慶應義塾大学文学部史学系日本史学専攻

Department of Japanese History, Faculty of Letters, Keio University

We appreciate your interest in our department. Keio University is a member of the 11 top research universities (RU11) in Japan, and our department is the main research institution on Japanese history here at Keio University.

 慶應義塾大学文学部古文書室所蔵史料

慶應義塾大学文学部の日本史学専攻は130年以上の伝統を有する専攻です。こちらでは本専攻の教員,研究会(ゼミ),提供科目に関する情報を提供しています。

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2024年度三田史学会大会 日本史部会プログラム

○ 期日:2024年6月22日(土)10:00開始

○ 会場:慶應義塾大学三田キャンパス西校舎512教室

(1) 平安時代における聖徳太子信仰言説の特色  公家 怜亮(慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程)

(2) 公武統一政権の成立と伝奏―永徳年間の公武関係を中心に  井村 浩輔(慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程)

(3) 日独学徒大会をめぐるメディア報道―山梨県下の愛郷愛国運動との接続  山本 晶子(慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程・日本学術振興会特別研究員(DC2))

(4) 世界恐慌後の政府介入と商品先物・現物市場の価格形成―大阪日次米価データの時系列解析  前田 廉孝(慶應義塾大学文学部准教授)

概要・沿革

 慶應義塾は1890(明治23)年に大学部を設置し,同年から文学科で「歴史」の講義が始まりました。日本史学専攻は以上の講義を嚆矢とし,130年以上の伝統を有する専攻です。文学科設置の「歴史」はドイツ出身のL・リースが担当し,リースから教えを受けた田中萃一郎が1904(明治37)年より専任教員として「国史」を担当しました。

 1910(明治43)年に文学科は文学・哲学・史学の3専攻へ分化し,1928(昭和3)年には国史学科が設けられました。国史学科は日本古代史・日本中世史・日本近世史の多様な研究を展開し,1938(昭和13)年には文学部史学科国史学専攻となりました。

 1949(昭和24)年の新制大学発足以降も本専攻は国史学専攻として存続し,1981(昭和56)年からは日本近代史まで研究の射程を延長しました。1992(平成4)年には国史学専攻から日本史学専攻へ改称し,現在は日本古代史2名 (十川陽一 准教授藤本誠 准教授)・日本中世史1名(中島圭一 教授)・日本近世史2名(浅見雅一 教授上野大輔 准教授)・日本近代史2名(小山幸伸 教授前田廉孝 准教授)が専任教員として多彩な研究・教育活動を展開しています。

※以上の記述作成に際しては,三宅和朗「日本史学専攻の歴史:基本姿勢の継承と研究・教育活動の発展」慶應義塾大学文学部創設百二十五年記念編集委員会編『慶應義塾大学文学部創設百二十五年』慶應義塾大学文学部,2015年,84-85頁を参考にしました。