俺の屍を越えてゆけ

『俺の屍を越えてゆけ』は、京の都を滅ぼさんと、人々に襲いかかる鬼たちの頭目“朱点童子”に2つの呪いをかけられた一族が、“朱点童子”を討ち果たし、一族にかけられた2つの呪いを解き、京の都に平和と繁栄を取り戻す事が目的のRPG。

2つの呪いとは「短命の呪い」と「種絶の呪い」。

呪いをかけられた一族には、天界の神々より救いの手が差し伸べられる。

人とは子を残せない一族も、神々と交わることで血を残すことができるのだ。

“朱点童子”を討ち果たす、その日の為にその絆を残し、戦い続けていく・・・

2011年11月4日開始、2016年1月24日21代目でクリア。

黄川人

  • 不死となって地上を去り天界にあるのが神であるが、天女である片羽のお業は人間の男に恋をし、子供を女と男一人ずつ授かった。女児は昼子、男児は黄川人である。人と神の間の子は朱点童子と呼ばれ、神をも超える特別の力を有する。

  • 朱点を是とする天界の革新派、大照天夕子は地上の指導者としてその二人の子供を地上に遣わし、その両親とそれに従う者達と共に大江山に住まっていた。

  • 勢力を増す大江山の群衆に恐れを抱いた保守派の神は、時の帝に神託を下し大江山に10万もの軍勢を遣わさせ、子供の父親は女に化けた大江ノ捨丸に後ろから刺され死に、お業は子供を守るために自らの身を大江ノ捨丸に差し出し様々奉公させられ後、殺された。

  • 乱の後、鳥居千万宮に打ち捨てられていた黄川人は、子供が欲しいと願掛けに通っていた人間のお紺に拾われ暫くは育てられたが、お紺は旦那が借金を残して浮気相手と失踪したことに絶望し、黄川人の首を絞め無理心中を図るも殺しきれず、首を括って自殺した。

  • その後神である氷ノ皇子が黄川人を拾い、無い乳の代わりに自らの血を分け与え育てた。その際黄川人は氷ノ皇子の血を全て吸い上げてしまい、強大な力を手に入れ出奔する。

  • 自分たちを祭り上げた挙句に見殺しにした天界と、自分達をなぶり殺しにした京の人間たちに黄川人は深い憎悪の念を抱き、地上に大きな混乱を巻き起こすも天界によって赤鬼の中に閉じ込められてしまう。

  • 赤鬼から出られず本来の力を出せない黄川人は、しかし自らを討伐に来た初代主人公の父親である源太を、自らの父が受けたのと同じ方法でだまし討ちし、母親のお輪は捕らえて地上に蔓延る無数の鬼たちを生ませた。また、もう一種の朱点の一族である主人公たちに短命と種絶の呪いをかけた上で自らの封印である赤鬼を退治させ、鬼の肚から出た後、再び破壊活動を開始する。

太照天昼子

  • 片羽のお業のもう一人の子供、最初の朱点童子にして黄川人の姉。大江山の役で死に、天界に上がった後太照天夕子に養女として育てられ、太照天昼子となる。その際、自らに害をなす保守派の神々を天界から追放した。

  • 黄川人によって混乱の中にある地上を憂いた昼子は、天界より黄川人討伐隊を組織し黄川人を赤鬼の中に封印するが、その際に何柱もの神々が一緒に鬼の中に閉じ込められてしまったため天界に大きな損失を与えてしまう。

  • 黄川人を鎮め、また天界の損失を取り戻すために、昼子は自らの母親である片羽ノお業の姉妹、片羽ノお輪を人間の旦那の元に嫁がせ、黄川人討伐のための新たな朱点童子を作らせた。それが初代主人公である。

黄川人の話

前半

相翼院

  • やあ!今日はかわいそうな天女の話を仕入れてきたけど、聞くかい?昔…天女のくせに 地上の男に恋した女がいたんだ…よせばいいのにそいつの子供まで産んだんだ。だけどそれがバレちゃって天界に戻れなくなったんだとサ…

  • たかが色恋で一生、棒に振るかねェ女ってサ…しょうがないよ…

  • そうそう、この前の天界を追ン出された 天女の話の続き、コレが聞くも涙、語るも涙の物語!わが子を守るために人間になぶり殺しにされちまったらしいんだ…

  • 実はサ、今もその天女の怨念がこの先の お宮のどっかに封じられてるそうなんだよ…子供なんて また作りゃあいいのにイチイチ自分の命と 引き換えて…みっともないよね、母親ってヤツは!

