関西低次元トポロジー若手セミナー(KLDTFS)は,低次元トポロジーを中心とした周辺分野についての情報共有及び交流を目的とする,関西の低次元トポロジーの若手研究者を中心としたセミナー(勉強会)です.
日時:2026年7月11日 13:00〜16:00(終了時刻は目安です)
場所:大阪公立大学 杉本キャンパス 理学部F棟 中講究室4A (F415)
講演者:姫野 圭佑 氏 (山口大学)
タイトル:Seifert 多様体と Montesinos trick
アブストラクト
Seifert 多様体とは 3 次元多様体のクラスであり,古典的に研究されてきた対象であるとともに,現在でも基本的かつ重要な研究対象である.3 次元多様体を構成する手法の一つに,結び目に対するデーン手術がある.古くから重要な問題として,与えられた結び目のデーン手術によって Seifert 多様体が得られるかという問いがある.この問題に対する有効な手法の一つが Montesinos trick であり,結び目のデーン手術とタングル手術が二重分岐被覆空間を通して対応することを利用するものである.本セミナーでは,Seifert 多様体,二重分岐被覆空間,(有理)タングル,Montesinos knot,デーン手術,および Montesinos trick について解説し,具体的な結び目のデーン手術によって Seifert 多様体が得られることを Montesinos trick を用いて確認できることを目標とする.時間があれば,Montesinos trick を用いた講演者の最近の結果についても紹介する.
日時:2026年5月9日 13:00〜16:00(終了時刻は目安です)
場所:大阪公立大学 杉本キャンパス 理学部F棟 中講究室4A (F415)
講演者:植田 雄大 氏 (京都大学)
タイトル:2次元結び目とその構成法概説
アブストラクト
2次元結び目は球面の4次元ユークリッド空間への滑らかな埋め込みの像のことである. 現在, 2次元結び目理論では様々な方法で2次元結び目の無限族が作られている. その無限族の性質を調べるために, それらに対する不変量を調べることが2次元結び目理論で基本的な課題である. 本講演では, 2次元結び目の定義と図式から復習して, 現在よく用いられるribbon 2-knotやtwist roll spun knot, deform spun knotの構成法について確認する. その後, twist roll spun knotとdeform spun knotに関係する(一般化) Iwakiri-Satoh 2-knotについて説明し, 講演者の研究であるIwakiri-Satoh 2-knotの不変量の計算について紹介する.
本セミナーは,大阪公立大学数学研究所(文部科学省共同利用・共同研究拠点「数学・理論物理の協働・共創による新たな国際的研究・教育拠点」JPMXP0723833165,大阪公立大学戦略的研究推進事業:国際研究拠点形成支援)の共同利用・共同研究の一環として開催されます。