8月29日の午前に、昭和女子大学 人間社会学部現代教養学科の学生さん17名と福田淳子先生・相尚寿先生に京都府立大学を訪問いただき、当研究室メンバーと交流会を行いました。
昭和女子大学の皆さんは「社会調査研修」という、国内外のフィールドに赴いて・自分の目で見て、調査・分析をするという社会調査のプロセスを学ぶ授業に取り組んでおり、今年度は京都市のオーバーツーリズムの問題が題材になったことで、今回の来訪に繋がりました。オーバーツーリズムを含む「観光」は当研究室で扱うテーマとも近いものです。今回の研修で、昭和女子大学の皆さんはバス停の利用者数調査も行っており、その調査計画の時点から関口が相先生(注:関口の出身研究室の先輩)からご相談を受けて意見交換をさせていただいており、その内容を踏まえた今回の調査の実施報告を兼ねて、京都府立大学を訪ねてくださいました。
まず、各学科の簡単な紹介をお互いに行った後、昭和女子大学の皆さんからバス停の利用者数調査を含む研修内容の報告をいただき、意見交換を行いました。合わせて非公開文化財へ訪問したことや、京都の伝統文化を体験するワークショップに参加したことの紹介もありました。
京都に日々暮らしていると、かえって訪れないようなところや、学科ではあまり話の出ない文化的な風習の話も多く、府立大メンバーにとっても非常に学びの多いご報告をいただきました。
その次は、当研究室からの「社会調査に基づく研究事例」の紹介として、関口から「ニュータウンの買い物弱者問題」に関して、修士2年の森君から「空き家になりやすい住宅・所有者の特徴」について話題提供をしました。調査や研究に関する鋭い質問を昭和女子大の学生さんからも頂きました。
台風も迫っていたので、お昼頃まで行い、最後に集合写真を撮って解散となりました。
当研究室では、今後もこのような大学間・研究室間の交流を積極的に行っていきたいと思います。