喘息について
喘息とは
初めに喘息は亡くなる病気であるということです。
大事なことは
1番目に現在の喘息をコントロールすること
2番目に将来さらに喘息が悪化するのを抑え死亡率を減らすために予防的に継続的な治療が必要であることです。
ダニ、ハウスダスト、ペット、花粉、食べ物、喫煙(受動喫煙含む)、かぜ、大気汚染、天候の変化、香水、月経、妊娠、アルコール、過労、薬物、運動、肥満などが喘息の原因とされていますが、原因が特定できずに発症する場合も多くあります。
小学校から発作がなくなる時期もありますが、20〜30才代に再発することもあります。大人の喘息の7割ほどが大人になって初めて発症した方たちです。
風邪などの感染症が治っても、咳が発症後2ヶ月以上続く場合には咳喘息のおそれもあります。夜中から明け方に咳が出る場合があります。
喘息は一生付き合う病気です。喘息が悪化し亡くなる患者様は50年前には毎年1万人/年程でしした。現在は良い薬が開発されたため喘息の定期的な通院により毎年1500人/年に減少しています。
そのまま咳を放置していると、肺の炎症が続き、リモデリングを起こし、気道の繊維化が進み更に喘息が悪化してしまいます。
症状がない場合でも喘息死を回避するために通院されることが理想的です。