先日の2月14日、4回生が卒業論文の発表会に臨みました。
卒論提出からの準備期間も短く、提出直前までスライドを直したりしていました。
7分という短い時間の中で、やったこと全てとはいきませんでしたが、重要な結果・発見について発表を終え、教員からの質疑に対してもしっかり受け答えをしていました。
自分の仕事など、何かの成果をまとめ、他者にわかるように発表するというプロセスは、今後も続いていく事なので、今回の反省点をしっかり生かして次に続けていってもらいたいと思います。
これで、長かった卒業研究のプロセスもひと段落ということになります。
以下、卒業研究を終えての4回生からのコメントです。
【下間君】
自転車走行実験の実施や実験で得られたデータの分析、論文の執筆など納得のいく研究に仕上げるために様々な苦労がありましたが、先生やゼミの院生などから助言をいただきながら結論へ結びつけることができました。分析や論文の執筆などを進める中で、根拠に基づいた主張を行うことを学びました。この考察はどのデータを根拠に述べているのかや、主張が一般論のようになっていないかなど自身の個人的な考えになっていないか気を付けながら研究を進めました。社会人でプレゼンなどを行う際にも根拠に基づく主張を意識しながら取り組んでいきたいと思います。1年半という短い間でしたが、大変お世話になりました。ありがとうございました。
【田路君】
まちあるきイベントを通して地域らしい要素を研究するなかで日々様々な発見があり、それらを考察することはとても楽しく、そして大変でしたが、まちを見る目線や地域らしさの知見を深めることができました。また、他のゼミ生と一緒に卒業研究で分からないところを議論したり、休憩したりする時間はとても楽しい時間でした。このような、物事について探求すること、他の人と切磋琢磨する時間をこれからも大切にしていきたいです。
【山原君】
まずは、卒業論文を執筆するにあたって、ご指導いただいた関口先生に感謝を申し上げます。GISの操作や統計分析の解釈などで研究に行き詰まった時にいつも優しく丁寧にご指導してくださり、沢山の助言もいただきました。自分で決めたテーマについて実験方法を考え、結果を分析し、論文を執筆することができたという経験は、これからの人生においても私の学生時代を振り返ってみても、とても有意義なものになったと思います。特に、自分の知りたいことを研究するためにどのようにアプローチしていくか、どのような実験・分析を行うかといった研究を設計する段階が楽しく、研究とは何かを理解することができました。また、研究の設計段階においても、分析結果を解釈する段階においても先生方や同期の仲間、先輩・後輩達と会話する上で様々な考え・捉え方があることを実感し、意見交換することの大切さを学びました。今後、私は大学院に進学し今とは少し異なる分野を研究することになるかとは思いますが、この学生生活で得られた知識や経験、学びを生かして頑張っていきたいと思います。