家庭や中学・高校で教えられることがないからか、学生の皆さんからのメールは、一般的な社会常識に照らして失礼極まるものが多く、このまま社会に出てしまって大丈夫なのかと思わせるものが大半を占めています。家族や友人以外の他者に対して丁寧なメールを書くというスキルは、社会生活を営む上で必ず必要になります。ビジネス・メールの書き方に関する書籍を読むなど、自分自身でマナーを身に付けましょう。
標準的なメールの例
送信者:Taro Yamada <taro.yamada.**@dc. tohoku.ac.jp> ←大学の公式アカウントから送信する
日時:2021/11/22 21:35
宛先:Kazuharu Inoue
件名:オフィスアワーの申込みにつきまして ←具体的な件名を明らかにする
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井上先生 ←宛名を必ず書く
今学期の基幹刑事訴訟法を履修しております法科大学院2年の山田太郎(学生証番号******)です。←所属、学年、学生証番号を明示する
現在、講義の復習を進めておりますが、12月8日(水)午後4時30分からのオフィスアワーの枠を予約させていただきたく、ご連絡を差し上げました。具体的には、平成27年の司法試験の過去問(刑事系科目第2問)につき、答案を作成しようと考えておりますので、アドヴァイスをいただければと考えております。
ご多忙のところ恐縮ですが、どうぞよろしくお願い致します。
山田太郎 ←署名を必ず書く
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※ 教員からのメールに対しては、必ず確認の返信を出しましょう。教員とのメールのやりとりは、1.5往復(学生→教員→学生)が基本です。教員からメールを受信したら、エラーなく受信したことを確認する意味からも、「メールを拝受しました。ありがとうございました。」等、ごく簡潔でよいので、必ず返信を出しましょう。