2024.8.24
行政書士と聞いて、どんな業務をしているのか思い浮かぶ人はごくごく少数で、許認可申請と聞いてもピンと来ない方がほとんどです。
そこで、「身近なもので言うと、遺言・相続も取り扱ってますのでお気軽にご相談ください。」というと、
高確率で「うちは大した資産ないから大丈夫!」と返ってきます。
しかしながら、裁判所で争われる遺産相続の8割近くが資産5000万円以下の家庭。
さらに、その中で1000万円以下の家庭は3割に及ぶ。このように、富裕層の家庭だからといって争いが起きやすいわけではありません。
それは、資産が多い方は遺言を作成したり、財産の処分方法について生前にしっかり準備されている方が多いからかもしれません。
うちは家族仲もいいから~と安心していても、自分(親)の死後にどうなるかは分かりません。
親が健在な内はうまくいっているように見えていた兄弟関係も、親がいなくなることでストッパーがなくなり、争いへと繋がるケースも散見されます。
残念ながら、お金が絡んだ争いごとが起きると関係修復は難しくなります。親の死後、兄弟関係が破綻してしまうのは悲しいことであり、親も決して望んでいないことでしょう。
死についての話題は縁起が悪いと思われ、中々取り上げにくいものですが、親の亡き後に悲しい争いを生まないように、生前にしっかり家族で話し合う場を設けていただきたいと思います。
財産を管理する方法には、様々な形があります。
方法としては、
◆遺言書の作成
◆成年後見制度
◆家族信託
◆生前贈与
などが挙げられます。
もちろん、何もしなくても大丈夫な家庭もあります。
みんながみんな争いになる訳ではありません。
ただ、最悪のパターンを考えておくことで防げる争いもあると思います。
あなたの相続が争続とならない為に、ご相談ください
くにもり行政書士事務所
【問合せ先】 kunimori1827@gmail.com