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花山地区アウトドアコンテンツ開発合宿
花山地区アウトドアコンテンツ開発合宿
《テーマ》
「大学生が来たくなる1泊2日のアウトドアツーリズムプログラムを企画しよう！」
栗原市農泊推進協議会などが中心となり進めているアウトドアツーリズムの推進の中で、宮城県栗原市花山地区でのアウトドアコンテンツの開発を行いました。
花山地区は、花山湖、渓谷、キャンプ場、温泉、自然薯や蕎麦など資源はたくさんあるものの、集客が課題（特に夏季）。
オンラインワークショップと現地を訪れてのトライアルツアーで、花山地区の地域資源やアウトドアコンテンツの現状を学び、新たな集客につながるプログラムを企画しました。
《コラボレーション団体》
一般社団法人はなやまネットワーク
①オンラインワークショップ（アイデアソン）編
①オンラインワークショップ（アイデアソン）編
《開催日》
2023年5年2月11日（土）
《実施概要》
宮城県内の大学に通う学生6名、県外の学生1名の計7名が参加し、オリエンテーション～ワークショップまでオールオンラインで実施しました。
オリエンテーションでは、（一社）はなやまネットワークの海山さんから花山地区の概要、観光の推移、コンテンツ（食・体験・宿）を紹介いただき、事前知識を深めました。
ワークショップ当日は、2グループに分かれて、1泊2日のアウトドアツーリズムプログラムを検討。（一社）はなやまネットワークが開業準備を進めている宿泊施設、民宿「あずきばた」の利活用の視点も交えて、大学生が来たくなるプログラムについてアイデアを出し合いました。
花山地区では６・７・８月の観光客が少ないことが課題ということで、両チームとも夏場のプロフラムを検討。苔が美しいとされる「削沢の滝」や「浅布渓谷」を散策しながら苔を採取し、宿で苔テラリウムづくりのワークショップを行うアイデア、宿では栗原食材で作るバーベキューや焚火をしようというアイデア、トレッキングをしながら地域の人と交流し、環境問題に絡めた話を聞きたいというSDGs視点でのアイデアもありました。
企画したプログラムは令和5年の夏に、トライアルツアーとして開催することになりました。
②花山アウトドアコンテンツ体験トライアルツアー 編
②花山アウトドアコンテンツ体験トライアルツアー 編
《開催日》
2023年8月2日～3日
《実施概要》
2023年2月にオンラインで実施した「アウトドアコンテンツ開発アイデアソン」で学生たちが考えたプランを現地で体験しながらブラッシュアップするために、トライアルツアーとして開催しました。
1泊2日で、仙台・東京の大学に通う5名の学生が花山を訪れ、「地元ガイドと行く苔採取トレッキング」「苔テラリウムづくり」「そば打ち体験」など、夏の花山のアウトドアコンテンツを満喫！体験を通じて感じたことをワークショップで意見交換し、一緒によりよい企画を考えました。
【トライアルツアー1日目】
1日目は、苔採取トレッキングと苔テラリウムづくりを体験。
花山には滝や渓谷がいくつかあり、削沢の滝に向かう森には、苔が美しい沢が広がっています。
暑かったので長靴越しに感じる川の水がひんやり気持ちよく、皆で川の中にジャブジャブ入っていきました。
はなやまネットワークの佐々木さんのガイドで、特別保護地域の説明や、指定植物の採取禁止についてのレクチャーを受けた上で、少しだけ苔を採取させてもらいました。
削沢の滝までトレッキングした後は、白糸の滝の前で昼食。
滝つぼの間近まで近づくことができるダイナミックな光景と、木漏れ日の中での昼食でリフレッシュできました。
午後は、文字苔っこの会の皆さんに講師をいただいて、苔テラリウムづくりを体験。ジオパークのこと、苔の生態なども学びながら、思い思いにテラリウムを完成させました。
自然の中で採取することろから作品を作るところまで出来る苔に注目したプログラムは、花山の新しいコンテンツになりそうです。
【トライアルツアー2日目】
2日目は花山湖周辺を散策した後、そば打ち体験とアイデア出しワークショップをしました。
1日目は自然を満喫するプログラムでしたが、2日目は花山の食に触れられる体験として、学生たちから花山の名物である蕎麦を食べたい、そば打ちもしてみたい！というアイデアがあって組んだプログラムです。
山菜茶屋ざらぼうの伊藤さんからレクチャーを受け、花山産のそば粉を使っていざそば打ち！
はじめてのそば打ちは恐る恐るという感じでしたが、まずまずの出来栄え。自分たちで打った蕎麦とプロが打った蕎麦を食べ比べながらの昼食になりました。
昼食の後は、2日間の振り返りとアウトドアコンテンツのアイデア出しワークショップを行いました。
“学生が興味を持つ要素と花山の資源を組み合わせて、魅力あるコンテンツができないか？”という視点で、現地で感じた花山の風景や交流を通じて教えてもらったことから、短時間でたくさんのアイデアが出てきました。
花山地区は秋・冬に比べ夏は観光客数が落ち込むことや若い世代の集客が課題となっていましたが、魅力あるコンテンツを作っていける可能性が見えてきました。
すぐに実現できそうなアイデアもあり、主催者のはなやまネットワークさんで、今後企画をしていくことになりそうです
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