Trbです。9/5-6で中央アルプスに行ってきました。雨に降られることもなく、1点のやらかしを除けばほぼ完璧な山行でした。
メンバー:Trb(CL,医療,記録,食当)、Nkd(SL,気象)、Shr(装備)、Ozk、Ymg(装補/食補)
9/5(Thu) 天気:曇り
0758 北御所登山口 入山
0901-0912 蛇腹沢登山口
1142-1146 一丁ヶ池
1332-1340 伊那前岳
1347 勒銘石
1413-1423 宝剣山荘
1427-1436 中岳
1446-1615 頂上山荘テント場
1626-1701 木曾駒ケ岳
1705 頂上山荘テント場 CS1
9/6(Fri) 天気:晴れ
0545 CS1出発
0547-0600 中岳
0603-0613 宝剣山荘
0629-0712 宝剣岳
0912-0946 三ノ沢岳
1150-1205 千畳敷駅
1248-1309 宝剣山荘
1346 千畳敷駅 下山
9/4夜に集合した。前日にBOXを確認するとコッヘルが無かったため、Nkdの私物で代用した。共同装備の点検などを行い、出発した。
0758 北御所登山口 入山
バスを降り、入山した。他の乗客は千畳敷駅まで乗る様で、降りたのは我々だけだった。オーダーはNkd→Shr→Ymg→Ozk→Trbとした。工事車両が行き来していており、時折避ける必要があった。
0901-0912 蛇腹沢登山口
この少し手前で読図クイズを出した。Ozkは積極的に読図しており、正解していた。他2人はよく分からない。
ここから登山道っぽい道になった。
1008-1020 清水平 R
水場があったのでTrbは飲んだり浴びたりした。他のメンバーはしていなかった。
1128-1137 一丁ヶ池 R
池というより水たまりだった。
ストレッチをしていたら、ズボンの股が割けた。
1332-1340 伊那前岳 R
この時はまだかなりガスっていたが、時々雲の切れ間から良い景色が見えた。稜線に出たことで皆のテンションが上がっていた。
1347 勒銘石
1413 宝剣山荘
翌日も通るのでスルーした。
1430-1436 中岳 R
ガスがなかなか晴れなかった。
1446-1615 頂上山荘テント場 R
駒ケ岳に向かう前にテント設営・夕飯の準備をを済ませることにした。ここでトラブルが発覚した。共同装備のガス缶をだれも持ってきていなかった。思い返せば、装備点検の際
Trb「装備セット持った?」
Shr「持ってないです」
(装備セットを手渡す)
Trb「テントは?」
Shr「結局どれ持っていきますか? 6テン1つ?4テン2つ?」
Trb「6テンでいいと思う。というか4テン2つも残ってる?」
Nkd「いやいや…」(話題が装備点検からテントの話へ移る)
みたいな感じで、ガス缶の確認が流れてしまっていた。反省。
幸いなことに頂上山荘でガス缶が売られていたので1つ購入し、これにYmgが個人的に持ってきていたガス缶を加えることで事なきを得た。何とか山行は続けられそうで一安心。
電波が入ったので天気図&予報を入手し(翌日は昼過ぎまで晴れそうだった)、駒ケ岳ピストンへ向かった。
1626-1701 木曾駒ケ岳
軽装でサクッと登り、なだらかな山頂へ。眼下には雲が多く完璧な展望とは言えなかったが、まあ綺麗だった。Ozkの親戚の話(木曽駒の麓で山荘を所有しているらしい)などを聞きつつテン場へ戻った。
1705 頂上山荘テント場 CS1
夕飯はカレーだった。食当のTrbを中心にして作った。Trbは後輩たちに野菜の切り方が適当すぎると言われた。Nkdのコッヘルは5人前のカレーを作るには少し小さかったが、がんばった。
米は最初の水が少なくて若干堅かった気もするが、空腹補正によりおいしくいただけた。難なく完食。
食べている途中に日が沈み、一気に冷え込んだ。風の影響もあって、ダウン+セパでも寒い位だった。翌朝この寒さの中で外でお湯を沸かすのは嫌&手間だなあという話になり、朝食として用意していたスープを夜のうちに飲むことにした。参加するメンバーの好みにもよるだろうが、翌日お湯を沸かす必要が無くなる分撤収が楽になるため、この方法は結構良いと思った。翌日の起床時間を4:30とし、冷気から逃げるようにそれぞれのテントへ戻った。テント割はTrb・ShrとNkd・Ozk・Ymgとした。Shrは寝る前にKindleで洋書を読んでいた。となりのテントからYmgとOzkがきわどそうなことを話しているのが聞こえてきて面白かった。
20時ごろ就寝した。
木曽駒ケ岳山頂
サバ缶カレーって訳よ!
