2023年も残すところ、あと数時間となりました(執筆時 2023.12.31の19:30)。
研究室のサイクル的には、3月の年度末で振り返りをするのがちょうどよいのでしょうが、ひとまずここで2023年(1月~12月)を総括しておきます。
1月:
・4回生が卒論の大詰めの時期。
・そのさなかに教員の関口は飛騨市にまちあるきイベントを運営しに行きました。イベントの後、風邪を引いて帰ってきました。この時期の風邪は、卒論添削が一時ストップするので、大問題です。
2月:
・4回生の3名が卒業論文を無事提出しました。また、その次の週には学科の卒業研究発表会でした。研究室1期生として、十分に頑張った研究になったと思います。各自のテーマはこちら。
・また、3回生(現4回生)も交えて、お疲れ会を行いました。このころから、3回生(現4回生)も、研究の計画を練り始めました。
・2/21には、兼ねてより関口が共同研究をしている、金沢大学の林直樹先生とそのゼミ生が我々の研究室を訪問してくれました。お互いの研究室の活動や、共同で何かできないか、といった熱いディスカッションと簡単な懇親会を実施しました。
・ここから前期まで、2週間に1回の統計解析の勉強会(通称:統計輪講)を始めました。
3月:
・3回生は全員、卒論のデータ収集が実験など被験者を募る形式でしたので、このころから、実験計画を練り始めました。特に田路君は5月の頭にデータ収集のためのイベントを行う事が決まっていたので、研究室の皆の協力を経て、プレ調査を行い、イベント実施に向けた課題を整理しました。
・4回生の3名が無事に卒業を迎えました、おめでとう!
4月:
・M1が2名、4回生が3名の体制で新年度がスタートしました。
・4回生の下間君の自転車走行実験が開始。山原君は西陣地区の街路を撮影する日々。
5月:
・4回生の田路君のデータ収集も兼ねたまち歩きイベントを飛騨市で実施させていただきました。4回生の下間君、山原君にも協力してもらい、無事、成功を収めました。4回生の3名は、イベント後の懇親会での地域の住民の方々との交流、その翌日などに飛騨古川のまちを味わったようでした。(飛騨市FCLのウェブサイトに、探訪レポートを掲載いただいています。)
6月:
・研究室メンバーで懇親会を行いました。4回生いち押しの人生ゲームをプレイしました。この歳になると、一つ一つのイベントマス、大分リアルな実感を伴って感じられてきます。
・宇治市・長岡京市さんを対象にした、ACTRによる空き家研究が本格的にスタートしました。環境デザイン学科、公共政策学科、環境情報学科の先生方との共同です。わくわく。
7月:
・山原君の街路景観評価の実験開始。
・下旬のオープンキャンパスに向けて、研究室公開の時の展示用に、恒例の研究ポスターを各自作成しました。4回生は自身の研究について、M1は研究室紹介のポスターを作成しました。
・月末にM1の伊吹さんが、都市計画学会 第21回関西支部研究発表会にて、学会発表を行いました。学会発表デビュー。卒業論文の内容を発表し、多くの有益な示唆をいただきました。梗概論文はコチラ。
8月:
・ゼミは8月中旬から夏休み期間。
・授業期間も終わって時間ができた!と思いきや、教員の夏休みは研究の時間。今年は、1)論文書籍化のための過去の論文の英訳作業、2)立命館大学の山田悟史先生との英語の共著論文のリバイス担当、3)某学会への査読論文投稿、4)田路君の学会発表の梗概執筆、5)科研費の申請書(〆切が例年より早くなりました)など書き物系が一挙に押し寄せ、さらにそこに飛騨市FCLの合宿や、学会のイベント運営などなど重なって、てんやわんやであっという間の1か月でした。・・・夏休み・・・?
9月:
・中旬に、これまた飛騨市にまちあるきイベントの運営をしに行きました。今回は、まち歩きで参加者の方々に撮影いただいた写真をもとに「カルタづくり」という新たな試みをしました。地域に残る成果になることを目指して・・・。カルタづくりはとても好評でした!
イベントの成果は共同研究者である山口大学の杉野先生がこんな立派なサイトを立ち上げてくれました(感謝!)!
・月末には4回生の3名が卒業研究の中間発表会に参加、各自の卒業研究の進捗を発表しました。学科の先生方から、今後に繋がるコメントをいただきました!
10月:
・あっという間に夏休みが終了、新学期開始。
・3回生の3名が、研究室に仮配属されました!
・飛騨市での取り組みを、関口が第21回 観光情報学会で発表しました(その時のレポートがコチラ)!直後のゼミには、関口の共同研究者の山口大学の杉野弘明先生が来訪・ゼミに参加いただき、話題提供と各自の発表へのコメントをいただきました。
・月末に行われた地理情報システム学会 第32回学術研究発表大会にて、4回生の田路君がポスター発表を行いました。学会デビューお疲れさまでした(その時の記事がコチラ)!
11月:
・研究室の3回生の歓迎会を実施しました。学年単位の繋がりが深まったかと思います。
・恒例の研究室内GIS演習会を実施しました(全3回、12月まで)。GISに対する興味に繋がってくれることを祈ります。
12月:
・研究室としての大きなイベントはありませんでしたが、4回生は卒論完成に向けて、M1は就活の本格化の前に各自の研究をみっちり進める期間になったかと思います。3回生のテーマも方向性が決まってきました。来年も頑張りましょう。
【簡単に総括】
総じて、2023年は研究室として新しい取り組みを始めた年だったかな、と。統計輪講、飛騨市のイベントの企画・運営、ACTRによる共同研究や、各種サイト(研究室サイトやこのブログ)の立ち上げなど。
難しいのは、この取り組みを絶やさず続けていくことだと思っています。教員一人では持続性を保つのにはどうしても限界があるので、研究室の学生の皆さんと一緒に運営を続けていければと思います。
月並みですが、来年も頑張ります。今年は昨年より、来年は今年より、少しずつ進んでいければな、と。どうぞよろしくお願いいたします。
(筆者:関口)