初期に作られ、サイボーグ化に失敗したサイボーグ第2号。元々は小さく可愛らしいスズメであったが、右も左も分からないサイボーグ手術中に失敗してしまい、生身の体が変色した触手のようなものがたくさん生え、顔は全てのパーツが離れ、舌と歯がくっついたものがむき出しになっている。これはサイボーグ化計画の悲惨な状況を説明するのに十分であり、反逆者たちの怒りは増すばかりだ。ハムスターたちによって作られたこの生物兵器は、ロシアの商人が買うことになり、心停止装置を着け、暴れだしたら直ちに心停止をするという条件で彼の元へ渡った。しかし天体からスズメの様子を感知する装置がザルすぎてスズメの飼い主はもうこの世に居ないということはハムスター達はこれからも知らないだろう。今は平地で飼い主もいなければ天敵もいない生活を送っている。
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