中尾 グループ

本グループでは

  回折・散乱に分光を組み合わせた実験手法である『共鳴X線散乱』を主たる実験手法とし,新奇な物性発現の背後にひそむ結晶構造・電子構造の変化を捉えることで,物性発現のメカニズムを微視的に明らかにすることを目指しています(構造物性研究)。中でも,次期光源の光源特性と言われるコヒーレンス共鳴X線散乱を組み合わせたマルチスケール軟X線回折顕微鏡の開発を進め,強相関電子系の巨大応答現象やメゾスコピックな磁気テクスチャであるスキルミオンの外場応答現象などに対して,マルチスケールでの観測を行い,これらの動的な物性の起源を探る研究を推進しています。また,PF内の他部門と連携して,共鳴X線散乱時間分解を組み合わせた研究展開も進めています。 

News:

2019.4.3