本はスキーウェアを活かして直で滑り、同じく雪国出身のTはしは後ろ向きで滑るという高度なテクニックを見せていた。山荘でトイレ休憩をした後、来た道を引き返した。飛ばしたわけではないが、滑り降りるように降りていき、ペースはかなり早かった。
15:25-15:38 アイゼン外し&レスト
行きにアイゼンを装着した場所で外した。 出発してからも断続的に凍結した道は続き、何度も転びそうになった。外すのはもう少し遅い方が良かった。ここからはノーレストで麓まで降りた。16時頃になると樹林帯だったこともあり、若干暗くなり始めていたが天気に助けられた。曇りや雨だとより暗かったかもしれない。
16:21 下山
CTちょい巻きで下山。
レンタカーの返却は7時、延長すれば8時となる。CLは登る前からアクアイグニスに行く気でいて、その旨伝えると、F間が大喜びしていた。1回生で行った鈴鹿の山行にノスタルジーを感じるらしい。それを聞いて自分も現役のうちにできるだけ多くの山に行って思い出を残したいなと思った。
締めの温泉で疲れを癒し、車は20時3分前に無事返却した。
全体的に特に体力面においてpart1からの成長が感じられる山行でした。雪上での歩行への適応も早かったです。何よりも天候に恵まれて展望が抜群でした。今年最初の山行として好スタートが切れたと思います。時間にルーズになってしまった点は反省が促されます。
九重も皆で行けるといいね~
T脇:来年度のCLに向けて着実に実力がついてます。アイゼン歩行楽しそうで良かった
A本:靴擦れが治っていて良かったです。装備の確認は入念にお願いします。
Toka:急登嫌いを段々と克服しているようで嬉しいです。誕生日おめでとう。
T橋:病み上がりながらも問題なく歩けていました。 成人おめでとう。
正D:読図、歩行技術ともに安定していました。来年はSLでも良いと思います。
Yぐち:入山から下山まで終始安定感がありました。あと、「超」が付くほどの安全運転で安心です。
F間:頼もしかったです。コンテンツの塊で助かりました。九重もよろしくお願いします!
感想
T脇:初めての軽アイゼンだったが上りも下りも楽しかった。天候が良く、眺望も素晴らしく最高のアイゼン講習になった。
A本:かかとだけで下るとアイゼンが無効化して滑れて楽しかった。結構おしりで滑りながら下ったが全く濡れていなく、スキーウェアの素晴らしさに感動した。
Toka:ついに靴擦れを克服した。非常に快適だった。下りでアイゼンを外してから何回か滑ったのだが、転け方もなかなか上手くなってきた気がする。
T橋:雪を踏みしめる感覚が幼少の頃の記憶を呼び起こし、郷愁の念を禁じ得ませんでした。読図をがんばりたいです
正D:久々に積雪の上を歩けて楽しい山行だった。風が無くあまり寒くなかったので快適だった。雪上を力を入れて歩いていると体力の衰えが感じられたので合宿に向けて日々のトレーニングを頑張りたい。
Yぐち:下を見れば真っ白な雪、上を向けば真っ青な空、と最高のコンディションで気分晴れやかな山行でした。体力的にも問題なく歩けてよかったです。運転にも少しずつ慣れていきたいです。
F間:たくさんの部員と交流できたので、行ってよかった。下りはアイゼン長めにつけておきましょう。