レア度:たまに見られる
形態:ギスカジカによく似るが、体がやや細長いこと、頭部も細長くやや縦扁する(幅方向につぶれる)こと、眼隔域がやや狭くへこむことで識別できる。こうしたことから、本種はギスカジカよりも尖ったいかつい顔をしているような印象がある。体色は個体によって大きく異なるが、多くは緑褐色あるいは黒褐色で、体表、とくに胴部の腹面近くにゴマ粒大の白点が散在する。最大40㎝程度になるが、葛登支で見られるのは幼魚もしくは20㎝くらいの個体。
生息域:北海道周辺に分布し、特に道東に多いとされる。
生態:産卵期は冬。ギスカジカよりも俊敏によく逃げる。
その他:冬には漁港からの投げ釣りでよく釣れる。大きめの個体を丸ごと鍋にすると非常においしい。