光源寺
天女絵修復プロジェクト(天女の表具欄間彩色修復)
光源寺とは
奈良県磯城郡田原本。
村の中核をなす 浄土真宗本願寺派・光源寺は、延享3年(1746年)建立されました。
御本尊は江戸時代作の木造阿弥陀如来像。
境内にはどっしりと構えた大きな銀杏の木があり 地元の皆様をお守り続けています。
修復が必要な天女の襖絵
村民に愛され続けた光源寺には素晴らしい天女様の絵が飾られています。
光源寺の米田和古住職が「天女さまの絵を修復したい」 とSNSで発信しているのを見つけ
もしかしたらDAOで解決できるのではないか?DAOの素晴らしさを試せる機会になるのでは?と思い、お声がけさせていただきました。
右上から剥がれ出した天女様
実際に鑑定した様子
今回修復をするにあたり、京都の表具師さんをお連れして、実際に天女様の絵を視察しました。
下地には鳥の子紙(主に雁皮(がんぴ)原料とし、光沢があり滑らかで緻密な肌合を持った手漉きの和紙)が使われており、当時このサイズの鳥の子紙を使うことは大変貴重であったと思われます。中には紙一面を金色に塗った上から日本画を描いたという、大変贅沢な仕上がりの天女様もありました。
作者は大変長い年月をかけて作成したと、言い伝えられています。
色々とお話を伺ううちに当時、御寺に関わっていらした方々がどのような想いでこの空間にこのような絵を施したか....想いを馳せていると、当時の方々と繋がり、温かい気持ちになりました。
同じ作家の天井画も素晴らしいです。
寺DAOからのメッセージ
修復事業を通して、そのお寺さんの歴史の一部に関わり、次世代に繋いでいくことが出来ることに大変喜びを感じています。
実際には
・光源寺NFTの販売(天女様・天井絵)
・光源寺の天女様の絵のNFT
・光源寺NFTの購入特典(米田住職手作り水晶ブレスレット型念珠等)
・光源寺DAO(オンライン法話会参加権)
などを通して、修復支援金を集め続けていきます。
是非修復の工程を一緒に見守り、貴重な体験を共有させていただきたいと思います。
ご住職からのメッセージ
この度は寺DAOのご縁をいただき大変有り難く存じます。
私が光源寺を引き受けて丸4年。住職に就任して2年半になります。そのなかでも過疎化の一途を辿る光源寺を、なんとか盛り立てていけたらというただそれだけの思いと、多くの方々に阿弥陀如来のお慈悲の世界をお取り次ぎしたいという思いだけで走り抜いて参りました。
そんなこの三月、本堂内陣の天女の壁画が剥がれていることに気がつきました。
今回寺DAOのプロジェクトにお声かけ頂き、本当に感謝しております。歴代の住職が大切に守ってきた光源寺の本堂。なんとか元のように美しく修復したい、又多くの方々に光源寺の天女絵を見て頂きたい、そんな思いでいっぱいです。どうぞご支援よろしくお願い致します。
寺DAOを通して阿弥陀如来のお慈悲が皆様方に届きますように。 合掌