ここは植物の繁殖生態学・送粉生態学の研究をしている勝原光希のウェブサイトです。
This is the web site of Koki Katsuhara researches plant reproduction and pollination ecology.
2025.9.22
「Urbanised landscape and microhabitat differences can influence flowering phenology and synchrony in an annual herb」が Journal of Applied Ecologyに掲載されました。農村域から都市域にかけて様々な環境に幅広く分布するツユクサを対象に、3年間の開花フェノロジーを追跡調査しました。岡大着任5年目、けっこう時間がかかってしまいましたが、ようやく研究室の学生といっしょにやった研究を形にすることができました。日本語プレスリリースはこちら。
2025.9.14-16
個体群生態学会京都大会に参加しました。初めての個体群生態学会でしたが、シンポジウムがどれも面白く、参加して良かったなぁ、と思いました。
2024.3.15-18
生態学会札幌大会に参加しました。「移動分散や分布の”空間的な不均一性”がどんな生態学的・進化学的な帰結をもたらすか考えよう!」というシンポジウムを企画しました。すこぶる評判が良かったです。まだまだ面白いシステムが眠っていそうだと思っています。
2024.12.6-8
種生物学シンポジウム岡山大会に参加しました。運営をがっつりやりました。楽しかったという声をたくさんいただき、ホッとしています。今日からは自分の研究を頑張りたいと思います!
2024.10.31
業績ページを更新しました。
2024.8.24
自身の博士論文の一部と学振PD時代の仕事である「Does a coexisting congener of a mixed mating species affect the genetic structure and selfing rate via reproductive interference?」が Oecologia に受理されました。ケツユクサを対象に集団遺伝学的な手法を用いて、同所的に存在する近縁種(ツユクサ)からの送粉者を介した繁殖干渉が、集団の自殖率を増加させうることを発見しました。投稿から受理までかなり時間がかかりましたが、ようやくこれで博論の内容が全て出版されました!
2024.8.5
久しぶりに業績ページを更新しました。この数日で立て続けに複数のアクセプトをもらったので、またすぐに更新します。うれしいー。
2024.5.11-12
中国四国地区生物系三学会合同大会 岡山大会に参加しました。生態学会地区会の運営をがっつりやりました。学生は優秀発表賞をもらってました。
2023.12.1-3
今年も種生物学会へ参加しました。久々の合宿形式、楽しすぎました。
2023.8.17-20
韓国の済州島で開催された第10回東アジア国際生態学会(EAFES)に参加し、口頭発表を行いました。教員になって初めて自分の学生と一緒に学会へ参加しました。
2023.3.1
令和4年度の工学部ベストティーチャー賞をいただきました。
2022.7.28
所属研究室のHP が 学生たちの手によってリニューアルされました! 植物生態学に興味のある学生さん、うちの研究室も是非大学院の選択肢のひとつにいれてくださいー。
2022.5.21-22
生態学会の中国四国地区会にオンラインで参加しました。いっしょに研究している学生の発表が優秀発表賞をいただきました。自分がもらうより嬉しいもんですねー。
2022.1.6
神戸大学在学時にお手伝いした研究「Intersexual flower differences in an andromonoecious species: small pollen-rich staminate flowers under resource limitation」が Plant Biology に受理されました。両性花と雄花を可塑的に咲き分けるツユクサで、両性花と異なるアロメトリーを持つ雄花の花形質(花びらは小さいが、送粉用の雄しべの長さは変わらず、花粉の生産数は多い)が、資源制限と送粉者による選択圧から説明しうることを示した論文です。マニアック!
2021.10.13 & 20
RSKラジオ「朝耳らじお5.5」内のコーナー「山陽電子工業プレゼンツ 技術の森」に出演させていただき、研究の紹介をさせていただきました。まさか自分がラジオにでられる日が来るとは! これもツユクサに感謝ですねぇ……。
2021.9.17
自身の博士論文の一部「The eco-evolutionary dynamics of prior selfing rates promote coexistence without niche partitioning under conditions of reproductive interference 」が Journal of Ecology に受理されました。数理モデルを用いたシミュレーションから、同じ送粉者を共有し競争関係にある2種の植物において、先行自家受粉率の進化がもたらす進化的救助が長期的な共存を促進することを示しました。夢にまで見た憧れの Journal of Ecology ……。
参考:岡山大学プレスリリース