受験生の皆さんへ
私たちの研究室では、たとえば、以下のような研究をしています。
研究内容の一部は、「ダーウィンが来た」などでも紹介されています。
<真社会性昆虫の生物学>
<真社会性昆虫の生物学>
アリ・ハチ・シロアリの仲間は、家族を中心とした集団生活を営むことから、真社会性昆虫と呼ばれます。その家族規模は大きく、構成員が1万を超えることもあります。
これらの真社会性昆虫では、一般に家族の結束が非常に強く、互いに協調しあって生きています。
私達のラボでは、アリ・シロアリを対象として
1)社会基盤の構築・維持メカニズム2)社会内での情報伝達システム
3) 社会における意思決定システム 4)社会性昆虫の防除と農業への利用
に関する研究にとりくんでいます。
<昆虫と植物の相互作用>
<昆虫と植物の相互作用>
昆虫と植物、それは切っても切れない関係にあります。植物の繁殖を助けるポリネーターとして、あるいは種子を散布するポーターとして、時には植物を守るボディガードとして、その一方で植物を食べる植食者として、と様々な形で昆虫と植物は相互に関係しあっています。
私達のラボでは、様々な場面で昆虫を操ろうとする「植物側の戦略」と植物を利用しようとする「昆虫側の戦略」の両方に着目し、それらの解明を目指しています。
<捕食性昆虫の生物学>
<捕食性昆虫の生物学>
植食性昆虫の天敵となりうる捕食性昆虫、その一つに肉食性カメムシのサシガメがいます。
特に集合性を示すサシガメ類では、お互いに襲い合うような共食いを避ける必要があります。その一方で、大きな獲物には協同で襲い掛かるなど、特徴ある行動を示します。
私たちのラボでは、日本に分布するサシガメ類では最大の体サイズを誇るヨコヅナサシガメを対象として、その行動特性や配偶行動、捕食特性や産卵行動など、その生活史を通じての生き様をつまびらかにすることを目指しています。