最終更新:2025年11月27日
2025年2月23日(日・祝)、14:00より倉吉未来中心セミナールーム3にて、第15回倉吉ことばの会講演会を行いました。講師に鳥取看護大学教授の土居裕美子先生をお招きし、「「子ども」をめぐる倉吉ことば」と題するご講演をしていただきました。幼児が発する幼児語と,両親をはじめとする大人が語りかける育児語は別物であり、育児語に注目した場合、「ちゅるちゅる」「がんじがんじ」などの反復形や「わんわん」「すっぽん(ぬぐ)」などのオノマトペが多用されることや、「ちゅるちゅる」と言えば、うどん、そばなどの麺類に汎用されるなど、育児語の特徴は子どもの言語の発育と深い関わりがある点を指摘、また、倉吉ことばに豊富な育児語のバリエーションが存在することなど、語彙の分布を示す方言地図を提示しながらの説明は、非常に分かりやすいと好評でした。
講演会は会場参加者42名、Zoomによるオンライン参加者3名の計45名でした。