九重楼

  • やあ! 今日は人間の発展に多大な貢献をしてくださった、偉大なる2柱の神を紹介だ!大昔のことサ、ある雪の日にふたりの神が雲の上から下の様子を覗いていたら、寒さと飢えで次々に人が死んでった。

  • だからふたりの神は火の作り方と風の御し方を人間に教えたんだ…他の神々には 一切の相談なしで、そっと内緒でね!

  • おっと、話が長くなり過ぎた!じゃ、この親切な神様のたどる悲劇については また次の機会に!乞うご期待!

  • やあ!元気だった!今日の話は、火と風の使い方を人間に授けてくれたありがたーいふたりの神の末路についてだ。

  • 火と風の使い方を 勝手な判断で地上に伝えた罪で、ふたりの神はこの九重楼に閉じ込められた。

  • でも寒さや飢えに苦しむ声の替わりに人の笑い声がこの塔の中にも聞こえてきたんだ!だからふたりの神は 自分たちのしたことを後悔しなかった…

  • ふッ………ここまでは 美しい話だろ?でもね、後悔しなかったのは火と風を使って人が殺しあいを始めるまでのたったの 1年だけだったのサ。

  • まッ、よくあるオチだよ

鳥居千万宮

  • やあ!今日は“お稲荷御殿”と呼ばれているこのお山の古い社にまつわる話をしよう。今じゃ見る影もないけど、かつてここの神社は民の信望も厚く、境内は参拝者であふれていた。そう…あの忌まわしい事件が起きるまではね…。

  • 子供のできない女房がお稲りさんに願掛けて、100と1日、神社の前で赤ん坊を拾った。

  • それからというもの、女房はウソのようにつきにつく!お礼参りでたまたま買った富クジで1等1000両当てたのさ!なんとそれが続くこと、3回!でもそれが ケチの付き始め、あとは一気に転がる地獄坂…ってことで、この続きは また今度ね。

  • さ~てお立ち会い!今日の話はここで不思議な赤子を拾って3000両当てた女房の顛末!女房ってくらいだから、もちろん亭主が ひとりいた。こいつがどうしようもない男。借金残して金だけ持って若い女とトンズラとトントン拍子の3拍子!

  • まッ、世間にゃ5万とある話、思い余った女房は…ほれ、そこの大鳥居…縄をかけて首吊ったんだと。

  • それ以来 出るらしいよ、キツネみたいな女の鬼がね。で、件の赤ん坊…こっちのほうは誰に聞いても行方や知れず…まッ、これも世間にゃ5万とある話、信じるも信じぬもあんたの勝手のコーンコーンチキ …ってわけサ。

白骨城

  • へぇ~、よくここを見つけたね!この先にあるのは夏の間だけ姿を現す不思議な城。噂じゃ、大江山に登ったまま帰ってこない連中の魂が行き場に困って さまよってるとか…

  • しッっかしなんだよねェ、ボクには わからないんだ、つまらない意地や 薄っぺらな正義のために平気で捨てられるほど人の命は軽いモノなのかねェ。そのへんのお侍じゃ、逆立ちしても朱点童子に勝てる道理がない…それぐらいわかってるだろうにサ。

  • ここの連中に 比べれば君たちは 幸せなほうかもね?ご先祖様が とりあえず朱点童子の寝所までたどり着いたおかげで神のご加護があったわけなんだろ?

