タケギンポ

Pholis crassispina
(Temminck & Schlegel, 1845)

レア度:たまに見られる

形態:葛登支で見られるにょろにょろでは大きい部類に入り、体長25㎝くらいまでになる。ギンポによく似るが、本種では眼を通る褐色の横縞がはっきりしていること(ギンポは線の境界がやや不明瞭)、尾鰭が一様に黄色やオレンジであること(ギンポでは尾鰭後縁が白色か透明である)点で見分けることができる。手元に標本があるならば、本種の胸鰭鰭条数は13以下であること、さらに胸鰭は短く、頭長の1/3程度であることを確認できるとよい。

生息域:水深5m以浅の藻場などに主に生息する。

生態:待ち伏せ型の捕食者で、ヨコエビやワレカラといった小型甲殻類を主な餌とする(Yamada et al., 2010)。

その他:褐藻の中に潜んでいることが多く、鰭がオレンジだったり、眼がくりくりしていたりするため、北海道の魚種の中ではかなり写真映えする方だとおもう。飼育下で人工飼料は殆ど食べないグルメ。活ヨコエビ・活ゴカイのほか、殻をむいた小さいヤドカリを食べる。お腹がすいていればアルテミア・冷凍ヨコエビでも妥協。

2018年11月 木戸
2020年8月@臼尻 大友褐藻からひょっこり
2020年10月 大友
2020年11月 深澤 水槽で飼育している個体
名前はニョロニョロ
2020年11月 深澤 ニョロニョロ
2020年11月 深澤 ニョロニョロ
2020年11月 深澤 激しいニョロニョロ
2021年11月2日 藤本水槽の中でヨコエビを頬張るニョロニョロちなみにその辺のモエビから奪った
2021年11月2日 藤本そしてこの顔である
2020年1月 深澤 若干大きくなったニョロニョロ
2020年1月 深澤 ニョロニョロの子分、ニョロニョ
2020年1月 深澤 ニョロニョニョロニョロより小さく柄が薄い
2020年1月 深澤 仲良くニョロニョロ
2020年1月 深澤 仲良くニョロニョロ
2020年1月 深澤 貴重なあくびショット
2022年1月 とみよし卵保護中 驚かしてすまん
2022年3月20日 とみよし

引用文献: