植田健一

植田健一氏は、東京大学大学院経済学研究科兼公共政策大学院教授であり、金融教育研究センター所長も務めている。また、大学外では、東京経済研究センター(TCER)の理事の職にあるほか、政府関係では、関税・外国為替等審議会委員なども務めている。なお、パリにある欧州の経済学者中心の団体のCEPRのアソシエイトフェローの他、シンガポールにあるアジアの経済学者中心の団体のABFERのフェローでもある。研究テーマは、金融システムとマクロ経済の相互関連であり、これまで、Review of Economic Studiesや Journal of Economic Theoryなどのトップレベルの学術雑誌に研究論文を掲載してきている。著書として「金融システムの経済学」(日本評論社刊2022年)。2014年まで、14年ほど、国際通貨基金にて、初めはエコノミストとして、後にシニアエコノミストとして、主に調査局で勤務をしていた。2011年から12年にかけては、マサチューセッツ工科大学経済学部で客員研究員もしていた。2000年にシカゴ大学より経済学博士号を授与されている。なお、東京大学経済学部卒業後、大蔵省での勤務経験もある。

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