胃カメラについて

胃内視鏡検査(胃カメラ)とは?

経鼻内視鏡検査は鼻からも口からもどちらでも対応可能です。ただしカメラの太さより鼻腔内が狭い場合には、鼻からの胃カメラが出来ないことがありその時は口からの挿入に変更いたします(鎮静剤を用いることも可能で、苦痛の少ない検査を心がけております。)


胃カメラの重要性

#1粘膜面の微細な色調の変化や凹凸が観察でき、早期ガンの発見に有効です。内視鏡検査病変の一部を採取(生検)し、良・悪性を判定することができます。結果は1週間後に出ます。

#2慢性胃炎があれば組織を採取(生検)、胃癌の原因の1つであるピロリ菌の検査ができます。


朝8時30分から検査を行っております。

保険診療の場合、組織の採取や、ピロリ菌の検査を行った場合であっても9000円程度となっております。(3割負担の方・診察代込)



胃内視鏡機材 

富士フイルム EG-580NW)

ピロリ菌とは?

ピロリ菌は胃の粘膜に生息している細菌です。胃癌、胃潰瘍を引き起こす原因の1つと言われています。

ピロリ菌感染は内視鏡検査でわかりますか?

 当院では、内視鏡で慢性胃炎があれば組織を一部とり鏡検法で組織中のピロリ菌の存在を顕微鏡で調べます。

ピロリ菌の感染が確認された方は胃がん発生の予防目的にて除菌治療が保険適応です。(厚生省では胃カメラをせずにピロリ菌の検査をしたい、または胃カメラをせずにピロリ菌の除菌をしたい方などは、全額自費になります。)


ピロリ菌の除菌治療

除菌治療は抗生物質と制酸剤を1週間内服します。1回目の除菌治療が不成功でも、薬剤を変えて2回目の除菌治療が行えます。これにより約90%の除菌成功率です。