「心にくくりつけた荷物を静かに降ろせる場所」
新潟市北区。ふるさと。
人と自然が寄り添い、海・川・そして潟とともに歩んできたまち。
かつてそこには、多くの人の往来とにぎわいがありました。
しかし、いつしかその風景は少しずつ姿を変え、
今はその面影も薄れつつあります。
それでも、
私たちは信じています。
このまちには、
今も咲き続けている「華」があることを。
「うつむく顔を上げて振り返れば、そこにある光に気付くだろう」
その小さな希望の灯を受け継ぎ、未来へとつないでいくために――
この「ここにしか咲かない華」プロジェクトを立ち上げました。
それは、ここで生きる人々の想い、守られてきた風景、
そして、このまちに未来を描こうとする若者たちのまっすぐな願い。
「雨上がりの道は泥濘るむけれど、今ここに生きている証を刻むよ」
2025年秋。
私たちは、一夜限りの「華」を
福島潟に咲かせます。
みんなの願いをのせて、
希望の兆しをえがき、
未来をそっとてらす――
ひかりの華。
このまちの魅力を見つめ直すきっかけに。
そして新しい「にぎわい」が芽生える、静かな合図となるように。
地元の青年たちが踏み出す、小さくても力強い第一歩。
一瞬の輝きが、
この地の記憶と未来に――
灯り続ける道しるべとなりますように。