どうも、AKK、I南、Tざわトリオです。7月の白山PWで登頂が叶わなかった別山。夏休み最後の土日にAKKの一念発起によりリベンジ山行が敢行されました。個人山行であることを存分に発揮した、大変愉快な山行になりました。
日程:9/28-29
19:30 Box集合
例によって、AKKが格安Timesを手配してくれ、七条でI南と合流。I南にとっては初めての、AKKとTざわにとっては7月のPWに続く2回目の白山へと向かった。合計人数3人に対して車は7人乗りセレナという非常に快適な移動になった。I南は合流早々、そわそわした表情をしているので、事情を聞いてみるとジャイアンツのリーグ優勝が早ければ明日にも決定するという。この山行中を通して本人の頭の中はジャイアンツの勝敗の行方に支配されることになる。途中敦賀港付近で寄り道をしつつ、1:00前に市ノ瀬駐車場に到着した。
Day 1 市ノ瀬駐車場~三ノ峰避難小屋(CS1)
5:18 市ノ瀬駐車場出発(入山)
3時間半の広々車中泊のおかげで、今まで感じたことのない軽快な足取りで出発した。全身にみなぎる活力に快感を覚えつつも、今まで1時間ほどの車中泊を当然のこととして受け入れてきた人生を後悔した。ここから杉峠登山口まではしばらくの間車道歩きが続いた。
6:14-6:20 杉峠登山口レスト
オーダーは、AKK、I南、Tざわである。後期CLをつとめるTざわの予行練習となれば良いという思惑からだ。後述するように結果的にパーティー山行とは全く異なった趣の山行となり、予行練習とはならなかったようであるが。
最初、Tざわが熊鈴を登山口においてきたらしく、回収に向かっていた。そのあとは比良もびっくりの単調な登り、AKKは退屈していた。その後、何度か読図の確認兼小レストを行った。展望台はあいにく雲もくもくの楽しい景色であった。
9:22-9:30 杉峠レスト
AKKのペース配分は非常に上手く、大変歩きやすかった。ちなみに今回AKKは、あまり山では見かけないフォーマルな服を着ていたが、聞いてみるとホームセンターで購入した作業服だそうだ。やはりどこか一風変わったところがあるなぁと思った。
杉峠までの稜線を登っている途中、道が急に不明瞭となり小さな谷へと入っていくポイントがあった。谷の中に踏み跡が続いていたのでその谷を進んでいたが、目の前に道なき斜面が現れたので道を間違えたと判断し、確実に道が明瞭な場所へ引き返した。周りを見回してみると、谷との出合で谷を横切るルートが見えたためそちらに進んだ。現在地を間違えていたことによるものだった。正規ルートに戻った後は、30分くらい緩やかな登りが続いて杉峠に到着した。このあたりからI南が足の痛みを訴え始めたので、I南の足に気を配りつつ歩いた。また、付近に水場があるというので、探し回ったが一向に見つからないのであきらめた。
10:56-11:06 六本檜レスト
杉峠からはときおり視界が開けるようになり、前方には三ノ峰が望めた。
六本檜に着くと、I南が靴擦れをしているというので、テーピングを巻いた。左右で足の大きさが違うためか、山に登るたびに左足が靴擦れを起こすという。先ほどからの足の痛みは激しくなっているようで、太腿の付け根が痛むとしきりに言っていた。
12:00-13:06 特大レスト①(@剣ヶ岩)(´◡`)
剣ヶ岩までの道は大変な難路だった。登山道上を埋め尽くす笹に行く手を阻まれた。歩いているというよりも、笹の中を泳いでいるといった方が適切かもしれない。まあでも、足元は確かに踏み跡がある。半袖のI南、Tざわは擦り傷を負わないように慎重に進んだが、作業服に身をまとったAKKはお構いなしのようだった。そんな悪路がようやく終わったところが剣ヶ岩だった。ここで昼ごはんを食べることになり、レストは30分と決めた。はずだった。
夏休み中の山行の話で盛り上がっていると、気づけば30分くらいたっていた。時計を見た一同には出発が頭を過ったに違いないが、「パーティー山行じゃないし、天候も悪くないし、面倒くさいし」というのが共通認識で、そのまま登山道上に滞留することになった。再び30分ほど喋り、十分満足した3人は実に1時間ぶりにザックを背負い、再びCS1に向けて出発した。
※本山行は個人山行です
12:00-13:06 特大レスト①(@剣ヶ岩)(´◡`)
