研究内容

個体レベルにおける動物の行動を「心理・神経メカニズム」「形態」「機能」の3つの視点から明らかにし、これら3者の関係として行動の進化を理解することを目指します。

ヒト以外の動物におけるこれら3者の関係を理解することで、動物を理解するだけでなく、生物としてのヒトの特異性と普遍性の理解に迫ります。

現在は以下の研究を行っています。

鳥類(カラス)の社会性・身体性に関する研究

1.行動の心理・神経メカニズム

- 個体間の競合や協力を支える心理・生理メカニズム

- 身体操作とその可塑性に関する感覚運動・神経メカニズム

2.行動と身体形態の関係

- クチバシ形態の機能的役割と制約

- 身体形態と他者認識の関係

3.行動の機能

- 羽づくろいの機能

- 集団における機能創発

など


当研究室への所属を希望される方へ

動物の行動研究は理学部や農学部などの理系でも行われていますが、当研究室は文学部・心理学専攻に所属しています。

人を含む動物の個体レベルの行動を実験・観察を通して定量的に研究する実験心理学の一分野として、当研究室(動物心理学・生物心理学)があります。

研究の性質上、生物学の様々な分野との関わりが深く、生物学の基礎知識は不可欠です。

研究室のメンバーは、文学部2年次からの進級者と、大学院(社会学研究科・心理学専攻)へ学内外からの進学者がいます。

当研究室での研究活動を希望される方はご相談ください。