宮神輿

駒留八幡神社宮神輿

令和御大礼奉祝宮神輿渡御の様子(令和元年10月20日)

明治の時代、駒留八幡神社を始め上馬地域には神輿が無くお祭りの度に樽神輿を担いでおりました。その際、宮神輿をとの声が高まり、赤坂氷川神社より台五尺、高さ六尺、重さ約九十貫(約三百㎏)の大神輿を頂きました。この神輿には宝暦12年、文化15年、天保10年の銘があり、今より250年ほど前のお神輿で神輿の原型の鳳輦形(ほうれんがた)をしており、東京にも数基しかないと言われています。長年神輿庫に置かれ傷んでいましたが昭和53年に氏子の方々により修復され現在に至っています。

この神輿は昭和の始めの御大典や平成、令和の御大典の際など、節目の時に地域の繁栄、国家の弥栄を祈念し渡御神幸して参りました。二十世紀から二十一世紀になった折も、時代の区切りとして宮神輿のご神幸をとの声を受け、十年ぶりに氏子総代会と宮元、茶家、一三、東西の睦会により威勢良く氏子区域を練り歩き、上馬の鎮守様の祭りとして地域の皆様とのふれあいを深めました。

現在は駒留八幡神社の例大祭である10月15日が日曜日と重なった年に出御することとなっています。