スラマッパギトリスデス。全てが良かったですね~。8月は天候不順で山に行けてなくて久しぶりの全員集合の登山でしたね。ハプニングもありましたが、集大成といっても過言ではない山行だったのではないのでしょうか。
メンバー:TS(CL/医療/記録)、F澤(SL/気象)、N川(装備)、S井(食当)、Kウラ、Sキ、T橋、Y田
日時:9/3(火)~9/6(金)
行程
[Day1]
5:22 わさび平小屋出発
6:25 秩父沢出合
7:35 シシウドヶ原
8:25 鏡平山荘
9:30 弓折乗越
10:40 双六小屋
12:00 双六岳ピストン出発
13:40 双六小屋
[Day2]
4:10 双六小屋出発
5:30 硫黄乗越
7:20 千丈沢乗越
8:35 槍ヶ岳小屋
8:45 槍が岳ピストン
9:55 槍ヶ岳小屋
10:55 大喰岳
11:40 中岳
12:50 南岳
13:10 南岳小屋
[Day3]
5:30 南岳小屋出発
6:40 南岳新道
7:55 南沢
8:20 槍平小屋
9:15 滝谷避難小屋
10:20 白出沢口
11:03 穂高平小屋
11:50 新穂高ロープウェイ駅
概念図です。
※part3に行けず、ワンゲルの制度上3泊4日以上の山行に行けないため、笠ヶ岳をカットし、小池新道(Escape1のルート)を通って双六小屋まで行くことになった。(承認済み)
アプローチ、0付
夏季休暇中ということで高山駅集合とし、そこから新穂高ロープウェイ駅までバスでのアプローチ。18切符勢とバス勢に分かれた。バス勢は、京都~高山間のバスが渋滞に巻き込まれ、大幅に遅れることに。高山でのギリギリのバス乗り継ぎに走ることになった。一方、18切符勢は高山で寿司なんかを食っていたそう。なんと羨ましい。1人松本側からやってきたSキと無事合流し、新穂高に降り立った。わさび平小屋までは、1時間程度の林道歩き。途中風穴が多数。いいね~なんて言いながらも、日も陰り始めていて肌寒かった。去年も来たことのあるF澤の言うことを信じて、サンダルもまま歩いたが、登山靴に履き替えればよかったと後悔。笠新道登山口を発見し、ホントはこっから入山したかったんよ~とか言ってるとわさび平小屋に到着。
入山(仮)
笠新道登山口
わさび平小屋
「野菜とか水に浮かんでるのいいね」ことわさび平小屋。夏だね~。今回は8人3張。1人2,000円暗くなる前にテキパキとテント設営する。まだぎこちない部分もあったかな。夕食は親子丼。おいしかった。食当S井は卵が割れないように、移動中肌身離さず持っていたらしい。偉すぎ。なんか、飯もうまく、トイレ・水場なども充実していて、ゆるキャン△だった。夏休みを皆さん満喫しているようで、日本各地のお土産が持ち寄られた。CLからは何もなくてごめんね。天気よくてワクワク。
美味しい親子丼
1日目
5:22 わさび平小屋
4時起き、5時出発を目指す。テント撤収はスムーズにいった。朝食はあさりパスタ。パスタを茹でるのに手間取った。あさりっていいね。マジカルなスパイスも美味しかった。荷物の再分配パッキング。準備はなぜかCLが一番遅かった。ごめんなさい。オーダーは実力の分からないY田・T橋を前にし、N川、S井、Kウラ、Sキと続いた。
本当の入山
6:25 秩父沢出合
少し林道を歩いて、小池新道登山口から入山。これから登る尾根を見て元気が湧いた。Y田の奇声が聞こえてきた。ほどなくして秩父沢出合に到着。10分レスト。秩父沢から少し歩いたところでF澤から読図クイズが出題された。良問。皆なんとなくは分かっていたかな。
秩父沢出合
7:35 シシウドヶ原
淡々と登って、シシウドヶ原で5分レスト。ここら辺から、Y田の奇声が伝播し始めた。西鎌尾根が見え、槍が見え、テンションが上がる。歩きやすい木道を通り、鏡平到着。池と山っていいね。ぬい撮りを怠らないF澤だった。
ミニふぇるでぃ
8:25 鏡平山荘
コースタイムも巻いてたのもあり、ここで30分のレスト。当然かき氷を食す。想像よりでかかったが、所詮は氷なので気づいたらなくなっていた。まだ早いのか人も少なく、眺めも良く、ここで一泊したくなってくる気持ちを律して出発。こっからの登りが少しきつかったですかね。聞こえてくる奇声は大きくなっていた。
9:30 弓折乗越
