本件については、当事者間での非公開のやり取りによる解決をまず目指しておりました。
一部ご返答をいただき、内容に事実誤認や齟齬が見られる点について返信いたしましたが、残念ながらご回答はいただけませんでした。
そのため、誤解や憶測の拡散を防ぐ目的で経緯を公開いたします。
以下は、非公開の場で誠実な解決を目指したやり取りの記録です。
本公開の目的は事実関係の透明化であり、個人への糾弾や攻撃を目的とするものではありません。
2025年10月10日 最初のDMを送信(返信なし)
2025年10月11日 再度のご連絡(返信なし)
2025年10月13日 三度目のご連絡
2025年10月15日 相手方より初回の返信
2025年10月16日 当方より回答
その後指定期限内に返信なし
攻撃や糾弾を意図した内容ではなく、あくまでジャンル全体への影響を懸念し、誠実な対応をお願いする趣旨で送付いたしましたが、ご返信はいただけませんでした。
2通目のDMでは、複数のイラストにおいてAI素材および商用ストックフォトを元とした可能性のある一致点が確認されたため、比較画像を提示し、事実関係のご説明をお願いしました。
攻撃や晒しを目的としたものではなく、誤った情報の拡散や第三者への誹謗中傷を防ぐため、非公開で誠実なやり取りを行いたい旨をお伝えしています。
また、ご返答が得られない場合は素材の権利元への確認を検討せざるを得ない旨をお伝えしましたが、ご返信はいただけませんでした。
前回までのご連絡にご返答がなかったため、改めてご連絡を差し上げました。
その後の確認で、同様の問題が【16件※】に及ぶことを確認し、一部の検証資料を添付のうえでご説明をお願いしています。
また、事態の早期解決と関係者への誤解や中傷の拡散を防ぐ目的から、ご自身のSNS上で事実を説明し、当初指摘を行ったことで誹謗中傷の対象となってしまった方への謝罪をもって円満に終結させるご提案を行いました。
ご提案させていただいた文面は、既にSNS上で公表されている内容(同人誌での不適切な類似表現の存在)を踏まえ、誠実な謝罪と再発防止の意思を示すもので、期日までに文書の投稿またはご返信をお願いしました。
※その後、追加の調査を行った結果、新たに同様の事例が複数確認されており、これらについても本サイト内で検証を掲載しています。
相手方からは、「弁護士監修のもとで作成した」とされる返信文が送付されました。
内容としては、以下のような主張・説明が含まれていました。
・指摘されたコマについて「著作権侵害・肖像権侵害には当たらない」との見解
・「既に謝罪・削除を行っており、これを再度取り上げる行為は名誉毀損に当たる」との主張
・誹謗中傷投稿への関与や同調を否定し、謝罪の必要はないとする説明
・自主回収や返金対応は不要とする判断
などです。
なお、当該返信には弁護士事務所名および弁護士名の記載とともに、「謝罪文」とされる文章案が添付されていました。
※「弁護士監修のもとで作成」との文言は相手方の記載によるものであり、当方では実際の監修の有無は確認できていません。
ご返信いただいた内容について、いくつか事実関係に相違や確認が取れない部分が見られました。
そのため、当方の見解として主に以下の点について整理しお伝えしました。
・「著作権侵害や肖像権侵害には当たらない」との判断について、その根拠や基準が明示されておらず、当方の確認では、商用ストックフォトの規約に抵触するおそれのある改変や、既存映像作品等の画像における不適切な類似表現が見られるため、著作権や利用規約上の問題が生じうると考えています。
・作品削除の経緯についても、削除が指摘や謝罪の後ではなく、指摘前の声明後に行われたものであり、「謝罪の一環として削除した」とする説明は事実関係を正確に反映していない可能性があります。
・当方の連絡内容はいずれも事実確認と説明を求めるものに留まっており、攻撃的な意図はありません。したがって、「名誉毀損に当たる」という点は異なる認識を持っています。
・「誹謗中傷への同調はない」との説明についても当方の認識とは異なり、この点について「謝罪の必要がない」と判断された根拠を改めて伺いたいと考えています。
また、今回提示された謝罪文についても、三度目のご連絡でお伝えした当方の意図を十分に反映した内容とは言いがたい部分がありました。
「自主回収や返金対応は不要」との判断が示されている一方で、返金・回収の案内が含まれているなど、整合性に欠ける点が見られるほか、現在は確認が取れない原作者の発言を引用している点にも疑問を持ちました。
これらを踏まえ、弁護士による監修が実際に行われているか、その監修内容および監修者の実在性について確認をお願いしましたが、期限内にご返答はありませんでした。
いずれのご連絡においても、相手方には回答の機会を設けたうえで対応をお願いしており、本ページの公開は、最終的な確認期限を過ぎた段階での判断となります。
本ページの内容は、事実関係の明確化を目的として作成したものであり、特定の個人を誹謗中傷する意図は一切ございません。
今後は、同様の問題が再発しないよう願っております。