  • まッ、大江山で毎年何百と死ぬわけだから、神もいちいち雑魚にはかまってらんないのかな?聞いたことないけど、もしかして天国にも定員があるのかも…一杯のときは 試験でもするのかな?

  • おっとと、とっと…!!こんなコトを ボクが言ってたなんて、後生だから告げ口しないでくれよ。天国の試験官の心証、悪くして面接で落とされるのはご免だからね、アハハ…君たちも気をつけなよ。

大江山

  • 今日はちょいと マジな話なんだ。君たちの重荷になると思って今まで隠してたけど…ボクも君たちと同じようにあの鬼の呪いを受けてるんだ。

  • たぶん…たぶんだけど!あいつを倒せばボクの体がこの世に戻る!そうすれば 君たちと戦え…あレレレ…!?あの鬼を倒せばもうこの戦もおしまいだっけ?う~ん、そりゃ残念ボク、こう見えて意外と強いんだよ、アハハ…いやホント、ホントだってば!アハハハハ…

  • 今の君たちならきっと勝てる!それだけの苦労をしてきたこと、ボクは知ってる、信じてるからね!

  • 君たちが あの鬼にかけられたのは短命の呪い、でも暖かい家族がいる。ボクのほうはこの姿のまま永久に死ぬこともできず、ずっと独りぼっち…

  • 不謹慎かもしれないけど、ときどき君たちのことが無性にうらやましくなる…ボクには姉さんがいたらしいんだ…子供のころに生き別れたから顔も覚えちゃいないけどね。

  • もし呪いが解けたら探してみようと思うんだ。案外近くにいるかもしれないしね…

  • 前に会ったときより君たちは また強くなった、今度こそあの鬼を倒せるよ!その時きっと ボクの呪いも解けて景色が透けて見えるようなこんな姿ともやっとおさらば!

  • あぁ…風や光が自分の頬に当たる感じ…早く思い出したいよ…

  • もしも君たちがあの鬼からボクの体を解放してくれたら、お礼にステキな所へ招待するよ。小さな山や池があって散策にはちょうどいい庭なんだ、ボクはその小路を君たちと歩く…

  • そう、もちろん…君たちが取り戻してくれたボク自身の2本の脚でだよ!あぁ…楽しみだな…じゃ、約束したよ

  • あ~~あぁっ、んっっははっ、こんちわ!やっぱり君たちだったね、こいつの中からボクを助け出してくれたのは。ありがと、やっと会えたね、ははっ。

  • ボク?ボクはね、これでも皇子なんだ。昔、ここに小さいけど都があったんだ。ある日、悪い奴らが来て火を付けて燃えちゃったけどね。みんな殺されたよ、父さんは女に化けた奴に後ろから斬られた。母さんは自分から身を差し出したんだ、ボクと姉さんを助けるためにね。

  • 奴らは母さんを好きにした後でボクに呪いをかけた、ボクの力を封印するためにね。

  • それでボク、鬼の中に入ってたってわけサ。ははははははははっ、ひどい話だろ?だから、同じお返しをしたくらいじゃ全然足りない!ボクはあの日誓ったんだ…奴らと奴らの家族子孫まで一人残らず呪い殺してやる、ってね。ボクは君たちを断じて許さない!生まれ育った都を焼き払い、両親を殺した、あいつらと、京の人間どもをね。はっはっはっはっはっはっはっは…くっくっくっくっくっくっくっく…

  • そうそう、君たちには感謝しているよ、あの格好の悪い鬼のまんまじゃボクの力は半分も出せなかったんだから…さあ、復讐の本番はこれからだ ! !また会おうゼ、兄弟

大江山後

  • やあ! 今日は君たちを少し元気づけてやろうと思ってね、まかり出でたってわけサ。ボクをあの鬼から出したこと、まだ悔やんでるとしたらそりゃお門違いだゼ。

  • ボクが あの鬼の中に封じられていることくらい天界の連中は百も承知だったんだからね。

  • 今度の交神の儀のときにでも神の面子をよーく見てごらん、見慣れない顔が増えてるはずだ。ボクが閉じ込められたときに道連れにしてやったヤツらサ。

  • ククク… わかっただろ?これがあいつらのやり方サ

  • やあ、久しぶり!ところで君たちに折り入ってお願いがある。近いうちにボクが作った庭をぜひ見に来てもらいたいんだ!

