シラウオ

Salangichthys microdon (Bleeker, 1860)

レア度:たまに見られる

形態:生時は体が透明で、腹鰭あたりにある銀色の鰾が目立ち、腹面に沿って黒い点が並ぶ。死ぬと体は全体に白濁する。頭は小さく、吻はやや前に尖り、下顎は上顎よりも少し前にでるしゃくれ顔。背鰭は体の中央に1基持つ。その背鰭の後ろに小さな脂びれがあり、これによってサケ目に含まれる。尾鰭は真ん中がくぼむ二叉型。ハゼ科のシロウオ Leucopsarion petersii とよく混同されるが、シロウオは尾鰭の後端は弱く切れ込む湾入型で、脂びれはないことで識別できる。ちなみに、シロウオも道南には生息する…はず。

生息域:

生態:

その他:北海道のレッドデータブックでは、「希少種(R)」として掲載されている(北海道, 2018)。虹色に輝く人呼んでゲーミングフィッシュ。撮影後は葛登支にお帰りいただきました。

2020年11月 りった
2020年12月 大友
2020年12月 大友各ひれの様子、真ん中背中側が脂びれ
2020年12月 大友下顎は上顎より少しだけ前にでる

引用文献:

  1. 北海道庁 (2018). 北海道レッドリスト【魚類編】改訂版(2018年). URL: http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/skn/yasei/tokutei/rdb/list2018_gyorui.htm (2020年11月29日、訪問)