0545 CS1出発
時間通り4:30に起床した。各テントにあらかじめ分配しておいた食パンを食べた。Shrはまだ寝ていたが、時間的には余裕があるのでとりあえずそっとしておいた。ガサガサ荷物をまとめているうちにShrも起き、ぬるっと撤収開始。昨日の夜の感じだと外はさぞ寒いだろうと思っていたが、風もなくちょうど良い気温だった。CLの主観では、もう一方のテントは動き出しが若干遅く、こちらのテントの撤収が終わったくらいに朝食を終えたように見えた。Trbから見た印象(偏見かも)としては、Nkd・Ymgはマイペース、Ozkは動き始めたらテキパキしてるが朝が苦手という感じ。CLによっては急かされると思うので、まあ頑張ってください。
0547-0600 中岳
きのうは雲に隠れていた御嶽山が見えて良かった。予報通り晴れそうだった。
0603-0613 宝剣山荘
ピストン装備を準備&ヘルメットを着用し、メインザックを山荘近くの邪魔にならなさそうなところにデポして宝剣岳へ出発した。Ymgの持ってきたサブザックが微妙だったので、Trbがスタッフバック代わりに使っていたアタックザックを使ってもらった。宝剣山荘には朝早くからヘリが来ていた。宝剣岳への岩場は、下を見ると怖い所は多少あったが道自体はホールドもたくさんあって登りやすかった。
0629-0712 宝剣岳
山頂は狭いが人がいっぱいいた。昼とかだと渋滞しそうだった。
山頂をあとにし、本山行の核心と思われる宝剣南稜に差し掛かった。正直あまり覚えていないが、下りということを除けば北側との違いはそんなにないと感じた。
(Nkd追記):個人的には北側に比べて難易度が高いと感じた。手足のつかみどころが少なく、また、大股で進むことを強いられる箇所も多かった気がする。このルートはアップダウンが連続するルートで、体感で言えば、北上するのは難易度がさらに高いと思われた。
0731-0741 三ノ沢分岐 R
岩場を終え、三ノ沢岳への分岐でレスト。三ノ沢岳に登った後に来た道を戻りたいか聞くと、Nkd(渋滞のリスク)、Ozk(体力・集中力的に心配)が難色を示した。最低限の岩場練習はできたし、反対する理由も見当たらなかったので一度千畳敷駅まで下って宝剣山荘まで登り返すことに決定した。
三ノ沢岳は離れたところから見るとどことなく屋久島の山っぽかった。生えている植物こそ違うが花崗岩の山だからだろうか。
山頂への道はこれまでの道と比べるとやはり歩かれていないようで、所々ハイマツが道の方まで茂っていてかなりストレスフルだった。雲がないせいで、前日と比べて暑かったのもしんどさに拍車をかけていた。読図をしたり、偽ピークを罵倒したりしながら歩いていると山頂に到着した。
0912-0943 三ノ沢岳
山頂からは中央アルプス主稜線、南アルプス、御嶽山、乗鞍岳が一望できた。北アルプスもちょっと見えた。人が少なくて良かった。
展望を満喫し、来た道を分岐まで戻り、千畳敷駅まで下った。
1135-40 極楽平 R
Trbは一か月ぶりの極楽平。前来たときは雨でそれどころではなかったが、レスト適地だった。
1150-1205 千畳敷駅
キラキラ登山者がワラワラといた。かく言う我々もピストン装備だったので、キラキラ登山者になっていたかもしれない。ただしヘルメットはつけていたので、しばしば人々の目線を感じていた。
非常に暑かったため、水が足りるか怪しい人は自販機で補給をして最後の登りに出発した。
実はこの登りが本山行の核心であった。キツかった。ここまでの疲労と暑さで、全員が消耗しきった顔をしていた。特にNkd、Ymgの消耗が激しく、所々で1分Rを要求していた。
1248-1309 宝剣山荘
死にそうになりながらもなんとか登り切り、メインザックを回収。結局だれも山荘内を覗きにはいかなかった。20分ほど休んで下山開始。下りだったがみんな問題なく歩けていたと思う。
ゴールも目前の所でTrbが石に躓いてこけた。ズボンの膝の部分も破いてしまった。
1346 千畳敷駅 下山
けが人もなく、無事下山。下山後はロープウェイ&バスで駐車場まで戻り、こぶしの湯で汗を流した。その後明治屋本店で打ち上げをして高速でBOXまで戻り、23時半ごろ解散した。解散後は帰宅する人、大文字に行く人、麻雀を打つ人などに分かれた。
夜は寒かったですが好天に恵まれ、山行自体はとても良いもののなったと思います。問題点はやはりガス缶を忘れたことです。装備点検を逐一確認して(レジュメにチェックをつけながら)やるべきでした。
再発防止策としては、①装備点検を”ちゃんと”する(②念のため、CL、SLあたりは私物のガス缶を持ってくる)が考えられます。
また、CLがShrに装備係がやるべきことを正しく伝えきれていなかったのも問題です。LINEで一連のやることは伝えていましたが、もっとコミュニケーションをとるべきでした。自分がこれまでCLをしていたのが後期だったこともあり、1回生に口出ししなさ過ぎたかもしれません。前期中にCLをやる人間は全部新歓くらいのつもりでやった方がいいんだなあと思いました。
以下メンバーの感想です。
Nkd:Part1とはうってかわって天気も良く、景色を楽しめた山行でした。夜は予想以上の寒さに驚きましたが、きれいな朝日も見られて全体的には満足度の高い山行となってよかったと思います。装備の不備については、装備点検をCLに任せっきりだったことも一因だと思っており、それはSLの自分の反省すべきところではあると思います。
Shr:天気がよく、景色もとても綺麗で楽しい山行だった。夜が非常に寒く、今後は寒さ対策をしっかりしようと思った。
Ymg:初日こそ天気に恵まれなかったが、すばらしい朝焼けに始まった2日目は、初日分を補って余りある眺望に気分が高揚した。体力面は終盤にかけて特に大変だったが、完全に置いて行かれるのではないかと事前に心配したほどではなかった。総合して、よい山行だったと思う。比良のことを思えば なおさら。
Ozk:1日目の登りや2日目の猛暑、千畳敷の登り返しなどしんどいこともありましたが、2日目の朝日や三ノ沢からの絶景は忘れられないものになりました。登山の魅力を改めて心の底から感じました。岩場もとても楽しかったです!