研究室ゼミに2人のゲストをお招きしました!
研究室ゼミに2人のゲストをお招きしました!
5月30日の研究室ゼミにお二人のゲストをお招きしました。
サッポロビールの佐藤弘人さん(通称:Boss)と、放送大学学園事務職員の寺田悠希さんです。お二人とも、関口の研究活動を通して知り合った方で、それぞれ特徴的なキャリアを歩まれている社会人であり、また、事業や研究で都市やまちなどの地域と向き合ったり関わったりされている方です。
今回はお二人から偶然、同じ時期に大学を来訪したいというお話をいただきました。ちょうど日程も重なったので、せっかくならお二人一緒に集まっていただこう、と考え、了承いただき、研究室ゼミに参加いただく形となりました。
ゼミ冒頭で、研究室やメンバーの自己紹介を行い、研究室からは7月に中間発表を控えるM2二人が修士研究のこれまであの内容を発表しました。お二人からも有益な質疑やコメントをいただくことができました。
後半は、ゲストのお二人からご自身の「キャリアと地域(との関わり)」というテーマに沿って、ご自身のこれまでのお仕事や研究等についてお話いただき、研究室メンバーとも質疑を行いました。
お二人それぞれに、大学卒業・修了後のキャリアの歩みがどんなものであったのか、その中で「地域」とはどうかかわってきたのか、また、その過程で考えられてきた事等をお話しいただきました。お話の内容自体もとても興味深いものでした。もし、時間が許せばそこからワークショップ的にディスカッションをしていけるとさらに良かった点は、こちらの反省点です・・・。
外部の方にゼミにご参加いただくというのは、やはりゼミの雰囲気も良い感じで引き締まりますし、1・2年後に就職を控えた学生さんたちにとっては、卒業・終了後の社会人としての在り方を考える良いきっかけになったかな、と思います。
今後も、この様に定期的にゲストの方にいらしていただいて、お話を聞いたり意見交換したりする機会を設けていきたいと思います。
【研究室メンバーからの感想(抜粋)】
◎佐藤さんのお話しへの感想
・ベトナムでの仕事を契機に変わったご自身の考えと、それを実行してきた今までの事例をお聞きして、どれも興味深く感じました。私も考えを持ち、実行する力を見習いたいと思いました。
・佐藤さん自身が地域に入り課題を解決するのではなく、地域課題と人、人と人をつなぐことの役割を担っていると感じた。地域に入ったとしても、あくまでも地域の人々、そこに参加する学生など若者を主とするという、地域への関わり方を知った。一過性のものとしないよう、地域に関わりたいと感じた。
・それぞれの取り組みに佐藤さんの一貫した人間性が滲み出ていると感じました。会社や、それを組織する個人が「外にひらく」という発想はこれまでの自分には無く、とても刺激を受けました。
・会社で様々な部署に所属されていたからこそ、その経験を生かした色々な挑戦ができるのだと感じました。私も社会人になった時に1つでも多くのことを経験し、学び、それらを生かした仕事ができれば良いなと感じました。
・会社での課題を会社の中での考えに縛られるのではなく、外に求める、その行動力が凄いと感じました。発想力と論理的な考え方の両方を私も今後磨いていきたいと思いました。
・地域を作っていくのは人と人のつながりだと改めて感じました。また、自ら問題を探し、活動に関わり、社会を変えていくという行動力に感動しました。研究やボランティア、仕事など自分の足で社会問題を探し、分析して解決できる人になりたいと思います。
◎寺田さんのお話しへの感想
・大学での学びが社会でどう活きるのかということが分かり、研究の励みになりました。また、プレゼン最後の言葉は、色々な経験を積まれた寺田さんからの説得力がありました。
・一度、企業で働いた後、修士を二つとられており、働く中で一度立ち戻られた経験を聞くことができた。働きつづける、という大きな流れがあると考えている中で、一度立ち止まることも一つであり、自身の環境が変わる際に、積極的に選択を考えていくことが重要であると感じた。
・自分も肩書きにとらわれず、今やりたいことに素直に向き合おうと思いました。
・常にやりたいことが自分の軸としてあり、そのやりたいことに合う環境へと迷わず飛び込んでいける行動力は私も見習いたいと思いました。保守的な考えだけでなく、自分のやりたいことに正直になって生きていきたいと感じました。
・常にやりたいことが自分の軸としてあり、そのやりたいことに合う環境へと迷わず飛び込んでいける行動力は私も見習いたいと思いました。保守的な考えだけでなく、自分のやりたいことに正直になって生きていきたいと感じました。好きなことをできる場所に行くという考え方は、生活していると見失いがちな考え方だと思うので改めて重要だと感じました。また、どんなに低空飛行でも続ける、したくないと思ったらしない、という自分の軸のようなものを私も持ってこれから社会で生活したいと思いました。
・自分でやりたいと思っていても怠けるという言葉には共感しました。誰でもいいので一緒に頑張り、切磋琢磨できる仲間の近くに常にいることが研究や仕事を積極的に長く続けるためには重要だと思いました。人生を振り返って見て何を大切にしてきたのか、これから何を大切にしたいのか今一度考えたいと思います。
(筆者:関口)