謎にぺーズが速いので、15分休憩。話を聞いてY田にはF間・N村イズムが継承されているのを感じた。T橋からは何も感じなかった。きつい登りもなくなって気持ち良い縦走が始まった。明日歩く尾根を見ながら、歩くのは楽しかった。
おつかれ
10:40 双六小屋
テント設営後、12時まで自由時間。各自思い思いの時間を過ごした。テントは2,000円/人。ポールなしで頑張ってテントを張る人を見かけ、去年のI坂partyはこんな感じだったのだろうかと思いを馳せた。テン場では電波が入らなかったが、外トイレ付近ではドコモはしっかり繋がった。
見えてきました双六小屋
テン場のご様子
12:00 双六岳ピストン
12時から天気を見つつ双六岳ピストン開始。ここで、悲劇が起こる。双六岳を登っている途中で雨が降ってきた。1回生ズはS井以外は雨具を持ってきていなかった。何やってんだ、装備表の下線は何のためだと。。強い雨ではなかったし、山頂も近かったので、ガスガスの中双六岳の標識を確認しすぐに戻ってきた。さらに悲惨なことに、テン場でも雨が降っており、テントは浸水していた。6テンが酷かった。また、テントにザックを入れてない輩がおり、雨に濡れ残念なことになっていた。夏山って大体こんな感じなんで気を付けてくださいね。N川・Y田は心が折れかけていた。特に物が濡れていたN川を4テンに移動させ対処とした。話は変わるが、CLは途中でサングラスを落とした(後に発見)。何回同じようなことやってるんだろう。。
セパは持っていきましょう
ガスガスの山頂
13:40 双六小屋
気を取り直して小屋の売店で軽く食べ、時間を潰した。ラーメンが沁みたな。CLがサングラスを探している間に、特定班がテン場の他大学の特定に勤しんでいた。何大学だったけ?夕食は外れのないカレー。スパムに初めて出会う1回生は不思議そうにそのままをつまみ食いしたりしていた。好み分かれますよね。カレーのお味はジャリジャリ食感のアクセントが効いた王道バーモントだった。なんとかN川のテントマットなども乾いてきた。
スパムカレー
2日目
4:10 出発
早めに槍ヶ岳に到着したかったので、3時起き、4時出発。星が綺麗だった。朝ごはんはいつものパンとスープ。テントはだいぶ重くなっていた。順番は、水分をたっぷり含んだ6テンを持つN川を前に繰り上げ、以下T橋、Y田、Sキ、S井、Kウラとした。登り始めてすぐの樅沢岳でピークまで行ってしまい道を見失ったが、Sキがピーク前に分岐があったのを思い出し、無事縦走路に復帰した。ナイス。暗い中、朝焼けなんかを眺めて気持ち良かった。
写真では伝わらない
ピーク
尖ったやつが槍ですね
5:30 硫黄乗越
いい天気で、槍のシルエットも確認でき、テンションぶちあげで歩いていた。すると、前方に雷鳥の親子が現れた。警戒心は全くなく逃げないので、数分間の撮影会が始まった。可愛い鳴き声だった。可愛すぎた。硫黄乗越に到着し、10レスト。ここでご来光を拝むことに。もう後は槍ヶ岳に登るだけやなと心が満たされていた。重そうなN川に荷物の譲渡を促した。500mLペットボトルを手放していた。それで大丈夫なんか。硫黄乗越~千丈沢乗越はただただ楽しかった。進むにつれて、槍ヶ岳が存在感を増していくのが良かった。
雷鳥遭遇
写真だとしっかり分かりずらい
ご来光にはしゃぐ
最高です!
近づいている、、
素晴らしい
7:20 千丈沢乗越
ちょこちょこ読図クイズをしつつ、余裕をもって硫黄乗越~千丈沢乗越間を歩いた。ヘルメットを千丈沢乗越でつけたが、明らかに千丈沢乗越~槍ヶ岳山荘では必要なかった。つけるなら、千丈沢乗越手前の岩場だろう。途中、岩にぶつけたY田の膝から予想以上の出血があったので、千丈沢乗越の休憩で絆創膏を渡し貼ってもらう。本人は元気そうにしていた。千丈沢乗越~槍ヶ岳山荘はひたすら登りだった。日も出てきて暑くなってきた。
8:35 槍ヶ岳小屋
巻いており時間の余裕はあったが、ガスが迫ってきていたので、10分の休憩とし、槍ヶ岳山頂へ。岩場は皆しっかり登れていた。F澤の指示が安心感を生んでいた。N川のへっぴり腰が面白かった。Y田は見ていて少し危なっかしかった。あと、うるさかった。途中下を見て、落ちたらとか考えると流石に怖かった。と同時に生を実感した。槍ピストン後、35分レストをとった。手ぬぐい等を購入するメンバーも。良いですね。
イェーイ!!
