気象衛星データを用いた
機械学習による可降水量推定手法の検討

 Title : 気象衛星データを用いた機械学習による可降水量推定手法の検討

 Key Words :  可降水量,機械学習,ランダムフォレスト,気象衛星ひまわり

 Author : 谷村朋哉


概要

 気候変動を監視するうえで,最大の温室効果を持つ水蒸気について把握することが重要である.本研究では,気象衛星ひまわりのデータを用いた可降水量推定手法の構築に役立てるために,機械学習手法の一つであるランダムフォレストを用いて可降水量を推定し,観測時期および観測点による比較を行うことで,可降水量の推定における精度検証や重要変数の調査を行った.結果として,位置条件による推定精度の違いに傾向は見られなかった.また,可降水量の推定モデルは各年,各月それぞれで作成される必要があることが分かった.