⇧ 自画像 4色5枚 297㎜×210㎜
重ねぎり切り絵の画法
複数の色の紙をデザインナイフで切り抜き、1枚ずつ重ねて、リアルな切り絵を作成します。
一般的な切り絵に満足できなくなり、独自の切り絵の画法(重ねぎり切り絵)を追求しました。
カメラが趣味で、写真のようなリアルな切り絵の画法探究に2018年から3年間かかりました。
人物や動物、風景を切り絵でリアルに表現しています。
趣味の写真の夕日の景色など、切り絵の背景に写真を取り入れた切り絵なども作成しています。
〇切り絵を始めるきっかけ
妻がめまいがひどいときに、自律神経にいいと言われ切り絵を始めた。それを私が観ていて、楽しそうだから俺にもやらせてと始めた。いざ切り絵を始めると切り絵を切ることが楽しく夢中になり、はまってしまった。最初は、ネットで切り絵の下絵を検索しては切り絵を作成する。この期間が、切り絵を綺麗に切るための修業の期間であった。
私が大好きな作家さんは、切り剣こと切り絵創作家福田理代さんである。彼女のデザインナイフの使い方や切り方をYouTubeで参考に腕を磨いた。福田さんのレースのような繊細に紙を切る技術は素晴らしい!
柳沢京子さんのほのぼのとした画風も大好きです。
〇重ねぎり切り絵の技法開拓
切り絵の作品を物まねしたり模写して作成することは、腕を磨く以外に自分にあった手法の作品を模索するきっかけとなる。自分で下絵を作成し切り絵を作っているうちに、出来上がった作品は誰もが作る切り絵と同じ切り絵になっていることに疑問を感じ始める。そこから自分の技法の切り絵を作成しようと考えた。
現在の新しい技法(重ねぎり切り絵)を作るきっかけとなったのは、我が家の愛犬を貼り絵で作成した時だった。その作品は、写真のようなリアルな仕上がりになり、これだ!切り絵で作成できる!と、核心を得た瞬間でした。問題はたくさんあり、紙を重ねて切る色の順番や紙を切って離れないようにするつなぎの技法をどのように下絵の作成に取り入れるか、わずか4色程度で写真のようなリアルな表現をさせるか、コントラストでどのように表現するか、使用する紙質や紙色の種類が少ないなど、色々なことを克服するための難しさとの挑戦でした。何度も作品を作っては廃棄する作業が続き、この画法を画一的にするのに3年の歳月がかかった。
⇦ 重ねぎり切り絵の画法を研究するきっかけとなった貼り絵作品