とても久しぶりの更新となりましたが、今日で32歳になりました。
今年も実りの多い1年にしたいと思います。
そして、これからはこの研究ブログもできる限り更新頻度を多くしていきたいと思います。
第15回日本小児在宅医学会学術集会での発表
『インクルーシブ保育環境における保育士と看護師の医療的ケア児への視線行動の比較』というタイトルで発表を行いました。
昨年度から取り組んでいる「インクルーシブ保育の推進に向けた情報・教育的コンテンツの整備事業」の中で、インクルーシブ保育環境の計測実験結果をまとめたものになります。
この研究では、医療的ケア児が在籍する3つの園で、保育士と看護師の方に視線解析装置を装着していただき、インクルーシブ保育環境下で担当する医療的ケア児や在園するお子さんたちをどのように見ているのか、といった観点で検討を行いました。
今後より多くの園で測定を行い、参加者の経験年数なども考慮した統計解析が必要な萌芽研究ですので、引き続き研究を進めていきたいと思います。
インクルーシブ保育に関心のある方や、既にインクルーシブ保育を実践されている保育園関係者の方で、この研究内容にご興味のある方は是非ご連絡いただけると嬉しく思います。
IEEE ICDL 2026 での発表
9月15日〜18日に京都で開催される「IEEE ICDL 2026」に参加します。初めてのIEEE系列の学会への参加となります。
最終日の18日には、『Compensatory Gaze Strategies for Predictive Motor Planning in Children with ASD: A Drift Diffusion Model Analysis』というタイトルで発表を行います。
今回の発表は、博士課程で取り組んできた「自閉スペクトラム症(ASD)児の行為選択課題」のデータを二次解析したものです。
これまでの研究で明らかにしてきた、ASDのお子さんが抱える「予測的な運動計画(動き出す前に空間の制約を統合する)」という脳内での情報処理の困難さを、さらに深く掘り下げました。
これまでは「反応時間」や「選択(二者択一)」といった表面的な結果からアプローチしていましたが、今回は「ドリフト拡散モデル(DDM)」という手法を導入し、目で見てから行動を起こすまでに脳内でどのような情報処理プロセスが起きているのかを定量化することに挑戦しています。
初めての学会ですが、有意義な議論ができることを楽しみにしています!
また10月以降に嬉しいご報告ができるように、日々頑張りたいと思います。