日 時 :2026年6月13日(土)10時-16時
場 所 学術情報メディアセンター南館 マルチメディア講義室201号室
現地開催、およびWeb開催(Zoom使用)
本学の18の附置研究所・研究センターで構成する京都大学研究連携基盤では、令和8年6月13日(土)午前10時からユニット報告会2026を学術情報メディアセンター南館をベースにハイブリット形式により開催し、会場とオンライン併せて約130名の参加がありました。
プログラムは、小嶋浩嗣副基盤長(生存圏研究所長)の司会により進められ、中野伸一基盤長の開会挨拶・基盤活動の紹介に引き続き、「共生共進化研究ユニット」の今井啓雄ユニット長によるユニット紹介及び4名の発表者による研究発表、「フィールドワークとデータサイエンスを融合した超学際研究ユニット」の甲山治ユニット長によるユニット紹介及び3名の発表者による研究発表が行われました。
プログラム後半は、「相互作用トポロジーからの複雑システム解明ユニット」の望月敦史ユニット長によるユニット紹介及び4名の発表者による研究発表が行われました。
その後の全体討論では、中野基盤長より、今までの未踏科学研究ユニット報告会では若手研究者の参加が少なかったが、今回は若手研究者が多く参加されて喜んでいる。一方で、第Ⅰ期、第Ⅱ期の活動は分野的にはバラエティに富んでいたが、第Ⅲ期は3ユニットに限定されたこともあり、やや分野の偏りがあるようにも思える。我々のユニット活動を全学的に広め、他分野をも引き込むようなアイデアを求める話題提供がありました。
参加者からは、第Ⅱ期までのユニット活動を踏まえた新しい切り口での学際的集団の可能性、ユニット活動を全学的に広めていくには個人的ネットワークでは限界がありサポートが必要、超学際を進めるには人間同士のネットワーク(コーディネーター等)が重要、テーマを絞って発表をすることも分野の共通性や違いを発見できる機会となる、など活発に意見交換が行われました。
最後に時任宣博副学長からは、学内には似たようなボトムアップ的な集団があり、これらを組織化するとより効率が高くなるのではとの意見があるが、研究連携基盤は質が異なりセミボトムアップ・セミトップダウン的な面があり、連携・融合は良いが一つになるとどちらかのキャラクターが強くなり、逆に京大の教員や学生にはなじまないものになってしまう恐れがあること、今後は第Ⅱ期ユニットの振り返りイベント(繋がり、エクステンド、外国人教員の招へいによる発展等)を行うのも一案などのコメントがあり、小嶋副基盤長による閉会挨拶で幕を閉じました。
研究連携基盤では、このような未踏科学研究ユニットの運営や次世代研究者支援を通じて学際的研究の推進、若手・女性研究者支援を引き続き行うとともに、情報発信についても尽力して参りますので、皆様のご理解・ご支援をお願いします。
研究連携基盤の概要説明を行う中野基盤長
共生共進化研究ユニットの概要説明を行う今井ユニット長
フィールドワークとデータサイエンスを融合した超学際研究ユニットの概要説明を行う甲山ユニット長
相互作用トポロジーからの複雑システム解明ユニットの概要説明を行う望月ユニット長
全体討論・意見交換の様子
総括を行う時任副学長
<プログラム>
10:00~10:15 開会挨拶・活動紹介 中野 伸一(研究連携基盤長)
10:15~11:10 共生共進化研究ユニット
ユニットの紹介
今井 啓雄(ヒト行動進化研究所・教授/ユニット長)
「海棲哺乳類との共生への課題」
三谷 曜子(野生動物研究センター・教授)
「Understanding habitat use of pinnipeds around Hokkaido to support human-pinniped coexistence」
Li Heping(野生動物研究センター・特定助教)
「共生・共進化メカニズム解明に向けた比較認知行動科学」
山本 真也(人と社会の未来研究院 ・教授)
「Social Cognition in Elephants and Dogs: From Co-evolution to Co-existence」
Hoi-Lam Jim(人と社会の未来研究院・特定助教)
11:10~11:25 質疑応答
11:25~12:20 フィールドワークとデータサイエンスを融合した超学際研究ユニット
ユニットの紹介
甲山 治(東南アジア地域研究研究所・教授/ユニット長)
「東南アジア洋上の船舶労働環境と外国人労働者」
町北 朋洋(東南アジア地域研究研究所・准教授)
「海洋環境の保全:小型鯨類の時空間利用と行動に基づく保全優先海域の特定」
木村 里子(東南アジア地域研究研究所・准教授 )
「ネイチャーポジティブにむけた生物多様性の把握〜オーラルヒストリー・写真・市民科学の活用」
石原 正恵(フィールド科学教育研究センター・准教授)
12:20~12:35 質疑応答
(休憩)
13:30~14:25 相互作用トポロジーからの複雑システム解明ユニット
ユニットの紹介
望月 敦史(医生物学研究所・教授/ユニット長)
「ネットワーク上の協力行動:フリーランチとフリービュッフェ」
関口 格(経済研究所・教授/副ユニット長)
「遺伝子制御ネットワークに基づく細胞の運命操作」
樽本 雄介(医生物学研究所・助教)
石川 雅人(医生物学研究所・助教)
「表面張力で理解する細胞性粘菌の3次元組織形成」
西川 星也(大学院生命科学研究科・特定講師)
14:25~14:40 質疑応答
(休憩)
15:00~15:50 全体討論・意見交換
15:50~15:55 総括 時任 宣博
15:55~16:00 閉会挨拶 小嶋 浩嗣(連携研究調整室長)