このような研究にも取り組んでいます

クワ葉含有機能性成分の季節消長とその分布変動

桑は蚕の飼料樹という固定観念がありますが、古来より漢方薬としても利用されてきました。臨済宗の開祖栄西は「喫茶養生記」の中で、桑ほど優れた植物はないと記載しています。近年、桑の機能性に科学的メスが入り、いろいろな機能性の認められることが明らかになってきました。中でも桑に含まれる1‐デオキシノジリマイシン(DNJ)の糖吸収阻害効果が注目されています。本研究では、桑樹内でのDNJの分布を品種別で追いかけるとともに、蓄積量の季節変動に焦点を当て追究しています。これは、現状での廃棄資材の有効活用に繋がる可能性を秘めています