  • 庭へ入るためのカギは、ボクの7本の髪の毛だ。洞窟や迷宮の1番奥に置いておいた。行けばすぐわかるサ!じゃ、来園を楽しみにしてるよ。

相翼院

  • この宮のどこかで天女に会って、万が一その時彼女のご機嫌がいいようなら、こう伝えてくれ。「あんたの子供は 元気だよ、朱点が そう言ってた」ってね。アハハハハハハ…そうすりゃ、半狂乱になって君たちのお相手にもずーっと身が入るはずだ!

鳥居千万宮

  • この社のどこかで大きな雌キツネに出くわしたら、こう伝えてくれるかい?「勝手に死ぬ母親なんかいらない、あのときの赤ん坊がそう言ってた」ってね。それだけ聞けば、君たちのことも涙を流しながら優しく抱きしめてくれるはずだ…ゆりかごを揺らすように優しく…そう、たぶん…母さんが眠っているボクの…首を絞めたときより優しくね。

白骨城

  • どう、この城の鬼たちは?けっこう“骨”があるだろ?なにしろ元がボクを倒しに来て大江山で果てたツワモノたちだ。

  • それにしても神の仕打ちは酷いよ、勇気を振り絞り平和のために命を落とした彼らに天界の門は今も閉ざされたままだ。だからボクが代わりに安息の場所を彼らに与えてやった、それがこの城というわけサ。神に見放された者の気持ちが誰よりわかるのはボクだからね。

  • アハハハ…作るのは簡単だったよ、材料は彼ら自身の骨だ、いくらでもある!

忘我流水道

  • この疎水の奥に人魚の娘がいるよ。そりゃあもう、この世の者とは思えないほどの見目麗しいお姿サ。恥ずかしがり屋でなかなか人前に出てこないけど本当は寂しがり屋、どこにでもいる普通の女の子サ。だから君たちなら大丈夫!イイ友だちになれるよ、きっと

  • さる姫様が お歳を召されて病に伏された折、国中の珍なる薬を集めるようお触れが出された。そんな事情をつゆとも知らず、間の悪い人魚が敦賀の沖合で漁師の網にかかっちまったのサ。言い伝えじゃ、人魚の肉は万病に効く、生きたまんま食せば不老長寿…もちろんただの迷信だけどね、アハハハ…でも とりあえず試してみるのが君たち人間の昔っからの癖なんだろ?

紅蓮の祠

  • この世を恨んで死ぬから化け猫になるのか、化け猫に生まれたからこの世を恨むのか…?答えを知りたきゃ、本人に聞いてごらん。この紅蓮の祠の総大将は猫女、あだ名はお夏。かわいいメスの化け猫で、元を質せば天界人。ちょっと火遊びが過ぎてね、罰として猫に変えられ下界に突き落とされたんだとサ。

  • たかが火遊びの罰なのに、よりによって変えられたのが猫だもんな、最悪だ。猫には無駄な命が9つもある。お夏はそれを使い切るまで天界に帰れないのサ。

  • この世で死ぬのは怖いし痛い、それを9度も繰り返す…神々って思いのほか残酷だろ?退屈を紛らわすためならどんなひどいことも連中は平気でするのサ、たとえば人間と交わるとか、あげくに自分の子を見殺しにするとかね…

親王鎮魂墓

  • 100年ほど前、当時の帝にはよくできた弟がいたのサ。弟は民衆に人気があった…だから無実の罪で捕らえられ、ここに生き埋めにされたんだ。

  • そりゃもう、物の見事にたたったねェ!で、大慌てで造ったのがこの馬鹿げた大きさの墓ってわけサ、アハハハ…もちろん見ての通り皆目、効果はなかったけどね

7本の髪の毛

  • 前から聞きたかったんだけど、神々はどんな理由をつけて、君たちに力を貸すと言ったのかな?あいつらのことだ、その類い稀なる血を絶やすのが惜しいとでも、恩着せがましくやったのかい?

