長岡 純治  准教授

NAGAOKA Sumiharu (Associate Professor)

2021.3~  

主な研究内容

 養蚕学が培ってきた知識・技術を現代的な生理化学,分子生物学的手法により再構築することで,カイコガを使った現代生物学へと展開していきます。

研究室で現在進行中の主なテーマ

(1) 蚕種学,家蚕発生・遺伝学を基盤とした「オスから見た昆虫生殖学」の構築

 1.1 カイコガ(昆虫)精液タンパク質のオス妊性に係わる機能の解明

 1.2 カイコガ(昆虫)精子保存法ならびに人工授精法の開発

 1.3 チョウ目昆虫を中心とした,新規昆虫管理方法の開発


(2)育蚕学,絹糸化学を基盤とした「転写・翻訳共役型無細胞タンパク質合成系」の構築

2.1 カイコガ絹合成器官(絹糸腺)から抽出した翻訳因子群を基盤とした反応系の合成量増加方法の探索

 2.2 他の合成系で難しいタンパク質の発現方法の探索と高度化

 2.3 「無細胞タンパク質合成系」を利用した,新規研究手法の開発

主要論文など

所属学会:日本蚕糸学会 (編集委員),日本農芸化学会, 日本無菌生物ノートバイオロジー学会 ,精子研究会

最近の学会発表:

論文:

Nagaoka, S., Tani, N., Kimura, C., Sakakura, M. (2021) Identification and characterization of fructose-1,6-diphosphate aldolase in seminal fluid of the silkworm, Bombyx mori., J. Insect Biotechnol. Sericol. 90:

その他 出版物:

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