剣ヶ岩までの道は大変な難路だった。登山道上を埋め尽くす笹に行く手を阻まれた。歩いているというよりも、笹の中を泳いでいるといった方が適切かもしれない。まあでも、足元は確かに踏み跡がある。半袖のI南、Tざわは擦り傷を負わないように慎重に進んだが、作業服に身をまとったAKKはお構いなしのようだった。そんな悪路がようやく終わったところが剣ヶ岩だった。ここで昼ごはんを食べることになり、レストは30分と決めた。はずだった。
夏休み中の山行の話で盛り上がっていると、気づけば30分くらいたっていた。時計を見た一同には出発が頭を過ったに違いないが、「パーティー山行じゃないし、天候も悪くないし、面倒くさいし」というのが共通認識で、そのまま登山道上に滞留することになった。再び30分ほど喋り、十分満足した3人は実に1時間ぶりにザックを背負い、再びCS1に向けて出発した。
13:38-14:39 特大レスト② (ฅ'ω'ฅ)
剣ヶ岩からもやや急な登りが続いた。この頃には麓の方からガスが湧いてきて、展望はなくなっていた。特大レスト①からそれほど間を置かずして、I南から2回目のレストの要請があった。やはり足が痛むらしい。特に先を急ぐ必要もなかったので、レストとした。このレストで、AKKは中Mの真似が非常に上手いことが発覚した。再び話に花を咲かせている中、AKKが「それそろ出発しましょうか」というと「もう少しだけいいですか」と返答した不届き者があり、AKKはあえなく敗北。レストは無制限の延長戦に突入した。I南は足が痛むと言いつつも、この山行中一度も荷物を分配することなくfullザックで歩きとおした。入部してからの成長には驚きを隠せず、人ってこんなにも変われるものなんだなぁと感心した。
15:37 三ノ峰避難小屋到着
長い長いのんびりゆったり山行も、Day 1が終了した。結局この日は誰一人として登山客に会うことはなかった。もちろん避難小屋も貸し切りだった。しばらく休憩して、16時の気象通報のためにTざわがAKKにラジオを借りたところ、電池が切れてしまっており、天気図を書くことは叶わなかった(==前にラジオを使ったのは誰だ== )。夕飯は麻婆豆腐。高野豆腐の麻婆豆腐は初めてだったが、案外おいしかった。夕飯が終わって外に出てみると、西の空が赤く染まっていた。静寂の一言だった。聞こえてくるものといえば、麓の方から吹いてくる風とそれにそよぐ笹の葉くらいだった。その音が一層静寂を深めていた。とても幸せな黄昏時だった。暗くなりAKKは酒もないので早く寝る宣言。2人とも酒が飲めないと思ったが、どうやら二人とも未成年ではなかったことが発覚、これは失敬した。7時頃に就寝した。
三ノ峰避難小屋より
Day 2 三ノ峰避難小屋~別山~南竜ヶ馬場~甚之助避難小屋~別当出合(下山)
4:15起床
小屋泊のためテントの撤収がない分、のんびりと準備ができた。この山行はのんびりしてばかりである。食パンとコーンスープを食し、出発。朝から分厚い食パンはしんどいので8枚切。余るな~と思っていたがAKKがたくさん食べてくれたので助かった。
5:15 三ノ峰避難小屋出発
朝露で濡れる可能性があるためセパを着た。Tざわが周りが暗いうちは早く歩けると言っており、半信半疑だったが実際にそうだった。夜ランニングしてると足が速く感じる現象と同じですかね。
この辺りで南竜山荘モチベが湧いてきたM野が「ナーンリュー!」と何度か叫んでいた。I南は足の痛みで反応する余裕もなくスルーさせていただいた。今回の山行のコースがとても気に入ったらしく、AKKはいつもの3割増しくらいでテンションが高かった。写真を撮らないと評判のAKKが30枚くらい撮っていた。Tざわに今後のパーティー山行で三ノ峰のしつこい勧誘をしていたが、効果はあったのやら。
5:22 三ノ峰
昨日と打って変わって歩きやすい道が続いた。
ピークはガスっていた。3人ともブログを書いている10月中旬には三ノ峰の記憶がなにもなかった。
7:10-8:27 別山レスト
この山行の肝である別山に到着!Tざわ、AKKは別山リベンジができて嬉しそうだった。AKKは満足度100%だと言っていた。
あいにくガスっていたため、ガスが晴れるのを待つことにした。少し晴れた一瞬を写真に収めることができた(AKKが白山PWのLINEグループに写真を送ったがなかなか反応がなくて嘆いていた)
Tざわさんがレモネードと八つ橋を提供してくださった。おいしかったです!!
