Koga Tatsuya’s Website

        古賀達也(森林総合研究所)のホームページです。

古賀達也 / KOGA Tatsuya

国立研究開発法人 森林総合研究所にて、野生動物に関わる制度、政策、ガバナンスについて研究しています。


これまでの研究キーワード:鳥獣法/猟区/共同狩猟地/乱場制/ジビエ/獣肉処理場/入会権/生産森林組合/アライグマ/防除実施計画...etc


国立研究開発法人 森林研究・整備機構

森林総合研究所 林業経営・政策研究領域(テニュアトラック研究員)

京都大学大学院農学研究科(2024年3月まで)

JST奨励研究員(2021年10月~現在)

金沢大学 地域創造学類非常勤講師:環境経済学(2023年~)

金沢大学人間社会学域RA 環境政策など(2022年1月~2024年3月)

➡researchmap

野生動物の保全管理に関するユースプラットフォーム

研究テーマ①「狩猟の場」を巡る制度史や利害関係の研究

狩猟と土地所有権との関係性や、共同体の慣習的な狩猟の権利について、特に制度の成立プロセスに着目した研究を行っています。「野生動物を巡る権利関係がどのように決まったのか」を明らかにすることを通じて今後の権利分配の在り方を考察しています。

古賀 達也・赤石 旺之(2023)猟区制度の通史と滋賀県日野町猟区の実態, 入会林野研究, 43, 61-83.

古賀達也(2024)同狩猟地の法制化と新設停止を巡る立法過程分析, 林業経済.

古賀達也・赤石 旺之(2024乱場制はなぜ廃止されなかったのか?「全国禁猟制」構想を巡る政策過程分析(1971~1972), 森林応用研究.

古賀達也(受理済み印刷中)愛知県の共同狩猟地における狩猟権と狩猟管理, 入会林野研究.


金丸太一・古賀達也・神宮翔磨・加藤恵理・高橋満彦(2023)初めて学ぶ鳥獣保護管理法, 『Wildlfe Forum』27(2),20-23.

研究テーマ② 野生動物政策の政策過程研究

野生動物の政策が形成、決定、実施される過程を分析しています。過程分析を通じて、ガバナンスが改善されずに硬直する要因や、政策イノベーションが実現する要因を探っています。

「野生生物と社会」学会青年部会企画:「多分野のアプローチに触れる若手研究座談会」「野生動物政策の政策過程分析」, 2023年3月

古賀 達也(2023)ニホンジカ・イノシシ半減目標の政策決定過程と今後の政策形成に向けて, Wildlife Forum, 28(1), 6-8.

2023年度林業経済研究所 小瀧奨励助成金受賞!!!「GHQ占領下の鳥獣行政の政策過程に関する研究」

2023年度エスペック地球環境研究・技術基金獲得!!!「野生動物による人身事故が自治体公共政策と野生動物管理に与える影響」(50万円)

研究テーマ③ ジビエ産業の研究

近年盛んになりつつあるジビエ産業などの資源利用の試みが、野生動物管理に与える影響を解明しようとしています。主に修士課程までの研究テーマです。

古賀 達也(2021)狩猟者による小規模獣肉処理場の新設が野生動物管理に与える影響 -京都府の事例から-, 『林業経済』, 74(3),17-30. 

KOGA Tatsuy(2023)Game-Meat Utilization Through the Trade of Captured Individuals between Hunters and Processing Plants, 『Journal of Environmental Information Science』, vol2022(2),59-66. 

 ➡2021年度笹川科学奨励賞受賞!!!

研究テーマ 外来種アライグマ対策に向けた研究

アライグマ連絡会のメンバーを中心としたチームを作成し(アライグマ研究コレクティブ)、アライグマ対策に向けたガバナンスや政策の動向を調査しています。研究成果の一部は自然環境研究センターを通じて環境省に送付されました.


渡邉英之・木村開人・石山遥香・稲穂太一・石黒佑紀・佐々木翔也・赤石旺之・大阪桃子・浅妻裕一郎・小河淳寛・古賀達也(2022)防除実施計画に見るアライグマ対策の現状と課題, 2022年「野生生物と社会」学会, ポスター発表.