10:55 大喰岳
名残惜しかったが、進む。この時間だと槍ヶ岳山荘のテン場はまだ空いていた。大喰岳に着くころにはF澤、N川に疲労が見え始めていた。10分レスト。次第に槍ヶ岳はガスって来ていた。早い時間に登れてよかったと感じた。
大喰岳山頂と槍
11:40 中岳
周辺の山域が凄すぎるが、槍ヶ岳~南岳の縦走路も非常に楽しかった。中岳付近で10レスト。Kウラが歩くたびに頭が痛むと高山病らしき症状を訴えた。今日は標高を上げることはなくもうすぐ着く、元気に歩ける程度の痛みだったことを考慮し、しっかり水分補給をし症状を悪化させないよう伝え、南岳小屋まで頑張ってもらった。
中岳
12:50 南岳
中岳~南岳にも岩場があり、ヘルメットをつけることとした。なんか話しながら歩いてた気がするが思い出せない。ガスって来ていた。
南岳
13:10 南岳小屋
小屋のランチタイムは13:30までだったので急ぎ目に到着。テントの受付を済ませ、8人で売店で昼食を。カレーは1人分しか作れないとのことで、CLが譲ってもらった。ありがとう。優しいな~。幕営料金は1人1000円だった(トイレ代込み)。テン場は広いスペースを確保するのが難しく、6テンは避けた方がいいかも。テント設営後ガスって気温が下がり、テントがそれぞれ離れていたこともあり、各々テントで自由時間とし、17時から食事の準備に取り掛かった。気象のF澤は双六でも南岳でもラジオがうまく受信できなかったようで、満足のいく天気図が書けていなかった。夕食は鯖とトマトのペペロンチーノ。メニューを考えたKウラがダウンしている中、試行錯誤しなんとか調理。とても美味しかった。Kウラも頑張って少しは食べていた。
遠くに槍
3日目
5:30 南岳小屋
南岳新道は危険個所があり、明るくなってから行動しようということで、5時出発とした。マルタイラーメンが朝食。出発準備ができると、S井が展望台に行きましょうよと。そこで、獅子鼻展望台へ。ここの景色が最高でした。日の出、大キレット、槍ヶ岳、富士山などなどが贅沢にも見えてしまった。大キレットを見下ろし畏怖。この景色だけでも来る価値があるといえる。
大キレット
日の出と常念
笠ヶ岳方面
遠~くに富士山
6:40 南岳新道
南岳新道は急峻な尾根線をひたすら槍平小屋まで下るという道。木道が濡れていて滑りやすくなっており、転んでしまうと非常に危ないという感じだった。すれ違いが困難な箇所も多。オーダーは、高山病のKウラ、下りが苦手なようなS井、以後荷物が重そうな順にN川、Y田、Sキ、T橋とした。帰りの時間がシビアなメンバーは、コースタイムを巻けてないことを残念がっていた。ゆっくり行くのもいいですよ。
7:55 南沢
ここで小休憩。何人かすれ違い、今からこの降りてきた道を登る人たちだと考えると頑張ってくださいと自然と口から出てきた。
8:20 槍平小屋
10分休憩。何となく山からは下りてきた気がしていたが、ここからの方が実は長い。
槍平小屋
9:15 滝谷避難小屋
すれ違う人の数が圧倒的に増えた。途中、Y田の登山靴の金具が外れた。下山も遠くないので、靴紐を結び直し再開。頭の中が下山後の温泉でいっぱいになってくる。暑くなってきて、沢を通り過ぎるたびに頭を突っ込みたくなる。
10:20 白出沢口
淡々と歩いていく。Y田の奇声にも全員が慣れてしまった。白出沢口から林道歩きが始まった。下山はしてないが、安堵感が広がった。
穂高平小屋
11:03 穂高平小屋
一応、休憩。売っている飲料の価格低下で下りてきていることを実感する。林道歩きが続く。長い林道歩きで疲れた。1回生は元気だった。特にSキは元気だった。
11:50 新穂高ロープウェイ駅
ようやく下山。時計を確認し、意外と早い下山に驚く。温泉は中崎山荘。湯から上がり、昼食を食べていると、Kウラが居ないことに気づく。どうやら近くの鍾乳洞を見に行ったようだった。早。その後、他のメンバーもそれぞれ京都や実家や次の山へと向かった。なお、バスが大幅に遅れるなど大変だった人もいた模様。
感想:非常に楽しい、1回生の成長が見られる山行だったと思います。メンバーも楽しめたでしょうか?
F澤:とても頼もしかったです。来期はCL頑張ってください。
N川:装備お疲れさまでした。槍ピストンのへっぴり腰は忘れません。
S井:食当美味しかったです。セパも持ってて偉い!
Kウラ:高山病の悪化には注意。鍾乳洞はどうでしたか?
Sキ:読図・ルーファイ◎。夜行バスの当日キャンセルは大体返金されません。
T橋:体力も実力もありますね。発言はあまりありませんね。
Y田:元気があっていいと思います。ハプニング多めですね。