ここでescapeを使うか、南竜山荘経由でおりるかの議論がなされた。I南は足の痛みがあったためエスケープモチベになっていたが、TざわとAKKの話を聞いてがんばろうと思えたので南竜山荘経由となった。別山を出てしばらくして、I南はAKKよりストックを借りた。ツェルトの支柱にも使えるというこの秘密兵器が山行終了まで効果を発揮したように思われる。
10:11-10:20油坂の頭レスト
途中ザレているところや、崖っぷちといわれているところもあったが特段危険な箇所はなかったように思う。昨日のような笹地獄もなかった。ここら辺でTざわがわらび餅を提供してくれた。山と和菓子って相性いいですね。
11:00-11:05 レスト
油坂の頭と南竜の間には大きな谷があり、南竜に行くには一度谷底まで降りて再び這い上がらなければならない。谷底からの急登を前にエネルギー補給をした。近くの水場にはキンキンに冷えた水が流れていて、良いリフレッシュとなった。
11:29-11:45南竜山荘レスト
木々の色がちらほら変わっており、1日目とはまた違う景色の良さを堪能した。南竜山荘経由にしてよかった~と思えた。
ここからの道は整備されているため歩きやすかった。途中、白山にあまたある砂防ダムの話になり、AKKより日本の砂防ダムの歴史について講義を受ける場面もあった。
12:35-13:09甚之助小屋レスト
レストをとっていると、普段からトレランをされている方が声をかけてくださった。下るときのアドバイスや足が痛くなりにくいストレッチなどを教えてくださった。トレランをするときは、どこに足をつけるか瞬時に判断してぱぱぱっと下るらしい、実際に見せてもらったが、とてもはやくてびっくりした。
AKKは諦めがついたらしく「n分レストです」と言わなくなり「気が済むまでどうぞ」と言うようになっていた。
この辺りは人も増えてきたので抜かしつつ抜かしてもらいつつという感じだった。
14:23-14:39中飯道レスト
下りが続いたので、話題も下るときのコツの話になった。Tざわのアドバイスのおかげでコツを掴んだのかいつもより楽に、ペースも上げて下ることができた。ありがとうございます!
1日目は人と会わない山行もいいですね~と話していたが、2日目には人がいっぱいいるのいいですね~となったので、結局山ならなんでもいいのかもしれない。
15:10別当出合
途中から吊り橋が見えてきてほっとした。吊り橋を渡るのはとても楽しくて何往復かしたい気分だった。
下山できたことがうれしくて”別当出合”の4文字がキラキラして見えた。I南は空木でも白馬でも荷物をほかの人に分配してもらっており、今回の山行は絶対に分配なくフルザックでいくという目標を立てていた。無事に2日ともそれが達成できたので満足であった。
バスで市ノ瀬駐車場に戻る。
温泉までは巨人の結果を見ないという今思えばよくわからない縛りをつけて温泉に向かった。新しくできたところなのか、内装がおしゃれでとてもいい温泉だった。ここで特大ニュースが入電。
巨人優勝!!!
夕食は福井駅のおしゃれな居酒屋のような店でお刺身と海鮮丼を食べた。福井駅には人感センサーのついているティラノサウルスがいたり、路面電車があったりと見ごたえのある面白い場所だと感じた。
前回の白山PWのリベンジ山行ができてよかったです。I南は来年白山山頂リベンジ山行に行きたいと考えています。
お二人には山で読図を教えていただき、足を考慮していただき、運転もしていただき、と何から何までありがとうございました。。
大変勉強になる山行でした。