2019年にキャッシュレス決済普及のため、国によるポイント還元が始まりました。数あるキャッシュレス決済のうち、いったいどれが良いのか。個人的な意見、感想を書いていきます。考慮するにあたって、ポイント、もしくは値引きによる還元を重視して書きます (付帯サービスについてはここでは触れません)。
についてそれぞれ簡単に紹介します。
ポイント還元率等を考えると、実店舗でのキャッシュレス決済筆頭。迷ったらこれでいい。
楽天ペイは、通常200円につき、0.5ポイント還元 (全店5%キャンペーン等を実施)。楽天カードを支払先に設定すると、楽天カード使用分で100円につき1ポイントポイントが入手できる。100円未満の端数を期間限定の楽天ポイント、もしくは楽天キャッシュで支払うとポイントをうまく消費できる。Suicaチャージできるのも魅力。
PayPayは通常還元率1.5%。消費者還元ポイント5%と重複するのがポイント。加盟店が多いのも魅力。20%還元等、キャッシュバックキャンペーンが多い。個人間送金ができるので、割り勘等に便利。
通常還元率0.5% (LINE ポイント)。前月の利用金額に応じて、還元率は最大2%となる。もらえるLINEポイントはスタンプの購入やLINE証券を経由してLINE Payとして使用可能。個人間送金可能。LINE Payカードとして使用すると、通販や実店舗でも使用可能 (光熱費や通信費等の支払は不可)。LINEユーザーであれば使用可能。
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通常還元率0.5% (実店舗)/ 1% (ネット)。dポイント。支払い時にdポイントを1ポイント1円から使える。1回あたりの限度額は10万 (成年)/ 1万 (未成年)と、差があるのがポイント。請求はドコモ利用料金として (ドコモユーザー) or クレジットカード払いを選択できる。dカードゴールド等、よりdポイントをもらえる組み合わせがあるので自分が良く使う店だと何がお得か調べておくとよい。ドコモユーザーと相性が良い。
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通常還元率0.5%。au WALLETポイントからチャージできる。auかんたん決済 (auユーザー) を利用し、クレジットカード (複数種類) から入金可能。じぶん銀行の口座を持っていると、au WALLET残高を手数料無料で送金 (他人でも可) できて便利。auスマートパス会員に特典が大きい。auユーザーと相性が良い。
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通常ポイント還元なし。メルカリのQR決済。メルカリの売上金を決済に利用可能 (売上金を銀行に出金する場合、出金期限と振込手数料の制約があるが、メルペイを使うとこれらの制約がかからない。モバイルSuicaにチャージ可能。メルカリユーザーと相性が良い。
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メルペイに統合予定。決済時に1%値引きのサービスが魅力的だったのだが。かつてはOrigami PayにKyashリアルカードを登録して決済すると、事実上の3%還元+元のクレジットカードのポイント分還元という、魅力的な決済手段だった。
電子マネー全体としては、還元率や補償等でQR決済やクレジットカードに劣る印象。
交通系普及率No.1 のSuicaがイチオシ。電車に乗る際に使えるのは交通系のみの (独占) 状態なので、交通系は外せない。モバイルSuicaを利用すると、クレジットカードからSuicaにチャージ可能。一部の他社ポイント等からSuicaにチャージできる。
nanacoは税金の納税に強い。クレジットカードからのnanacoチャージでクレカの方にポイントが付く (税金にポイントを付ける)。同じ用途で、タバコや切手等、ポイント還元の対象外の商品に強い。一方電子マネー単独では還元率が0.5%と低いのがネック。
通常還元率0.5%。楽天カード付帯のEdyだと、everydayキャンペーンを活用すると、100円以上使うと3 or 5ポイントの楽天ポイントを入手可能。楽天ポイントからEdyにチャージすると、チャージ額の1%のEdyを入手できる。還元率1.2%のリクルートカードからチャージすると、還元率は合計1.7%となる場合もある。電子マネー黎明期からの古参なため、活用できるお店が多いのもポイント。
