黒羽を学び、
黒羽の人々とともにベンチをつくる。
「私の家の周りには、何もないんだよな。」
黒羽で暮らす一人の少女が、
ぽつりとこぼしたその言葉。
けれど本当に、
このまちには「何もない」のでしょうか。
黒羽には、言葉にされずに残ってきた魅力が、
確かに息づいていました。
四季の彩りを映す那珂川。
人の手で守られてきた歴史や文化。
あじさいが咲き誇り、山々に囲まれた里山風景。
地域を支え続ける人たちの想い。
歴史も、文化も、自然も、
誰かの“想い”によって、
今日まで受け継がれてきたのです。
「つくる、つなぐ。黒羽ベンチプロジェクト」は、
そんな黒羽の魅力を、
地域の大人たちと中学生たちが一緒に見つめ直し、
「ベンチ」という形に描き出す取り組みです。
ただ、ものを作る事業ではありません。
地域の大人たちと語り合い、
黒羽の歴史や自然、文化や産業に触れながら、
「このまちには、こんな素敵な人がいたんだ」
「こんな景色が、ずっと守られてきたんだ」と知っていく。
そして、自分たちが見つけた“黒羽らしさ”を、
仲間とともに色を重ね、一つのベンチに描いていく。
完成したベンチは、あじさいまつりで多くの人に触れられ、
やがて黒羽のさまざまな場所へ置かれていきます。
誰かが腰を掛ける。
景色を眺める。
隣に座った人と言葉を交わす。
その小さな時間の中で、
人と人がつながり、
このまちの記憶が、また未来へ受け継がれていく。
あの日、
「何もない」と呟いた少女が、
いつか大人になった時。
誰かにこう語れる未来を、私たちは信じています。
「このまちには、大切なものがたくさんあるんだ。」
黒羽の魅力を未来へつなぐ
私たちの手で。
■主催
一般社団法人那須野ヶ原青年会議所
■ベンチ制作
黒羽中学校 生徒 有志16名
■ベンチ制作協力
・大田原市役所黒羽支所
・大田原市立黒羽中学校
・黒羽商工会
・黒羽商工会 青年部
・エーエム企画
・黒羽山 大雄寺
・黒羽芭蕉の里全国俳句大会 実行委員会
・黒羽芭蕉の館
・五月女モータース
・CHWITH株式会社
・那珂川北部漁業協同組合
■ベンチ設置協力
・雲巌寺
・車田医院
・黒羽観光やな
・人見カメラ店
About
地域の未来を担う子どもたちが、生まれ育った黒羽というまちに誇りと愛着を持てるよう、地元企業や地域住民の皆様とともに、取り組む地域参加型事業です。
黒羽の歴史や文化、自然、人々の想いを学びながら、中学生たちが地域の方々と交流し、自分たちが感じた“黒羽らしさ”を「ベンチ」という形に表現していきます。
完成したベンチは、地域の公共空間へ設置され、人と人がつながり、地域の魅力を未来へ受け継いでいく場所となります。
子どもたちが「この地域で育ってよかった」と思えるきっかけをつくり、地域全体で次世代を育んでいくプロジェクトです。
Behind the scene
Design
ベンチに座った感想や制作した中学生への応援メッセージをお聞かせください。
KUROBANE BENCH PROJECT
©一般社団法人那須野ヶ原青年会議所