Spreading peace through Art
Alexandra College, Ireland - Nagasaki, Japan
Presented/ Directed by Nene Tanaka
幼い頃からアートが身近にあり、小・中学校の間通い続けた絵画教室で作品制作を楽しんできました。グループでの制作をする時にはアートを通じてコミュニケーションをする面白さに気づき、人と出会い話す機会を沢山経験しました。
芸術活動を通して、自分に自信がついたし、何よりアートの持つ人の心をつなげる力を感じています。
今の将来の目標は、子どもたちに自由にアートと人との繋がりを楽しんでもらえるようなコミュニティーを作ることです。
キッズゲルニカとは、長崎で平和学習について模索していた時に出会いました。世界中で書かれた絵はどれも素敵で、まさに
「アートで平和を伝える」を体現したものだと感じました。
アイルランドでの生活では、多国籍な友人との出会いで世界の不安定な情勢がより身近に感じるようになりました。これまで現地で学んできたことの集大成として、このプロジェクト立ち上げを決めました。
平和への思いを共に描く
キッズゲルニカとは、ピカソのプロジェクトで「ゲルニカ」と同じサイズのキャンパスに子供たちが平和の絵を描くプロジェクトです。現在約45カ国で210点以上のキッズゲルニカが制作されています。それらの作品は全世界で展示されるのはもちろん、毎年8月長崎平和公園に集結し、祈りに訪れる人々の目にも留まります。今回のプロジェクトでは、アイルランドの小中学生とヨーロッパ各国からの留学生と共に制作します。
大きな絵画を完成させるために、参加者全員で協力しながら進めます。個々の平和への想いが、大きなキャンバスの上にひとつとなる、その工程が世界に平和が広がるための小さな一歩なのです。
アイルランドでの制作が終了したら、現地で1週間ほど展示する予定です。その後8月9日の長崎平和祈念式典に合わせて、平和公園内に他の作品と共に展示されます。国内外からの沢山の来訪者に見てもらえるだけでなく、地元紙の取材が行われることもあります。キッズゲルニカの存在は非常に大きく、平和を継承する一つの手段になっています。
日本国内にとどまらず、スペインやイタリア、ネパールなど今も世界各地で制作されています。
今回アイルランドでのキッズゲルニカの開催にあたり、2013年に北アイルランド・ベルファストで同プロジェクトを開催した、芸術家のレイモンド・ワトソン(Raymond Watson)がアドバイサーとして参加してくださいます。
プロジェクトの進行状況はWEBまたはSNS上で発信していく予定です。いただいたご支援は、プロジェクトを充実させるため大切に活用します。私1人の力では実現不可能なプロジェクトでした。沢山の応援ありがとうございます!!
Kids Gernica Official Website (English):
http://kids-guernica.blogspot.com/2009/08/concept.html
Articles about kids' Gernica events:
http://www.ractive-roppongi.com/e/kidsguernica/index.shtml