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ドコモのおサイフケータイとしてのiDと、事実上のクレカ払いのiDの2種類ある。おサイフケータイの場合は通常還元率0.5%、それ以外のクレジットカード (オリコカード、イオンカード等) をスマホ決済で利用する場合はそのカードによる。多くの場合はポストペイ型。ポストペイ型だと事前の入金等が必要ないため、盗難のリスクが少ない。ドコモユーザーと相性が良い。電子マネー黎明期からの古参なため、活用できるお店が多いのもポイント。
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事実上のクレカ払い。スマホ等でクレジットカードを支払う際に割り当てられることが多い電子マネー (アメリカン・エキスプレスのプロパーカード等)。還元率や補償は支払元のクレジットカードによる。
通常還元率0.5%。イオングループだと、200円につき2ポイント獲得。貯まったポイントは1ポイントから電子マネーWAONに交換できる。イオングループ点のポイントアップボーナスを受けられるので、イオンユーザーにお勧め (特にWAON一体型のクレジットカード、イオンカードセレクト)。以前は税金や切手等の支払にも対応していた。亜種的な位置づけとして、JALマイルが貯まるJMB WAON等もある。
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これ単体よりは、陸マイラー御用達のカード、ソラチカカード (ANA To Me CARD PASMO JCB) が有名。ソラチカードはクレジットカード払いして貯めたポイントを、PAAMOやANAマイルに交換できる。PASMO自体の評価については、その他交通系の比較を参照。
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対象エリア (関西圏) では、10回以上同じ路線に乗ると、11回目から割引運賃 (10%引) で乗車できる。大阪メトロ等、常時10引となるお得な路線もある。クレジットカード一体型のPiTaPaには複数種類あり、それぞれ割引が異なる。自分がよく使う路線が含まれている場合は要検討。ポストペイ型。
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見るべき点はキャッシュバックの大きさと付帯サービスの質の2点。キャッシュバックについては還元率と貯まるポイントの種類が大事です。同じ還元率なら、1ポイントから交換できるカードと1000ポイントから交換できるカードだと前者のほうが使いやすいです。ポイントをためるなら、そのポイントが自分の普段の生活で使えるかが大事です。使えないポイントをためても無駄になるだけです。ズボラでポイントを管理するのが面倒だ、という人は、あらかじめ値引されるカードを選ぶとよいです。二枚以上持つなら、付帯サービスが強いカード (所謂ステータスカード) や、~専用のカードを用意するのもありです。クレジットカードから電子マネーやQR決済にチャージし、ポイント等を2重、3重に獲得する組み合わせは抑えておくとよいです。ここでは、地方限定のものは極力扱わず、日本全国どの都道府県にいてもメリットを享受できるものを選びます。
通常100円につき1楽天ポイントもらえる楽天カードシリーズがイチオシ。楽天市場のSPU、楽天市場での買い物で還元率上昇。ポイントは投信購入やEdyチャージ、支払金額からの割引等に使える。楽天ポイントは数あるポイントの中でも貯まりやすく使いやすいところが魅力。途上与信が厳しく、滞納等をすると解約になる可能性が大きい。
サービス面では、アメリカン・エキスプレスのプロパーカードがイチオシ。上限を一時的に無視してカード払いできるデポジットと、補償が魅力。年会費が多めにかかるので、特典を使い倒してなんぼのカード。忙しい人や海外によく行く人はプラチナ以上にしてコンシェルジェに丸投げしてしまうのもあり。
加筆中
P-One カード
ワイジェイカード
オリコカード
dカード
イオンカードセレクト
ビックカメラSuicaカード
ANA To Me CARD PASMO JCB
JALカード
ANAカード
スカイトラベラーカード
エポスカード
まじかドンペンカード
ライフカード
JCBカード
ダイナースクラブ・プレミアムカード
ラグジュアリーカード
外商カード
高還元率カード (リクルートカード等)
デザイン重視
参考