  • そのおかげでどーだ ! ?君たち一族は安らかに眠ることもかなわず、無限に続く悪夢の中を延々とさまよい続けている。まるで神々がお作りくださった人間の歴史…あるいはご本人たちの歴史そのままにね

  • こんな伝説を聞いたことがあるかい?ボクたちが生まれるずっと昔、地上に最初の人間が生まれた。彼らは気の遠くなるような時間を費やし、とうとう永遠の命を得ることに成功した。不老不死となった彼らには成長も子供も意味がなくなった…そしてすべてが 止まったんだ。そう!つまり愚かな彼らは永遠の命を得たつもりで実は永遠の死を迎えていたのサ、ククク…

  • そいつらに比べれば、君たちはずっと幸せだよね?もっとボクに感謝してほしいなあ

  • いつだったか、永遠の命を得た浅はかな一族の話を聞かせたよね、実はアレには続きがあるんだ。彼らの見込み違いはさらに続いた。肉体は永遠ではなかったんだ。絶望した彼らは地上を去った…ところが彼らは根っからの大ウツケ!地上に未練もあったし、自分たちが偉大だとまーだ信じてたのサ。勝手に地上の人間を自分たちの後継者と決めつけて、事あるごとにいらぬおせっかいを焼き始めた。で、最後にはそれも 面倒になってたまたまできた“自分たちの子”を人間の指導者に据えることを企てた。

  • まったく、迷惑なこったよなあ…バカにつける薬なしって やつサ

  • 「この者たちは正真正銘の神の遣い、本日只今から人間の王様であ~る!従うように!」

  • ある日突然出てきたこんなご神託に本気で従うヤツがいたとしたら、そいつの頭のほうがどうかしてる。ましてその王様ってのが年端もゆかない女の子と生まれて間もない赤ン坊のふたり。だけどね、どうかしてるのが人間ってモンさ、けっこうな人数がだまされてるとも知らず集まった。

  • 黙ってられないのがときの帝、子供相手に送った兵隊、なんと10万!…やっぱ人間って どうかしてるよ

  • 勝手に神の子に奉り上げられたあげく、人間の恨みまでかっておまけに目の前で親を殺された赤ン坊…その子が最初に覚えた言葉が“復 讐 ”だ。どう育ったかは想像できるだろ?アハハハ…それにその子はね、なんと本物の神の子だったんだからチカラは有り余ってたた! !天界もこれには焦ったんだろうね、強靭なだけがとりえの鬼を選んでその体に閉じ込めたのサ。

  • あそこから出るのは、大変だった。君たちが来てくれなければまだボクはあいつの中だろうね、感謝してるよ ! !

  • 薄々気づいてるんだろ?既に君たちの力は神を超えようとしている…そう、ボクのようにだよ!不思議だね、人と神が交わるとその子の力は 神をもはるかに凌ぐ。天界のヤツらはそれを承知で、ボクを滅ぼすために君たちを利用したってワケ。それしか手がなかったんだよ。要するに、神なんてその程度の存在なのサ。アハハハ…

  • ところで君たち!仮にボクを運よく倒せたとしたら、次に消されるのはどこの誰かな?よーく考えてごらん、わかるだろ?

  • 飽きた人形がふたつそろったら、捨てる前に人形同士ぶつけて戦わせて遊ぶのサ。壊す手間が省けるし、自分でやるわけじゃないから、さほど心も痛まない。それに飽きたとは言え、かつて愛したオモチャ同士の殺し合いだ、興奮しないわけがない。クククククク…退屈しのぎとしては最高の見世物サ、ボクたち鬼と君たち人との戦いにはゼンゼン似てないよね?そう思わないかい?

