美晴台は宅地開発の始まる昭和３０年代まではゆるやかな林の丘陵地でした。永谷地域全体も自然に富む谷戸と、古道古跡の残る豊かな土地でした。古歌の “永谷十勝” には「菅公筆塚」「貞昌の晩鐘」「馬洗川の清流」「島越の夕照」などがあり、「十国見の眺望」では、
　をちこちに 見ゆる国々かぞふれば わが手のおよび 折りつくすまで
  （ここから見える国々を数えると１０本の指では足りないぐらい見えます）
と詠まれています。
　造成前の十国見（現美晴台公園付近）は今より１３ｍ余り高かったといわれ、眼下に天満宮や貞昌院が、東西南北の四方に富士山をはじめ丹沢の山々、多くの国々（甲斐、駿河、相模、武蔵、安房下総、上総等）が眺められたそうです。住宅地になった現在でも美晴台公園を少し離れたところから、富士山や丹沢の山並みを観ることが出来、散歩の時の眼を楽しませてくれます。
　美晴台の名称は自治会創設時に「昭和初期上永谷部落」の図に「十国見の眺望（美晴台）」と記されていたところから命名したとも言われています。

【引用・参照】
　美晴台の歴史（ 美晴台の歴史会「葉遥」）
　永谷に住んだ宅間の殿様（貞昌院プログ）

　ボランティア活動が盛んで、草取りや障子貼り、家具の移動など困った時に助けてくれる「助け合いグループ」、災害時に支援を行う「防災支援隊」、１０日ごとに防犯のために巡回する「防犯パトロール隊」、夏祭りを円滑に進行させる「夏祭り実行委員会」、その他、もちつき大会、各種クラブ活動、子ども広場、美晴台カフェなどなど、子どもからお年寄りまで楽しめる行事が盛り沢山です。
　美晴台のまちの中を歩くと、住宅の塀などに美晴台の子どもたちが描いた絵が飾られています。その絵にはみんなで考えたその道の名前が示されています。この活動は、横浜市の町普請事業や横浜の企業が主催したSGDSコンペションで認めて頂き、活動を行っています。

 美晴台愛称マップ

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