2025年3月~現在
所属 : 千葉大学 大学院理学研究院 形態形成学研究室
研究対象 : キイロショウジョウバエ(Drosophila melanogaster)
ヒロズキンバエ(Lucilia sericata)
所属 : 千葉大学 大学院理学研究院 形態形成学研究室
研究対象 : キイロショウジョウバエ(Drosophila melanogaster)
ヒロズキンバエ(Lucilia sericata)
大学院時代とは打って変わり、学位取得後は学振PDとしてハエの外骨格「クチクラ」の形成機構について研究を行っています。トラザメの卵殻形成と共通するところは細胞外に分泌されたものが構造を作り出すという「細胞外マトリックスによる形態形成」という点です。
現在は、クチクラに存在する微細な層構造がどのように形成されるのかに興味を持っています。キイロショウジョウバエ幼虫のクチクラには2種類のクチクラタンパク質が層構造を形成することが知られています。層構造の形成過程やタンパク質間の相互作用を調べ、細胞外で層構造が形成される原理を明らかにしようと考えています。
それと並行して、非モデル生物であるヒロズキンバエを用いた研究も行っています。ヒロズキンバエは写真のように胸部と腹部に美しい色彩を持ちます。これは色素ではなく構造に由来した色である構造色であることが知られています。キンバエのクチクラには微細な多層膜構造が存在し、それが反射光の干渉を引き起こすことで構造色が生まれると考えられています。現在は、この多層膜構造が何によってどのように形成されるのか、そして構造色を生み出す原理に着目をして研究を行っています。
所属 : 東京大学 大気海洋研究所 海洋生命科学部門生理学グループ
研究対象 : トラザメ(Scyliorhinus torazame)
修士・博士課程の5年間は軟骨魚類のトラザメを用いて、卵生板鰓類の生殖制御に関する研究をしていました。特に受精卵を包む卵殻の形成をホルモンがどのように制御しているのかに着目をしていました。プロゲステロンという性ステロイドホルモンが卵殻の一部であるツルの形成を誘導することを明らかにしたことに加え、卵殻を作る卵殻腺という器官に着目をして組織形態学、分子生物学的な研究を行っていました。
詳しくは以下を拝読下さい。
↓プロゲステロンの投与によって卵殻の一部であるツルの形成が誘導されることを示した論文。とそのプレスリリース。
https://doi.org/10.1186/s40851-023-00211-y
https://www.aori.u-tokyo.ac.jp/research/news/2023/20230605.html