  • やっとカギが そろったね!約束通りボクの庭へ招待しよう、入口はもう見えてるはずだ。ボクの庭は小さくて粗野だけど、山や川もあって景色は折り紙付き。新しい家も庭の片隅に建てたんだ。そこが目的地、君たちとボクの最後の決戦場というわけサ。なるべく早く遊びに来てくれよ!母さんとふたり暮らしでちょっと寂しいんだ。

地獄巡り

  • 大江山で鬼の朱点に敗れた屈強な武士の数は知れず…彼らを神は見放した。なのに力もないはずの赤子になぜ救いの手を差し伸べたのか、不思議に感じたことはないかい?つまり、君たちの始祖だけがなぜ特別扱いされたのか…神のきまぐれ、それとも同情?いいや、違う…次の機会に秘密を教えてあげるよ、時間は たっぷりある。ゆっくりと答えを 考えるといい。

血の池地獄

  • これから君たちが渡る真っ赤な水たまりが血の池サ。橋の中ほどで 色っぽいお姉さんが熱烈な歓迎をしてくれるはずだ。あんな柔らかい腕を巻き付けられたら、たいていの男は我慢できずに 一発で天国生きサ。おや?地獄から天国に行けるなんて儲けモンかな?アハハハ…

氷雪針地獄

  • やあ、ここが地獄の3丁目。有名な針の山サ。手軽な散策にはもってこい!頂上には接待係が君たちの到着を今か今かと首を長くして待ってるよ。いやいや、待ちくたびれて 首どころか体まで長くなってるかもね?アハハハ…

修羅の塔

  • そういえばこないだ何か約束をしたねあぁ…そうそう、君たちの出生の秘密について、だったかナ?知らないほうが幸せってコトも世の中にはたくさんある。アハハハ…だから話したかったんだ。

  • ズバリ言おう ! !朱点童子を殺すためだけに生まれたもうひとりの朱点童子、それが君たちの始祖の正体サ ! !この計画が耳に入った時はさすがにボクも焦ったよ、とうとう天界も捨て身できたってね。だからもうひとりのボクが育つ前に例の呪いをかけたんだ、先手必勝ってわけサ、アハハハ…殺すまでは考えなかったよ、ボクはそこまで残忍じゃないし、楽しみが減るのはイヤだからね。

  • ボクを倒すためにもうひとり朱点童子を作るなんて大バクチ、よくも打つ気になったと思わない?ボクひとりでも手に余る、それをわざわざもうひとり自分から増やそうってんだからねェ。天界の連中ときたら、揃いも揃って時代遅れのうぬぼれや、おまけにどうしようもない臆病者だ。

  • はずした目に続けて張る度胸のあるヤツなんかいるわけがない、そう、いるわけがないのサ ! !こんなえげつないこと、思いつくのはあの女以外には… ! !忘れてたよ、ボクや君たちの前にもうひとり朱点童子が生まれてたってことをね。

  • ご苦労さん!あと一息で頂上だ。さあ、あとは後ろにある柱の間を真ッすぐに進むだけ。ただし、そこを過ぎればもう帰り道はない。まッ、お互いここまで来たら今さら後戻りなんてできやしない、そうだろ?アハハハハ…

  • やあ久しぶり!長きイバラの道を自ら選び、ここまでやって来た君たちの意気地、いやあ実にすばらしい!その地道な努力に敬意を表し、今日は特別にボクたちの秘密をひとつ教えてあげるよ。君たちが今まで倒してきた鬼や魔物たち、なかなか手ごわかっただろ?同じ術を使う奴までいた…偶然だと思うかい !?クククク…さあ紹介しよう!その強さの源だ!!京を滅ぼすボクの夢のためにいろんな鬼や魔物をいっぱい産んでくれた…我らが母さんだ!!

クリア後

  • 「タイトル画面でR!⇒L1⇒R2⇒L2⇒スタート」と押す

攻略個人メモ