第五章

神宮寺あやめ編

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ストーリーダイジェスト(調整中)

  • 悩む兄のために一人でビュン達の元に向かい、決闘を申し込むあやめ。
  • あやめは、全国大会決勝より後、どこか苦しそうな様子の竜を影から見守っていたという。
  • 竜は泣き虫でよく笑う兄だったのに、お前のせいで長い間苦しんでいるとあやめは叫ぶ。
  • 攻撃パターンが単調になってしまっていたあやめは、ビュンに敗れ、何も言わないビュンに家に帰らされる。
  • 屈辱を晴らすためにビュンを付け狙うあやめ。
  • 放課後、ビュンを尾行していたあやめにカイが声をかける。説得を試みるカイ。だが聞き入れられない。
  • そこにズタボロにされたアズマが現れ、神宮寺家への殲滅を宣言すると共にあやめを狙う。
  • 全国大会でビュンに負けた後、正義から折檻や改造を重ねられたアズマは神宮寺家への復讐をするために実験室から逃げ出してきた。
  • 幼少頃に両親が事故死し施設に入ったアズマは、社会貢献で施設の視察に来ていた神宮寺正義と勇気に頭の良さを見染められ引き取られたと言う。
  • 正義はアズマを人間として扱わず、実験体として役立てようと育てた。勇気は正義に唯々諾々。その結果がビュンブレードに宿る怪物だと叫ぶアズマ。
  • おどろおどろしいビュンブレードを操る彼はあやめを狙い、その攻撃があやめに当たる正にその瞬間、カイが身を呈してあやめを助ける。
  • 人を助けるのには覚悟がいる、と語るカイ。捨て犬に一度餌をやるのにも、一生面倒見る覚悟が必要だと父さんが言っていた。人を助けるのには更にその何倍もの覚悟が必要だ。ビュンは竜にそれを支払う覚悟がある、だからあやめは手を引けと、あやめの代わりに傷付き語るカイ。
  • アズマをなんとか昏倒させ、実験の負荷で血まみれのアズマをイトの家に運ぶ。イトの家は医者。カイに、来るなら来いと言われたあやめも着いて行く。
  • ふかふかのベッドで久しぶりに人間らしい扱いを受けたアズマは、自分の存在を明るみに出したくないと泣く。カイとイトは、悪化したら親に見せると約束した上で、イトの両親を呼ばずに何とか二人で治療する。
  • あやめを助け、アズマを助けたカイは何故身を呈してあやめを助け、何を支払うのか尋ねるあやめ。
  • 二人の一番大切なものを力一杯守ると言うカイ。これは単に成り行きで、それでもその覚悟で介入した。ここで手を出さなければ自分は一生苛まれただろう。
  • アズマは神宮寺家に拾われた孤児だ。それならばアズマの家族は神宮寺家だ。アズマの人間の尊厳を、神宮寺家に守らせる努力を惜しまない。
  • あやめの一番大切なものはいつも笑っていた竜だ、その竜を取り戻すためにビュンと一緒に戦うというカイ。カイはビュンにも支払う覚悟がある。
  • そこへアズマのことを聞いたビュンとこまこが駆け付ける。アズマとあやめの包帯を見て心配する二人。
  • あやめがビュンに、竜に何を支払うのか聞く。想い出だと答えるビュン。
  • ビュンの言葉を聞いて、カイに、その負債の担保に猿渡くんを渡せというあやめ。約束を違えた時には猿渡くんを壊すという。その代わりに自分の白虎を渡すと。
  • カイは覚悟の証に猿渡くんあやめに預け、あやめは、カイを見守る代償を支払った。

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