北山読図PW

役員会で「I坂の読図機会が足りてない」と発言したF間です。発言の責任を取るために彼を連れて京都北山を読図するためだけに歩いてきました。己の言葉は必ずどこかで身に跳ね返ってくるものです。I坂以外にも意欲みなぎる今期CL・SL予定者にはついてきてもらいました。

メンバー:F間(CL/医療/記録), I坂(SL/気象), N田(客人), H田(客人), 鳥S(客人)
Date: 4.29 sat.

藪漕ぎチックな歩きも多少意識してルートを設定したが、あえなく縦走メン100%の計画に。ルート概観は左(スマホは上)図の通り。図には載っていないが、読図のためのチェックポイントを8個用意した。あ、行った山は雲取山です。東京の方の雲取山がよかったなぁ。

行程

7:50 出町柳集合
9:40 入山
10:03 寺山峠
11:30? 雲取山
12:46 寺山峠
13:21 寺山
14:07 天狗杉
14:33 下山
16:30ごろ帰着

今回は京都バスを使って入山口までいくので朝7:50のバスに間に合うように出町柳集合とした。しかし寝坊してしまったCLと、先に着いていたにも関わらずそのCLに一度BOXまで医療箱を取りに行くように無理なお願いをされたH田がギリギリバスの時間に間に合わず、乗り遅れた。...が、出発したばかりのバスが信号待ちで止まっていたので運転手さんにジェスチャーで開けてもらって、なんとか乗ることができた。バスが市内から山へと入っていくと同時に震えた音色で絶妙に半音外してくるGreensleevesが流れ始めて、異空間に飛ばされそうでとても怖かった。

9:00過ぎに入山口のバス停につき、観光トイレがあったので使った。高校の登山部のひとたちもいた。今回は時間を余しそうだったのでゆっくり朝食をとるなどして9:40に入山した。寺山峠までにピンクテープが散在していて、どの谷を登ればいいのかイマイチわかりにくい箇所があったが、ちゃんと突破していた。

10:03 寺山峠についた。後ほども通ったが、寺山峠から南北に伸びる尾根は出来上がっている道が微妙にピークから外れているので、きちんと周りの地形を意識して歩きたいなら道を無視してピーク上を歩いた方が良い。その道が本来ルートの尾根から東に外れていくところがあって(ページ下部の地図赤丸の部分)、絶対そこで間違えると思って見ていたが、間違えなかった。

CP1と2は普通に簡単だった。むしろCP1前の小ピークで鳥巣以外全員現在地を間違えてしまった。このピークはヤッホーポイントと書かれていて、やまびこは祖母山のそれに勝らず劣る感じだった。ところで道中意味深に地形がなだらかな場所がありしかもなんか屋根が見えたのでのぞきに行ったら、某大学のワンゲル小屋があった。蓬莱山のアレとの設備差を感じた。

10:48-56 ハタカリ峠についた。以北の道は登山道表記が一切なかったのでカットされてしまった道だが、様子を見に行ったところ 、歩けそうだった。尾根の形もわりかしはっきりしていた。11:15ぐらいに雲取峠を通過した。雲取山北峰は眺めが良いらしいから適当にピークを直登するルートを設定し(てそこをCP5とし)たが、別の箇所にきちんとした登山道があった。とはいえSLは間違えずに分岐も何もないCP5から登ろうとできており、えらかった。

11:30ぐらいに雲取山を通過した。すぐ谷に降り始めた。途中で別某大学のワンゲル小屋にまたしても出会った。とても豊かな設備であったので羨ましくなった。インカレなので、実はぼくらもそこに入部すれば使えるかもしれない。CP6はここに設定していたが、さすがにわかりやすすぎた。下りきってからは単調な谷歩きが続いた。寺山峠に再び上る谷がどれかみんなしばらく迷っていたようだが(地図青丸の部分)、結局は間違えなかった。12:46に寺山峠に戻ってきた。

とりあえずCP7はわかったかわかってないか微妙な感じだったが(一応確定はできていた)、その後の読図は少々精度を欠いていたように思う。尾根の微妙に下の道を歩いたせいで情報が不足したのかもしれない。CP8前後のピークとCP8をSLが誤認していた。CP9も、寺山についてようやく過ぎてしまったと気付いていた。13:20ごろのことだった。CP8は結構わかりやすい形をしていたと思う。

30分ぐらい歩いて天狗杉を通過した。杉が生えているのかと思いきや、ただ天狗杉という地名なだけであった。

下山前最後の十字型のピークのところで読図クイズを出した。さすがにわかるだろうと思っていたが、鳥巣はわかってなかった。14:33に下山した。総評としては、SLは間違えそうなところも間違えなかったし読図能力が高く、もっと集中力を切らさずに歩くべきであり、3回生2人は読図モチベが高くこのまま保ってほしく、鳥巣はもっと頑張ってくれという感じだった。

おつかれさまでした。井坂はCLをやるのに足りていると藤間が判断しました。他のメンバーも今期CL・SLをやる予定の人間ばかりなので、読図意識は高く保ちましょう。↓今回使った地図です。