2025年11月8日(土)に、飛騨市において市民や関係人口の方々に参加いただく研究室主催のイベント「飛騨古川地域らしさ探し&カルタづくり2025秋 in神岡」を実施してきました!
このイベントは、フィールド調査用のスマートフォンアプリEpicollect5を用いて、スマホ片手にまちを歩いてもらって、「地域らしさ」を感じるまちの要素を撮影・評価項目や位置情報を記録してもらって、我々はそのデータを用いて研究を、参加者の皆さんにはまち歩きと午後のカルタづくり(午前に撮影した写真を利用します!)で、楽しみながらまちや地域と向き合って、新たな発見につなげてもらうイベントです。
2022年秋から、季節ごとに実施しているイベントで、カルタづくりのワークショップは、これが3回目でした。
昨年に続き、飛騨市の中でも鉱山で栄えたまちである、神岡町へお邪魔しました。
今回は研究室のM2の田路君、B4の立石君にイベント運営のヘルプをお願いして、実施しました。二人とも、飛騨市を対象にした修論・卒論を書いている二人です。また、いつもお世話になっている飛騨市の職員の方々、さらに山口大学の杉野先生と山口大学の学生さんと共にイベント運営にあたりました。
午前はまちあるきを実施。参加者の方々は飛騨市民の方が多かったこともあり、率先して思い思いの場所に地域らしさを探しに行きました。
昨年と比べると、かなり良い天気だった一日でした。
午後はでカルタづくり。
午前に取った写真を絵札として、絵札にする写真を選ぶ → 読み札を各自で考えて作成してもらうという形式です。
今回は、参加者のほとんどがリピーターさんやヘルプの学生さんだったこともあり、チーム協力要素を入れたりもしました。また、カルタを作るだけで終わらずに、カルタに関するハッシュタグ(#)を付けて、そこからカルタ同士の繋がりを考えてもらうワークまで行う盛沢山な日程でした。実はこれ、研究として行い始めていることのプロセスを、参加者の方にも実感してもらえるワークになっています。グループで異なるいろいろな考え方のプロセスが見えて、興味深かったです。
人によっては最後のワークでちょっと息切れ気味になっていた方もいらっしゃったかも?という一幕もありましたが、各グループの皆さんが1日の中のどこかで それぞれ活躍してくれていたのは良かったです。
最後はワークの結果や作られたカルタについて、表彰会。
最後に皆さんで記念撮影。
今回、新しい試みもありまして、準備に不安もはありましたが、無事に終えられてよかったです。
昨年の今頃考えていた「さらに面白い取り組み」、「地域を歩いて新たな発見ができる事を知ってもらい、まちを元気にするための地域資源の発掘」のきっかけになるものを入れ込めたのではないでしょうか。
当研究室では、この地域らしさカルタに綴られた写真や文字情報をデータとして、地域資源の関係や地域らしさの本質に迫るような研究を始めています。引き続き、頑張ります。